金メダルを期待されていた1000メートルで銀に終わった小平奈緒が、最も得意とする500メートルで見事に金メダルをとりました。
オリンピックまで、国内外で24連勝という圧倒的な強さを誇っていたので、まずは順当な結果と言えるでしょう。
この競技でもう一つ注目を集めたのは、小平の試合後の振る舞い。
自分の後のレースで、バンクーバー、ソチで金メダルをとり、地元開催で3連覇を狙う韓国の李相花(イ・サンファ)が、大歓声の中、2位に終わって泣き崩れるのを見て、その健闘を讃え、抱きしめたのですね。
そのとき小平は、
「チャレッソ」(頑張ったね)
と韓国語で声をかけたらしい。
それまでの数々のレースの中で、ライバルとして戦いながら、友情もあたためていたのですね。韓国語を覚えたのもそのためでしょう。
これは韓国のマスコミでも大きく取り上げられました。(→リンク)
金メダル数の国家順位をとりわけ重視する韓国では、これまで金メダルが期待された選手が銀メダルに終わると、犯罪者のように非難されたりもしていました。
まして今回は地元開催。李相花の受けたプレッシャーは想像を越えるものだったと思います。
報道を見るかぎり、銀に終わった李相花を非難する論調が見られなかったのは幸いです。
最新の画像[もっと見る]
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます