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久しぶりに池袋のフィリピンバーに行きました。
最後に行ったのは、1年以上前です。
「本当に久しぶりだね」
客は私だけ。店もママさんだけで、女の子はいない。
「来るはずだったんだけど、急に熱が出たって」
「コロナじゃない?」
「ハハハ、そうかも」
「ママはかからなかった?」
「私は大丈夫。でも、お客さんはたくさんかかったよ」
「なんか、最近は普通の風邪みたいな感じだよね」
「これ、まだ残っている」
なんと、1年以上前のスコッチのボトルをまだ取っておいてくれていました。
「今日は、昼間、マッサージやったよ」
「マッサージ、よくやってもらうの?」
「ちがう、ちがう。私がしてあげたの」
「ああ、そういえば勉強してるって言ってたね」
「やっとライセンスがとれて、今月から営業してる」
「いくら?」
「今は1時間5000円。始めたばかりだから。1か月したら8000円もらうつもり」
「コロナのおかげで、ライセンスとれたよ。店閉めててヒマだったから」
「お金もらったの? 協力金だっけ?」
「もらった。すごく助かった」
このお店は、雑居ビルの5階で、カウンター6席と、テーブルが2つの狭い店です。なので、賃貸料も12万円ほど。ママさんとアルバイト2人ぐらいでやっています。
休業とか時短営業の期間は、要請に従えば、協力金がもらえたのですね。
「最初は1日5万円だった。そのあと少し下がったりしたけど、いちばん最近は1日2万5000円」
「へえ、じゃあ、営業するより儲かったんじゃない?」
「そうそう。時間もあるし、お金ももらえたから、マッサージのライセンスがとれた」
「大きい店はそんな金額じゃやってられないよね」
協力金は店の規模にかかわらず、一律だったはずです。
「大きい店はつぶれたところが多い」
すると、若い女性がやってきました。
「さっき、電話で呼んだの。別の店の子だけど、そっちがヒマだからって」
お店同士で女の子を融通しあっているようです。
「はじめまして」
「日本語、うまいね」
「もう10年住んでますから」
「何歳のときに来たの?」
「16歳。高校卒業してすぐ来ました」
フィリピンは義務教育機関が日本より短いので、高卒年齢も若いのです。母親が日本人と再婚して日本に住んでいたので、家族呼び寄せビザで来たらしい。人生いろいろです。
「そういえば、大統領が変わったね」
「ボンボン・マルコスね。これからフィリピンはもっとよくなるよ」
二人ともマルコス支持のようです。
「マルコスっていいの?」
「うん。お父さんが偉かったからね」
私には独裁者のイメージしかないのですが…。
「マルコスはたくさん仕事したよ」
「アキノは?」
「あれはダメ。何もしなかった。あのあとフィリピンはどんどん悪くなった」
「マルコスは亡命したよね?」
「アメリカが勝手にハワイに連れてった。家族はみんな苦労したらしいよ」
「ドゥテルテもよく頑張った」と女の子。
「昔のマニラは、夜、女の子は危なくて出歩けなかったけど、今は大丈夫。不良をドゥテルテがみんなつかまえたから」
「麻薬も取り締まったよね」
「酔っ払い運転もなくなったよ」
「前はつかまっても警官にわいろをやっておわりだったけど、ドゥテルテはブタ箱に入れたから」
あれやこれや話していると、ママのスマホが鳴りました。お客さんが来るようです。残っていたスコッチもなくなったので、切り上げることに。
5人の団体さんと入れ替わりに店を出ました。
リモートワークが多いので、次にいつ行けるかはわかりません。
最後に行ったのは、1年以上前です。
「本当に久しぶりだね」
客は私だけ。店もママさんだけで、女の子はいない。
「来るはずだったんだけど、急に熱が出たって」
「コロナじゃない?」
「ハハハ、そうかも」
「ママはかからなかった?」
「私は大丈夫。でも、お客さんはたくさんかかったよ」
「なんか、最近は普通の風邪みたいな感じだよね」
「これ、まだ残っている」
なんと、1年以上前のスコッチのボトルをまだ取っておいてくれていました。
「今日は、昼間、マッサージやったよ」
「マッサージ、よくやってもらうの?」
「ちがう、ちがう。私がしてあげたの」
「ああ、そういえば勉強してるって言ってたね」
「やっとライセンスがとれて、今月から営業してる」
「いくら?」
「今は1時間5000円。始めたばかりだから。1か月したら8000円もらうつもり」
「コロナのおかげで、ライセンスとれたよ。店閉めててヒマだったから」
「お金もらったの? 協力金だっけ?」
「もらった。すごく助かった」
このお店は、雑居ビルの5階で、カウンター6席と、テーブルが2つの狭い店です。なので、賃貸料も12万円ほど。ママさんとアルバイト2人ぐらいでやっています。
休業とか時短営業の期間は、要請に従えば、協力金がもらえたのですね。
「最初は1日5万円だった。そのあと少し下がったりしたけど、いちばん最近は1日2万5000円」
「へえ、じゃあ、営業するより儲かったんじゃない?」
「そうそう。時間もあるし、お金ももらえたから、マッサージのライセンスがとれた」
「大きい店はそんな金額じゃやってられないよね」
協力金は店の規模にかかわらず、一律だったはずです。
「大きい店はつぶれたところが多い」
すると、若い女性がやってきました。
「さっき、電話で呼んだの。別の店の子だけど、そっちがヒマだからって」
お店同士で女の子を融通しあっているようです。
「はじめまして」
「日本語、うまいね」
「もう10年住んでますから」
「何歳のときに来たの?」
「16歳。高校卒業してすぐ来ました」
フィリピンは義務教育機関が日本より短いので、高卒年齢も若いのです。母親が日本人と再婚して日本に住んでいたので、家族呼び寄せビザで来たらしい。人生いろいろです。
「そういえば、大統領が変わったね」
「ボンボン・マルコスね。これからフィリピンはもっとよくなるよ」
二人ともマルコス支持のようです。
「マルコスっていいの?」
「うん。お父さんが偉かったからね」
私には独裁者のイメージしかないのですが…。
「マルコスはたくさん仕事したよ」
「アキノは?」
「あれはダメ。何もしなかった。あのあとフィリピンはどんどん悪くなった」
「マルコスは亡命したよね?」
「アメリカが勝手にハワイに連れてった。家族はみんな苦労したらしいよ」
「ドゥテルテもよく頑張った」と女の子。
「昔のマニラは、夜、女の子は危なくて出歩けなかったけど、今は大丈夫。不良をドゥテルテがみんなつかまえたから」
「麻薬も取り締まったよね」
「酔っ払い運転もなくなったよ」
「前はつかまっても警官にわいろをやっておわりだったけど、ドゥテルテはブタ箱に入れたから」
あれやこれや話していると、ママのスマホが鳴りました。お客さんが来るようです。残っていたスコッチもなくなったので、切り上げることに。
5人の団体さんと入れ替わりに店を出ました。
リモートワークが多いので、次にいつ行けるかはわかりません。
その後、隣の隣の駅のスナックにしばらく行ってましたが、時間制でコスパが良くないと思い、行かなくなりました。