犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

お酒解禁

2019-04-06 23:00:36 | 介護生活
 妻の退院後、二度目の検診のため、手術を受けた埼玉医大病院に付き添いました。

 手術は二人の先生が執刀し、そのうちの一人が主治医だったのですが、主治医が他の病院に異動になったので、今回からもう一人の執刀医が主治医として担当してくれることになりました。実は、こちらの先生の方がベテランで、大学病院での肩書も「教授」でした。

 MRI画像を見ての診断は、クモ膜下出血、脳梗塞に関しては完治。再出血や、水頭症などの心配はないとのこと。脳梗塞で損傷を受けた部位が回復することはないが、リハビリによって、その部分の機能を脳の他の部分が担うようになることはありうるので、発病後2年ぐらいはリハビリの効果が見込めるとのことです。

 妻は、私ほどではないですが、お酒をたしなみます。もちろん倒れて以降は禁酒を守ってきました。

 リハビリ病院を退院後、前任の主治医に聞いたときは、

「基本的に、薬を飲んでいるときにアルコールを摂取すると、薬効がなくなるので、飲まない方がいいですよ」

と言われていました。

 それで、家では娘たちが監視の目を光らしていました。

 妻は、性懲りもなく、今回の先生にも聞いてみました。すると、

「飲むと、酔っている間は、注意力障害や身体バランス障害が増幅されちゃいますけど、少量なら体に悪いってことはないですよ。試してみたらどうですか」

と嬉しいお言葉。

 早速、その日の夜からビール一杯だけ解禁とあいなりました。

 もしかすると、最初の主治医は下戸で、今の主治医は酒飲みなのかもしれません。
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