写真:『帝国の慰安婦』韓国語版(教保文庫より)
5月4日の中央日報に出た記事です。
【時論】韓日歴史和解5カ年計画を作ろう(日本語版、韓国語版)
執筆者は、世宗大学国際学部教授の朴裕河(パク・ユハ)。
言うまでもなく、『帝国の慰安婦』の著者です。
『帝国の慰安婦』は2013年7月に韓国で刊行され、1年後にナヌムの家に住む9人の元慰安婦から(実質的にはナヌムの家の安信権所長から)名誉棄損で告発され、出版差し止め、損害賠償を求める民事訴訟、刑事訴訟が提起されました。
刑事裁判は2017年1月に一審で無罪判決、10月の控訴審で逆転有罪判決。大法院(最高裁)での上告審はその後、放置され、いつ判決が出るのかわかりません。
裁判の経過については、当ブログでも繰り返しお伝えしてきました(リンク)。
この間、朴教授は、韓国の通説と異なる見解を述べたとして魔女狩りの対象となっていました。
政権が代わるこの時期に、大手新聞に記事を執筆する機会が与えられたことに、時代の変化を感じます。
記事にあるとおり、日韓関係改善は、大統領が変わったからといって急ぐべきものではなく、まずは問題に対する正しい理解が必要です。
『帝国の慰安婦』裁判では、「著者の主張は間違っているが、学問の自由は守るべきだ」と言って朴教授を擁護する人がいます。
問題は、慰安婦問題についての韓国の通説、すなわち「強制連行され、性奴隷にされた、20万人の少女」という認識が間違っているということです。
政権が代わって、いずれ下される大法院の判決では、朴教授に無罪判決が下されることだけでなく、慰安婦に関する韓国の通説にも見直す余地がある、ということを明示してほしいと思います。
5月4日の中央日報に出た記事です。
【時論】韓日歴史和解5カ年計画を作ろう(日本語版、韓国語版)
執筆者は、世宗大学国際学部教授の朴裕河(パク・ユハ)。
言うまでもなく、『帝国の慰安婦』の著者です。
『帝国の慰安婦』は2013年7月に韓国で刊行され、1年後にナヌムの家に住む9人の元慰安婦から(実質的にはナヌムの家の安信権所長から)名誉棄損で告発され、出版差し止め、損害賠償を求める民事訴訟、刑事訴訟が提起されました。
刑事裁判は2017年1月に一審で無罪判決、10月の控訴審で逆転有罪判決。大法院(最高裁)での上告審はその後、放置され、いつ判決が出るのかわかりません。
裁判の経過については、当ブログでも繰り返しお伝えしてきました(リンク)。
この間、朴教授は、韓国の通説と異なる見解を述べたとして魔女狩りの対象となっていました。
政権が代わるこの時期に、大手新聞に記事を執筆する機会が与えられたことに、時代の変化を感じます。
記事にあるとおり、日韓関係改善は、大統領が変わったからといって急ぐべきものではなく、まずは問題に対する正しい理解が必要です。
『帝国の慰安婦』裁判では、「著者の主張は間違っているが、学問の自由は守るべきだ」と言って朴教授を擁護する人がいます。
問題は、慰安婦問題についての韓国の通説、すなわち「強制連行され、性奴隷にされた、20万人の少女」という認識が間違っているということです。
政権が代わって、いずれ下される大法院の判決では、朴教授に無罪判決が下されることだけでなく、慰安婦に関する韓国の通説にも見直す余地がある、ということを明示してほしいと思います。
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