台南から、高雄のホテルに戻ったのは、8時前でした。
私の業務はこの日で終わり、翌日は日本に帰国します。もう一人の出張者は、翌日以降も仕事があって、その準備をしなければならないというので、私だけ、もう一軒飲みに行くことにしました。
といっても、高雄は初めてで地理がわからない。ネットで検索し、日本語が通じそうな飲み屋を探し、タクシーで行きました。
経営者は日本人で、日本人の駐在員や観光客を相手にしている店のようです。女の子が3~4人いて、客の向かいの席で話し相手になってくれます。
最初に私の前に来た女性は、日本語が完璧でした。
「日本語上手だね。日本語能力試験は受けた?」
「はい、1級を持ってます」
「すごい!」
「大学で日本語を専攻していたので…」
「どうりでうまいと思った。昼は何の仕事しているの?」
「言うの恥ずかしいんですけど…。日本語を教えています。でも、もっと日本語力を伸ばしたくて、ここで会話の練習をしています」
「へえ! 生徒は学生?」
「大学生もいますし、社会人もいます」
「こんど、JLPT(日本語能力試験)があるよねえ」
「はい、私の生徒も受けます。4級と3級が多いですけど」
しばらくして、私よりも前に来ていたお客さんが帰り、私のテーブルに別の女の子が来ました。同じ女性がずっといるのではなく、ローテーションのようです。
「こんばんは」
こんどの女の子は、先ほどの子より若く見えます。でも、日本語はたどたどしい。
「私、こんど、日本に行くんです」
「旅行? 留学?」
「いえ、ワーホリで」
「ふーん、どんな仕事するの?」
「友だちが原宿でアイスクリーム屋さんをやっていて、そこで働きます」
「日本語はどうやって覚えたの?」
「メイドカフェで、日本人のご主人さまから習いました」
(!!!)
「メイドカフェって、日本の?」
「いえ、高雄にもあるんですよ。お客さんは、台湾人も日本人もいます」
メイドカフェが海外進出しているとは知りませんでした。
「アイスクリーム屋さんは、給料が安いから、家賃や食費払うのに、足りないと思うんです。だから、夜は日本のメイドカフェで働きたいんですけど、そのためには日本語をもっと上手にならないと…」
メイドカフェについては全くわからないのですが、もしかしたら、外国人のメイドは希少価値があって、人気がでるかもしれません。
私の業務はこの日で終わり、翌日は日本に帰国します。もう一人の出張者は、翌日以降も仕事があって、その準備をしなければならないというので、私だけ、もう一軒飲みに行くことにしました。
といっても、高雄は初めてで地理がわからない。ネットで検索し、日本語が通じそうな飲み屋を探し、タクシーで行きました。
経営者は日本人で、日本人の駐在員や観光客を相手にしている店のようです。女の子が3~4人いて、客の向かいの席で話し相手になってくれます。
最初に私の前に来た女性は、日本語が完璧でした。
「日本語上手だね。日本語能力試験は受けた?」
「はい、1級を持ってます」
「すごい!」
「大学で日本語を専攻していたので…」
「どうりでうまいと思った。昼は何の仕事しているの?」
「言うの恥ずかしいんですけど…。日本語を教えています。でも、もっと日本語力を伸ばしたくて、ここで会話の練習をしています」
「へえ! 生徒は学生?」
「大学生もいますし、社会人もいます」
「こんど、JLPT(日本語能力試験)があるよねえ」
「はい、私の生徒も受けます。4級と3級が多いですけど」
しばらくして、私よりも前に来ていたお客さんが帰り、私のテーブルに別の女の子が来ました。同じ女性がずっといるのではなく、ローテーションのようです。
「こんばんは」
こんどの女の子は、先ほどの子より若く見えます。でも、日本語はたどたどしい。
「私、こんど、日本に行くんです」
「旅行? 留学?」
「いえ、ワーホリで」
「ふーん、どんな仕事するの?」
「友だちが原宿でアイスクリーム屋さんをやっていて、そこで働きます」
「日本語はどうやって覚えたの?」
「メイドカフェで、日本人のご主人さまから習いました」
(!!!)
「メイドカフェって、日本の?」
「いえ、高雄にもあるんですよ。お客さんは、台湾人も日本人もいます」
メイドカフェが海外進出しているとは知りませんでした。
「アイスクリーム屋さんは、給料が安いから、家賃や食費払うのに、足りないと思うんです。だから、夜は日本のメイドカフェで働きたいんですけど、そのためには日本語をもっと上手にならないと…」
メイドカフェについては全くわからないのですが、もしかしたら、外国人のメイドは希少価値があって、人気がでるかもしれません。
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