最近、韓国の報道でコムスワンバクという言葉をよく目にします。
検察捜査権完全剝奪法案を短く縮めたもので、与党共に民主党が現国会で立法を目指している法案です。
どのような法案かというと、検察から捜査の権限を完全に奪ってしまおうというもの。
文政権が進めている「検察改革」の総仕上げです。
目的はただ一つ、文在寅大統領の投獄を阻止すること。
文政権と与党ともに民主党は、これまでも検察の権限を縮小する制度改革を行い、大統領や国会議員などの「高位公職者」に対する捜査権限を検察から剥奪しました。
現在、検察には6大犯罪(腐敗・経済・公職者・選挙・防衛事業・大型惨事)に限って捜査権をもっていますが、これもすべて剥奪し、検察に一切の捜査ができないようにしようというのです。
これらの犯罪の捜査は、警察と別途に設ける捜査専門機関に任せ、検察は捜査のあとの「起訴」のみを行う機関にする計画です。
次期大統領になることが決まっている尹錫悦は、もと検察総長。検察弱体化につながるこの法案には当然反対です。
国会で絶対多数を握っている与党は、この法案の成立が尹錫悦の就任よりあとにずれこむと、「拒否権」を行使されてしまうので、なんとか文大統領の任期中に法案を成立させようとしているわけです。
文大統領は、尹錫悦政権になると、これまでの様々な疑惑が検察の厳しい追及を受け、李明博や朴槿恵など歴代大統領と同様に投獄される可能性が高い。
だから大統領自身も、この法案の一刻も早い成立を願っています。
ただ、法案の目的が自己保身であることが見え見えですから、果たして世論の支持が得られるかどうかは微妙。
法案の行方から目が離せません。
中央日報4月13日
韓国巨大与党、政権末に暴走…「検察捜査権完全剥奪」立法手続き強行
検察捜査権完全剝奪法案を短く縮めたもので、与党共に民主党が現国会で立法を目指している法案です。
どのような法案かというと、検察から捜査の権限を完全に奪ってしまおうというもの。
文政権が進めている「検察改革」の総仕上げです。
目的はただ一つ、文在寅大統領の投獄を阻止すること。
文政権と与党ともに民主党は、これまでも検察の権限を縮小する制度改革を行い、大統領や国会議員などの「高位公職者」に対する捜査権限を検察から剥奪しました。
現在、検察には6大犯罪(腐敗・経済・公職者・選挙・防衛事業・大型惨事)に限って捜査権をもっていますが、これもすべて剥奪し、検察に一切の捜査ができないようにしようというのです。
これらの犯罪の捜査は、警察と別途に設ける捜査専門機関に任せ、検察は捜査のあとの「起訴」のみを行う機関にする計画です。
次期大統領になることが決まっている尹錫悦は、もと検察総長。検察弱体化につながるこの法案には当然反対です。
国会で絶対多数を握っている与党は、この法案の成立が尹錫悦の就任よりあとにずれこむと、「拒否権」を行使されてしまうので、なんとか文大統領の任期中に法案を成立させようとしているわけです。
文大統領は、尹錫悦政権になると、これまでの様々な疑惑が検察の厳しい追及を受け、李明博や朴槿恵など歴代大統領と同様に投獄される可能性が高い。
だから大統領自身も、この法案の一刻も早い成立を願っています。
ただ、法案の目的が自己保身であることが見え見えですから、果たして世論の支持が得られるかどうかは微妙。
法案の行方から目が離せません。
中央日報4月13日
韓国巨大与党、政権末に暴走…「検察捜査権完全剥奪」立法手続き強行
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