犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

心配な日韓関係

2012-07-08 21:10:20 | 韓国雑学

 日韓関係が冷え込んでいるようです。

 国際的安全保障のうえでも重要だった、日韓軍事情報包括保護協定も、韓国内で「日本による再侵略」などという時代錯誤の主張が噴き出したことで、署名延期。

 産経新聞にはこんな記事がでました。
(→リンク

 昨年来の慰安婦問題に加え、韓国最高裁が、戦時中の徴用韓国人の個人請求権を認める判決を出したことで、「過去史」問題が再燃しているというのです。

 任期切れの近い李明博大統領も、世論を気にしてか、慰安婦問題を「優先的に解決」してほしいと野田首相に要請。昨年末にはソウルの日本大使館前に慰安婦像が建てられたが、韓国政府は放置。今後、光復節(8月15日)に向けてさらに反日ムードが高まる恐れもあります。

 一方、少し前の朝鮮日報には、「韓国が売春輸出大国になっている」という記事が出ていました。この手の記事の通例として、数字は大げさな傾向があるから、そこは差し引くとしても、韓国の売春婦が世界に進出しているのは事実のようです。

 韓国では、数年前から売春に対する取り締まりが強化され、それをきっかけに売春婦が米国や日本、オーストラリアなどの進出。各国で摘発が相次いでいるのは、以前から報じられていました。
 

今や決して「貧しい国」とはいえない韓国でのこの実情。

 本当に貧しかった戦時下の韓国で、「強制」されずとも、「慰安婦」になった女性がたくさんいただろうというのは、自然な想像だと思うのですが、現代の韓国人は、「従軍慰安婦」がすべて強制だったと信じたいらしい。

 レイムダックの李明博大統領も、その次が誰になるかわかりませんが、新大統領も、もはや慰安婦を外交カードに使うのはやめてほしい、と願うばかりです。



(日本語版はリンク切れのため、新たに訳出)

2012年6月15日朝鮮日報

[売春輸出、世界的な恥さらし]
売春輸出大国…国民所得2万ドルの韓国の「恥ずかしい現実」


なぜ海外にまで広まったか

➀需要:海外でも韓国的な飲酒文化を望むから - 僑民・旅行客、することがないので女性接待婦のいる飲み屋を探す
②供給:一部の女性が金の誘惑に負けて - 短時間で大金を稼げるという甘言に何も考えずに飛行機に乗る
③インフラ:韓国風俗産業の堅固な根 - 国内売春産業14兆ウォン…取り締まりを強化すると海外へ

 一人当たり国民所得が2万ドルを突破し、G20首脳会議を開催するまでになった韓国が「売春婦送り出し国」という汚名を着せられているのはなぜか。専門家はその原因として、➀韓国人男性からの需要、②簡単に金を稼ごうとする女性、③韓国の奇異な性産業構造、を挙げている。

◇海外に行ってまで女性を買おうとする韓国人男性

 韓国人女性が海外へ出向いて売春を行うのは、何よりも「需要」があるからだ。僑民(移民した韓国人)だけでなく、韓国企業の駐在員、出張者、観光客など遠征女性の「顧客」だ。ソウル大学国際大学院のチョン・ジェウォン博士は「海外売春は、韓国社会の間違った飲酒文化に慣れた韓国人男性たちが、海外に行ってまで女性接待婦のいる店を探し、こうした需要があるために、女性たちが遠征売春に出向くため」と述べた。

 韓国のある大手企業に勤める金某氏(34)は、「海外出張して午前0時以後は行くところがないので、韓国人女性のいる飲み屋を探すことになる」と語る。

 昨年11月、カナダのメディアは、「バンクーバーのインターネットサイトなどには、韓国人女性を「商品」として前面に出す売春の広告が1日平均10件以上掲載されている」と報じた。バンクーバーで大学を卒業した鄭某さん(29)は、「韓国人女性が出てくる店を利用するカナダ人はほとんどいないはず」と語る。オーストラリアの歓楽街では、「ここは韓国か」と見まがうほど、「ルームサロン」「フルサロン」「マッサージ店」が軒を並べている。僑民向けの雑誌には、風俗店で働く女性を募集する広告があふれている。

