犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

ヤクルトは薬ルト?

2022-04-16 23:52:51 | 日々の暮らし(2021.2~)
 少し前のことですが、同居している孫が保育園で胃腸炎ウイルスをもらってきて、5人家族が全滅しました。

 嘔吐、発熱、下痢など症状はさまざまですが、症状が長引かなかったのは幸いでした。

 娘の夫(フィリピン人)の症状は吐き気。

 娘がスーパーでヤクルトを買ってきました。

「ヤクルトなんて、珍しいもの買ってきたね」

 うちでヤクルトを飲む習慣はありません。

「D(夫の名)に頼まれたの。フィリピンでは薬代わりに飲むんだって」

「ふーん、ヤクルトって、フィリピンにもあるんだ。まあお腹にはよさそうだけど、ウイルス性胃腸炎に効くかなあ」


 ヤクルトは韓国やタイにもあって、韓国駐在時、タイ出張時にオフィスでヤクルトおばさんの姿を見ました。フィリピンにもあるようです。

 調べてみると、フィリピンには1978年に進出していて、40年以上の歴史があるそうです。ヤクルトが進出している世界40か国(地域)の中で、台湾、ブラジル、香港、韓国、タイに次いで古いとのこと。2018年末現在3623人のヤクルトレディがいて、一日当たり320万本の販売量は、海外では中国、インドンネシア、メキシコに次ぎ世界4位。タイや韓国を上回っている。

 販売価格は1本20円

「ヤクルト」は、医薬品を購入する余力のない低所得層にとって安価な栄養食品であり、庶民の強い味方として知名度も高まっている。 (リンク

 こんなページもありました。

小野瀬さん
 日本と大きく異なる点として、こちらでは食中毒や赤痢、腸チフスなどに日常的にかかりやすい現状があります。行政機関や病院に許可をいただいて、そうした患者さんにヤクルトを無償提供する活動をしています。下痢が止まらなかった患者さんでも、飲み始めて症状が改善したとの事例も多く聞かれます。こうしてヤクルトの効能効果を実体験している方が多く、それが口コミでも伝わっているようです。感謝状もたくさんいただいています。(
リンク

 ヤクルトが薬代わりに飲まれて効果を上げている、というのは事実のようです。

 Dもヤクルトを飲んだ翌日に、吐き気はピタッと止まりました。まあ、即効性があるとは思えないので、「信じたから効いた」、プラシーボ効果(偽薬効果)という面が多分にあると思いますが。

 なお、韓国のヤクルトについては以前書いたことがあります。(リンク

 あらためてホームページを見ると、ジャパンマスキング(日本隠し)がさらに進んで、去年の3月に社名を韓国ヤクルトからhy(エイチワイ)に変更していました。

 時期から考えると、No Japan(日本製品不買運動)から逃れるためだったのかもしれません。

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