以前一度行ったことのある米とサーカスを再訪。韓国から里帰り中の元某延世大学留学生さんと一緒です。
休日の開店まもない時間だったので、われわれが一番乗り。二階にあがりました。インテリアが独特で、エスニックな家具だとかレトロな家具だとか、そこを貫く統一性は見出せません。なぜかメニューに絵本の表紙が再利用されている。グリとグラとか大きなかぶのようなロングセラー絵本です。
元留氏はこの店が初めて。
馬、鹿、鯨、スッポン…。
珍しい食材が多いので、注文に迷います。まずは「熊の味噌焼き」。
犬「前に来たとき気になったものがあるんだよね」
元留「何ですか」
犬「メニューにはないみたいだけど…」
注文をとりにきたお兄さんに聞くと、あるとのこと。
「ヤギの金玉(の刺し身)」
思い切って注文しました。
私はかつて韓国は梨泰院の中東食材店でヤギの足のカレーなる缶詰を購入し、一口食べて捨てるという苦い経験があります。獣臭いうえに、足の毛が混じっていた。元留さんもヤギ肉は食べたことがあるそうですが、プラル(韓国語で金玉)は初めてとのこと。
犬「豚のやつは食べたことあるんですけど、ヤギはどうですか」
店員「そんなに癖はありませんよ」
この店員さん、やはりゲテモノが好きなようで、新宿朝立ちのことも知っていました。
ほかにはまともなメニューとして焼きなす、少しまともなネバネバばくだん(マグロ、納豆、山芋、オクラ、卵)を頼みました。
熊の味噌焼きは、いたって普通の肉料理。山わさびをつけていただきます。ナス、ねばねばと普通系が続き、ついに登場したメインディッシュ。
ヤギの逸物はかなり大きいらしく、まるごと出すには多すぎるのだそうで、だいたい4分の1をさらにスライスして供されます。色合いはブタよりも薄い。
冷凍のものを解凍したのでしょうか、冷たさが残っています。これをポン酢でいただく。
(…)
そうですね、店員さんの言うとおり、そんなに臭みはない。豚にしろ山羊にしろ、イメージほどには臭くない。むしろブタの子宮(の刺し身)のほうが癖がありました。
元留「きっと明日の朝は元気が出るでしょうね」
犬「ウーン、最近は何食べてもあんまり効果ないんだけど…」
元留さんは、昼間も焼き肉を食べた(なんで日本で?)そうで、引き上げることにしました。
途中、店長が二階に上がってきましたが、下半身を見てびっくり。入店時はカウンターの向うにいて上半身しか見えませんでした。黒いランニングだなと思っていたのですが、下半身も黒の短パン、というより競泳用パンツみたいなやつで、おまけにお尻にうさぎの尻尾がついている。バニーガール姿だったのでした。
店員さん(副店長さん)は、まもなく二号店の店長になるとのこと。青山(だったかな)に進出とは、相当に流行っているようです。
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鰐は別の店でソテーを食したことがあります。普通に食べられました。