韓国にナクチという辛い料理があります。辛いタコ料理です。
ソウルの中心部の武橋洞にたくさんあって、店の名前を「武橋ナクチ」としている店も多い(ただしチェーン店ではない)。
店によって味の違いはほとんどなく、あるのは辛さに違いのみ。
店の主人は、辛ければ辛いほど偉いと思っているらしい。客も辛いものを平然と食べるのが偉いと思っているから、勝負がエスカレートし、結局は味もなにも感じられない、ただ辛いだけの食べ物が生まれてしまいました。
話は変わりますが、博多ラーメンの店にいくと、麺の固さが指定できます。
先日、あるお店に入って、麺の固さは?と聞かれたので、「普通」をお願いしました。けっこう流行っている店で次から次へと客が入る。固めを注文する人が多く、中には耳慣れない専門用語を使う人もいる。
目の前に麺の固さのレベルが書いてありました。
やわめ
ふつう
かため
ばりかた
はりがね
こなおとし
の6段階。
ばりかたって、ばりばりに固いということなんでしょうか。
はりがねは針金?
粉落としは、粉を落とすだけで茹でないということなんでしょうかね。
どうも博多ラーメンは、固めの麺の食感が大切な食べ物らしい。店も客も、麺は固ければ固いほど偉いと思っているようです。「ふつう」なんて頼むのは、博多ラーメンがわかっていない証拠かも。
武橋ナクチも、辛さを指定できるとありがたいですね。
あまめ
ふつう
からめ
ばりから
とうがらし
みたいに。
「からめ」をご飯といっしょに食べたあとの、冷たいコンナムルクク(もやしスープ)は最高です。
シウォネー!
ただし、次の日はたいていお腹がぐるぐるになります。
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美味しく頂くという発想に欠けている。
量と辛さの程度を競い合う。
喰いもんで競争するなら、早食いや大食いがあるが、それはあまり聞かない。
どうも、我慢くらべが好きなようです。
ビールの助けを借りて一生懸命食べましたが、三分の一ぐらいしか食べられませんでした。