東亜日報のコラムにこんなのがありました。(→リンク)
◆赤トンボは、「セクシー」な昆虫だ。名前から漂うニュアンスもさることながら、頭や胴体、尻尾を流れる赤色がセクシーだ。何より、赤トンボは頻繁に交尾をする。ある詩人は、赤トンボの交尾に、「空中セックス」という名前をつけたりもした。
これ,翻訳で読んでもわからないだろうなあ(→韓国語版)。
赤トンボは韓国語でコチュ・チャムジャリ。
コチュは唐辛子ですから,「唐辛子トンボ」ですね。
この名前からどんなニュアンスが漂うのか。以前書いたことがありますが,コチュは男性器という意味もあります(→リンク)。そしてチャムジャリは,チャムが寝ること。チャリが場所。すなわち「寝床」です。
ですから,赤トンボは「オチンチンの寝床」。
ニュアンスどころじゃない,モロです。放送禁止用語に指定してもいいかもしれない。
韓国人にとって,あの大きな目玉はさしずめ金の玉に見えるのでしょう。
ところで,「野生動植物の保護」のために「赤トンボを捕まえた人には100万ウォンの過料金を科す」というのは,いかがなものか。子どもがちょっと虫をとったぐらいで絶滅するわけがないし,だいいちソウルの子どもたちは,ちっとも昆虫に興味がない。
フランス文学者で,ファーブル昆虫記の訳者,虫屋(昆虫コレクター)にして日本昆虫協会会長は,「虫の春秋」(集英社文庫)で次のように書いている。寺田寅彦の随筆やヘルマン・ヘッセの「少年の日の思い出」の一節を引いたあと,
昆虫は羽があって逃れ去る美そのものである。その美を発見し,それに激しい憧れを抱き,それをつかまえようとすること。美の実感,美の手触りが大切なのである。美は鱗粉に覆われ,繊細な毛が生えている。虫捕りは無益の殺生に見えるけれど,こうした情熱の瞬間をもつことが,人間的な根本の感情を形成するために必要なのである。そしてまた少年時代にこういう鋭い喜びを持つことは,人生最大の幸福の一つに数えてよいであろうと思う。この喜びは,その後昆虫と接し続け,自然を知る事が深くなっていくにつれて,最初の輝くような幸福感から,自然に対する愛と畏敬の念に変わっていく。
韓国で昆虫を増やすにはまず,子どもに昆虫採集という健全な「夏休みの宿題」を根付かせることにあるのではないでしょうか。
東亜日報の続き。
赤トンボのみではない。保護野生動植物にはリスも入っている。登山客たちが栗やどんぐりを取りあさるせいで、瀕死の状態に追い込まれている上、野良猫に食われ、その数が急激に減っているという。
この原因分析も,ちょっと違うんじゃ。
「蝶は網でとれば減ってしまう」という意見がある。「マニア,業者の乱獲が絶滅の原因」と信じ込んでいる人が多い。しかしこれは,庭に小鳥が来なくなったのは,自分が家を建て増しして木を伐ったからなのであることをタナにあげて「最近小鳥が減ってしまったのはお隣の猫が捕ったからだ」と言いたてるのに似ている。
棲息地がごく限られているものを大勢でとりまくる場合を除いて,蝶は網でとったぐらいでは減るものではない。自然林があればそこに棲む蝶の数は膨大なもので,たまたま採集者の網に入った蝶などというのは,交通事故にあったようなものなのである。この点で,鳥や獣と昆虫では,繁殖率のケタが違うことを忘れている人が多い。虫は棲息環境さえ整えば,それこそツクダ煮にするほど発生するものなのである。
同じ著者の別の本に,「たいそう珍奇で高価な昆虫を求めてやってきた外国人が,現地にいって懸賞金をかけると,あっというまに破産するほど集まる」というのもありました。
なお奥本大三郎は,すでに一度紹介したことがありますが(→リンク),昆虫の蒐集が嵩じて,自宅を「ファーブル昆虫館」という無料の博物館にしてしまった人。
最新の画像[もっと見る]
- 反射利益 2時間前
- 法官ショッピング? 2日前
- 内乱首魁は日帝残滓 2日前
- 尹大統領の国民向けメッセージ(全文) 4日前
- 64歳の誕生パーティー 6日前
- 尹大統領・与党、支持率回復の怪 1週間前
- 幻のダイヤモンド富士 1週間前
- 幻のダイヤモンド富士 1週間前
- 中国系ロマンス・投資詐欺の手口⑥ 2週間前
- 中国系ロマンス・投資詐欺の手口⑤ 2週間前
赤とんぼ(コチュ・チャムジャリ)を日本語で何と呼ぶのか。
答えはパンツです。韓国ではパンツをペンティと呼んでいますが パンツという面白い発音から多くの韓国人がパンツという日本語の言葉を知っているので正解がパンツだと爆笑します。
どうしてパンツなのかそれはコチュは韓国語で男性の性器を表して、チャムは寝るという意味でチャムジャリという意味は寝床という意味です。だから男性の性器が寝るところつまりパンツなのです。
>韓国ではパンツをペンティ
韓国で初めて健康診断を受けたとき、ロッカールームで
「ペンティも脱ぐんだろうか」
と年配のアジョシに聞かれ、
「女装趣味のあるおっさんか」
と、びっくりしました。