わが家の家族はほとんど動物愛護団体会員みたいに,犬食を目の仇にしているのですが,次女のみ進取の気性を持ち合わせています。
昨年の春,家族が私を残して帰国したあと,春休みに次女が一人で韓国に遊びに来た。受験で先行帰国していたため,ゆっくり友だちに惜別のあいさつができなかったからだと。
そのとき,
「韓国に9年も住んでいて犬を食べなかったのは心残りだ」
と殊勝なことを言うものだから,連れていってやることにしたんですね。
折しも,竹島について,日本の高官が妄言を吐いたとかで,反日機運が高まっていた。
家からタクシーに乗って,行き先を告げ,まあ,父娘,話すこともあまりないので,かなり経ってから二言三言,日本語で会話した。それを聞きつけたタクシーの運転手。
「日本人だと知っていたら,乗せなかったものを」
私はムカッとして,その場で降りようかとも思ったのですが,もうすぐ着きそうだったこともあり,我慢しました。
竹島問題だったか,歴史教科書問題のときのことだったか,産経の黒田さんが,「日本人客お断り」のステッカーを貼っているタクシーのことを記事にしていたのを思い出しました。
「確かにそういうタクシーはいるが,たいてい日本人が訪れるはずもない片田舎のタクシーだ」
というような内容。
今回のソウルのタクシーも言ってみただけで,実際にはたぶん拒否はしないんですよ。背に腹は換えられないから。
でも,その日は胸くそ悪くて,せっかくの補身湯が台無しでした。10年間で唯一,日本人であるが故に不快な思いをした体験でした。
最新の画像[もっと見る]
- 反射利益 2日前
- 法官ショッピング? 3日前
- 内乱首魁は日帝残滓 4日前
- 尹大統領の国民向けメッセージ(全文) 6日前
- 64歳の誕生パーティー 1週間前
- 尹大統領・与党、支持率回復の怪 1週間前
- 幻のダイヤモンド富士 2週間前
- 幻のダイヤモンド富士 2週間前
- 中国系ロマンス・投資詐欺の手口⑥ 2週間前
- 中国系ロマンス・投資詐欺の手口⑤ 2週間前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます