犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

バンコク便り~夕食その3/タイ料理

2010-09-04 23:22:22 | バンコク便り
 最終日は,深夜便で帰国するため,ホテルと空港の中間で食事をします。

 バンコクから日本への便は機内泊のことが多い。飛行時間は約6時間。離陸時と着陸前の時間を除くと,睡眠可能時間は約4時間。限られた時間によく眠るためには,酒の力を借りる必要があります。

 それで,帰国日の夕食の酒は多めになるのが常。

 初日,二日目と中華料理だったので,三日目は純粋タイ料理に店にいきました。

「じゃ,とりあえずビールから」

と注文しようとすると,

「申し訳ありませんが,今日はお酒は出せません」

(!!!)

 実は,翌日がタイの地方議会議員選挙の日だったのですね。

 タイでは,選挙前日の夕刻から選挙日当日の丸一日,法律によって酒の販売が禁止される。飲食店でも,スーパーでも同様です。以前の出張でも,同様の悲劇に見舞われたことがあり,選挙日の前日に酒が飲めないのは知っていましたが,地方議会選挙はノーチェックでした。

(仕方がない…)

 気を取り直して料理を注文する。トムヤムクン(辛口),ソムタム(パパイヤサラダ,激辛),春雨炒め,魚のすり身の団子。この店はこれまでも何回か来たことがあり,代表的なメニューは食べ尽くしています。でも,タイ料理は何回たべてもおいしい。

 しかし,酒がないと,料理の魅力も半減してしまうのはどうしようもない。

 雨季でもあり,途中でスコールに見舞われると渋滞することもあるので,食事は早めに切り上げました。

 入管を過ぎたところは,もはや禁酒法が及ばないらしく,売店ではビールが売られていました。

 われわれはそこで缶入りチャーン(象,タイビール)を2缶飲み,機内泊に備えたのでした。

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