犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

大塚のミャンマー・バー

2013-12-23 23:01:52 | ミャンマー

 TOPのご主人が、手作りの豚皮揚げを納入する先として、高田馬場以外に大塚もあるということを聞きました。

 大阪からの出張の帰り、スマホで「大塚 ミャンマー料理」と検索すると、複数出てきました。師走の寒さの中、駅に近いところがいいか、と思って行った先がシエルでした。

 大塚駅北口の線路沿いを少し歩くと、すぐに見つかりました。ホームページでは、「ミャンマー家庭料理」と謳っていたので、扉を開けた瞬間、店を間違えたと思いました。中の造りがスナックというか、クラブみたいな雰囲気。

「あれっ? ここ、ミャンマー料理屋さんですよね」

「そうですよ。どうぞ」

 迎えてくれたのが、美しいママさん。ミャンマーレストランに似つかわしくない妖艶さです。

 先客はうら若い女性2人。ミャンマー語で会話していました。

「ここ、飲み屋なんですか」

「お酒もありますけど、料理もたくさんありますよ。料理には自信があります」

 とりあえず、豚の耳の和え物に、ミャンマービールを頼みました。

「シエルってどういう意味ですか」

「ああ、specialのシエルです」

「はっ? ああ、シャルね」

 吉祥寺のことをジョージ、池袋のことをブクロと略すのと同じ方式の略語のようです。

 話を聞くと、ママさんがここをやるようになってからはまだ2年ほどのようですが、お店はその前からあったとか。今の内装は、前のオーナーの趣味のようです。

 6席ほどのカウンターの後ろに、テーブル席が4つ。新宿・職安通りのコリアンバー・アイを思わせます。ただ、普通のカウンターバーと違うのは、つまみ・食事のメニューが充実しているところ。

 お客さんはミャンマー人が多いそうですが、常連の日本人もいるとか。

 値段は生ビールが400円で、ミャンマービール(缶)が500円と、高田馬場の店と同じぐらい。カラオケもあるので、歌好きにはいいかもしれません。

 最近ミャンマー語を勉強している、などとママさんと話していると、隣のミャンマー女性たちが話しかけてきました。日本語も上手。留学生のようです。しばらくすると、もう一人のお友だちが合流。常連さんのようですね。

 高田馬場の、あまりに家庭的なお店とはちょっと違った雰囲気の、いい飲み屋を見つけました。これから通うことになりそうです。


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