◇簡単に金が稼げると思って海外に出る売春婦たち

 韓国人女性が遠征売春に出かけるもう一つの理由は「金」だ。昨年5月、カナダの遠征売春宿で働いて警察に捕まった10人の韓国女性も、「短時間で大金を稼げるという言葉に幻惑された」「高利貸しの借金を返すため、やむなく出国した」と語った。この店を運営していた洪某氏(女性、36)は、売春婦たちに「ひと月2000万ウォン稼げる」と豪語していた。ソウル地方警察庁国際犯罪捜査隊の関係者は、「たやすく大金が稼げるというブローカーの甘言を信じた女性たちが、深い考えなしに飛行機に乗り込んでいるのが実情」と説明した。一般の人が制約なしに簡単に海外旅行に旅立ち、仕事ができる制度も、売春婦たちによって悪用されている。若者が就職、観光、勉強を並行できるワーキング・ホリデー・ビザを無制限に発給しているオーストラリアに、遠征売春婦が大挙進出するのも、こうした理由からと見られる。

◇韓国の風俗産業が元凶

 女性家族部が2007年に実施した売春実態調査によれば、韓国の売春の経済規模は約14兆9592億ウォンと推算されている。同じ年の国家予算(239兆ウォン)の約6%に達する規模だ。全国の売春施設は4万6247カ所、そこで働く女性は26万9707人に達する。また買春を行った男性は年間延べ9395万人に達する。成人男性を2000万人とすれば、成人男性一人あたり、年間5回近く買春をしていることになる。

〈図表〉
米国で売春をした外国人女性の国籍
1 韓国(23.5%)
2 タイ(11.7)
3 ペルー(10)
4 メキシコ(9.6)

韓国の売春の実態
 売春経済規模 約14兆9592億ウォン
 売春施設 46,247カ所
 売春婦 269,707人
 年間買春男性 9395万人

 売買春が密かに行われることが多い点を考慮すれば、実際の数はこれよりはるかに多いとも考えられる。男性権益団体である男性連帯は昨年12月、国内の売春婦が189万人という推定値を出した。同団体の関係者は「自発的に売春を行う女性が、現実を越えていることも問題だ」と指摘する。

 どこの都市でも、通りには風俗店のネオンサインが一晩中輝いている。ソウルの江南駅や宣陵駅周辺の通りでは、夜になれば裸の女性の写真を印刷したチラシが路上に落ちていない日はないほどだ。売春が行われる「按摩部屋」には、真っ昼間からスーツ姿のサラリーマンが押し寄せる。オフィステル売春、フルサロン、ルームサロンなど、語源不明の新造語も次々と生まれている。毎日のように新形式の遊興施設が誕生しているからだ。

 このような「売春インフラ」に慣れた人々が、結局は海外に出かけてまで売買春を行っているというわけだ。中央大学社会学科のシン・グァンヨン教授は「フィリピンは「家政婦輸出国」という汚名を晴らそうと多くの努力を傾けているが、韓国が先進国へ進んでいく過程で、「売春婦輸出国」というイメージは大変な打撃になるだろう」と語った。

ソク・ナムジュン記者


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3 コメント

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トラック… (犬鍋)
2012-07-11 23:12:13
来週、韓国に行く予定ですが、大使館には近づかないようにします。

親族による汚職は、だれが大統領になってもつきまとうでしょう。
返信する
Unknown (トムヤム)
2012-07-11 01:47:52
なんと実のお兄さんが逮捕されちゃいましたね
返信する
Unknown (トムヤム)
2012-07-11 01:20:10
日本大使館へトラックが突っ込んだようで、
ただならぬ緊張感を感じます。

イミョンバク大統領も与党が見放しているよう
ですから深刻ですね。
任期が切れればまた、逮捕されちゃったりする
のかな。
返信する

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