TOPのご主人が、手作りの豚皮揚げを納入する先として、高田馬場以外に大塚もあるということを聞きました。
大阪からの出張の帰り、スマホで「大塚 ミャンマー料理」と検索すると、複数出てきました。師走の寒さの中、駅に近いところがいいか、と思って行った先がシエルでした。
大塚駅北口の線路沿いを少し歩くと、すぐに見つかりました。ホームページでは、「ミャンマー家庭料理」と謳っていたので、扉を開けた瞬間、店を間違えたと思いました。中の造りがスナックというか、クラブみたいな雰囲気。
「あれっ? ここ、ミャンマー料理屋さんですよね」
「そうですよ。どうぞ」
迎えてくれたのが、美しいママさん。ミャンマーレストランに似つかわしくない妖艶さです。
先客はうら若い女性2人。ミャンマー語で会話していました。
「ここ、飲み屋なんですか」
「お酒もありますけど、料理もたくさんありますよ。料理には自信があります」
とりあえず、豚の耳の和え物に、ミャンマービールを頼みました。
「シエルってどういう意味ですか」
「ああ、specialのシエルです」
「はっ? ああ、シャルね」
吉祥寺のことをジョージ、池袋のことをブクロと略すのと同じ方式の略語のようです。
話を聞くと、ママさんがここをやるようになってからはまだ2年ほどのようですが、お店はその前からあったとか。今の内装は、前のオーナーの趣味のようです。
6席ほどのカウンターの後ろに、テーブル席が4つ。新宿・職安通りのコリアンバー・アイを思わせます。ただ、普通のカウンターバーと違うのは、つまみ・食事のメニューが充実しているところ。
お客さんはミャンマー人が多いそうですが、常連の日本人もいるとか。
値段は生ビールが400円で、ミャンマービール(缶)が500円と、高田馬場の店と同じぐらい。カラオケもあるので、歌好きにはいいかもしれません。
最近ミャンマー語を勉強している、などとママさんと話していると、隣のミャンマー女性たちが話しかけてきました。日本語も上手。留学生のようです。しばらくすると、もう一人のお友だちが合流。常連さんのようですね。
高田馬場の、あまりに家庭的なお店とはちょっと違った雰囲気の、いい飲み屋を見つけました。これから通うことになりそうです。
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