犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

斎藤vs田中

2011-09-10 23:26:32 | 日々の暮らし(帰任以後、~2015.4)

 今日、たまたまテレビをつけたら日本ハム-楽天戦をやっていました。巨人戦以外、あまり興味はないのですが、日ハムの投手がルーキーの斎藤佑樹だったので、そのまま見始めました。

 すると楽天の投手がなんと田中将大であることに気づきました。5年前の甲子園決勝戦の再現ではありませんか。

 解説を聞いていると、斎藤がプロ入りして初めての、田中との直接対決(5年ぶり)ということで、急遽テレビ中継することになったんだそうです。

 5年前といえば私はソウルに駐在中。そして、すでにこのブログを書き始めていた。

 過去の記事を探してみると、ありました。5年も続けていると、日記のような感じで過去を振り返ることができて、便利なことがあります。

 記事では軽く触れているだけですが(→リンク)、このときの決勝戦(延長15回引き分けの末の再試合)は歴史に残る名勝負でした。

 その後、田中はプロに進んで、今や球界を代表する投手となり、斎藤のほうは早稲田大学に進んで、六大学のリーグ優勝、早稲田の大学日本一に貢献するとともに通算31勝323奪三振という素晴らしい成績を残して、今年プロ入り。

 プロに入ってからの斎藤は、ストレートはそれほど速くないけれど、打者との駆け引きがうまく、切れのいいスタイダーでゴロに打ち取るピッチング。解説者から「30歳ぐらいのピッチャーみたい」と皮肉まじりの評をもらうような老練なピッチング。

 今回の中継の中で解説者が紹介してくれましたが、斎藤が高卒ですぐにプロ入りしなかったことについて、

「自分には大学の4年間が必要だった。甲子園では自分は覚醒していて、自分の実力以上の力を出して勝った。本当にプロで通用するかどうか、大学で考えようと思った。大学で活躍できなければプロで通用するはずがない。大学で、実力をつけて、プロに入る自信が持てた」

と語ったそうです。

 18歳、あるいは22歳にしてこれだけ冷静な自己分析ができるというのは、ただ者じゃないですね。

 今回、田中との直接対決では敗れましたが、6回までに4点を失いながら、(たぶん志願して)完投したのは立派。

 これからも長いプロ生活で、二人はライバルとして数々の名勝負を見せてくれるでしょう。今から楽しみです。


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2 コメント

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持っているもの (トムヤム)
2011-09-12 17:21:39
斎藤佑樹は4年のシーズンは東大戦で敗北投手
となり、勝ち星も6回くらいまで投げて大石に
リリーフしてもらってましたから、3年以降の
斎藤は並みの投手です。

巨人の澤村くらいの実力があれば、今後長らく
活躍できると思いますが、斎藤にはそれだけ
の実力はないでしょう。

斎藤人気で大切に使ってもらっていますが、
それも今年まで。来期以降は1軍に残れるか
どうか、運だけでは難しいと予想します。
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解説者 (犬鍋)
2011-09-14 23:18:07
早めに引退して、名解説者にはなれるかも。
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