大阪出張の夜はダーツバーに決まっていたのですが,残念なことにダーツバーは店じまい。
それで今回はそのバーのご主人に連れて行ってもらい,心斎橋の焼き肉屋さんに行きました。
この店の特徴は馬肉の充実。馬肉と言えば,東京では居酒屋のメニューの中で「馬刺し」が一つだけ載っていることが多い。この店は専門店だけあって馬刺しにもいろいろ種類がある。
さくら刺し,さくらレバー,さくらユッケ,こうね刺し(たてがみ),さくらセキズイ…。
焼き肉のほうにも,馬がある。もちろん,牛のモツ類も豊富です。
この多様なメニューの中から,刺身はさくらレバーとこうね刺しを頼み,焼き物はハラミを牛と馬で食べ比べることにしました。
レバーは牛に比べ身がしっかりしていてレバー特有の臭みがない。私はその臭みも好きなのですが,これはこれでさっぱりしていて美味。
「こうね刺し」というのは,真っ白で脂っこい。鯨ベーコンを思わせます。
そしてハラミ。ハラミは横隔膜。韓国ではアンチャンサルといい,ソウルでの私の好物でした。テーブルに運ばれた炭火で炙る。焼きすぎないようにして,タレでいただく。
牛と馬の差は…。
実は生ビールのあと,焼酎の2杯目に突入していた関係もあり,味覚があやしくなりよく覚えていませんが,どちらもおいしくいただきました。
タレの隣に用意されていた透明の液体について聞くと,塩焼き用のたれで,だしに塩を溶かしこんだもの。これを試さない手はないと,タン塩とツラミ(ほお肉)を追加。
そして二次会は,兎我野町のダーツのあるタイ・バーに行くつもりでいました。ところが,ネットで調べた電話番号にかけてみてもつながらない。
(日曜日は休みなのかな?)
それで心斎橋の通りすがりのダーツ・バーで勝負をすることに。いつものエポック社のダーツ機とは違い,業務用のダーツは気分のいいものです。
クリケット,301と勝負を重ね,興じていたとき,ある事件が起こりました。
ご主人のダーツの先端のソフトチップが折れたので,交換しようとしたとき… ソフトチップをくわえた歯から,ペチッという不気味な快音が。
「どうしたんですか?」
「いや,ちょっと歯がグラグラになって…」
どうも,前歯が折れたようです。
この日,ご主人が還暦を前に得た教訓。
「歯はおいしいものを食べるためにあるのであって,ソフトチップを交換するためにあるのではない」
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手で回しても上手く回らない小物を歯で廻したつけが来ています。
腕時計の竜頭、そしてダーツ。
ソウルの歯医者で何度も付け足しましたが、すぐに取れてしまう。技術の限界か物理的に無理なのか。
http://blog.goo.ne.jp/bosintang/e/25e344bf62fd5733c9fea5ab0b1dbc31
1年半経過して,まだなんともありません。
〉中国人の歯
「水滴,石をもうがつ」じゃないけれど,毎日の積み重ねは恐ろしいものですね。
奥歯が,木の実の食べ過ぎで(?)磨滅した縄文人の歯を見たことがあります。