大阪の兎我野町はタイレストラン、タイバーの集中している一画として有名です。私の知っているかぎりタイレストランは2軒、タイバー、タイスナックは5軒あります。二つのレストランには散々行ったので、どこか新しい店がないかとネットで探すと、ありました。
北新地。北新地は高級な料亭やクラブも多いですが,普通の飲食店もあります。
アイ・タイ
「会いたい」なのか「愛タイ」なのか「恥ずかしがるタイ」(アイはタイ語で恥ずかしがる)なのか…。
ネット情報ではランチもあるということなので、昼休みに行ってみると、残念ながら閉まっていました。
(閉店したのかな?)
仕事が終わってから、ネットにあった番号に電話してみました。電話に出たのは、日本語があまり上手でない女性。たぶんタイ人なのでしょう。席は空いているというので、夜、一人で出かけてみました。
店に入ってみると、造りが変わっている。靴を脱いであがり,椅子ではなく座るタイプのテーブルで、壁にタイらしい装飾がたくさんほどこしてあります。なかなかいい雰囲気です。
隅のテーブルには先客がいます。タイ人の家族連れらしい。
ところが、私が着席すると、その中の中学生ぐらいの男の子がやおら立ち上がり、水をもってきてくれました。どうやらこの店は家族経営で、客だと思ったのはお店の家族がまかないを食べているところだったようです。
調理はお母さん、サービングは長女。長男と次女は晩御飯を食べながら学校の宿題をしているという構図。
どうも他人の家の台所にあがりこんだ雰囲気できまり悪い。
「さっき、電話した者です」
すると、長女が「ああ」というような顔をしてほほえむ。電話に出たのはこの長女でした。
メニューを見て料理を選びながら、お母さんと少し話をすると、長女は半年ほど前に日本に来て専門学校に通っているとのこと。そして長男、次女も最近呼び寄せたらしい。子どもたちはみな日本語で苦労しているようです。
ビヤシン(シンハービール)に、タイ風春巻き、野菜いためを注文しました。
「お昼はやっていないんですか」
「ええ、今人手が足りなくて、お昼はやっていないんですよ」
「インターネットには、昼もやっているように出ていましたよ」
「あら、いけない。直さなくちゃ」
北新地には何軒かタイ料理の店があったようですが、昨年から閉店が相次ぎ、今はここだけのようです。そういえば、東京でも私の知っているタイ料理屋が2軒、今年に入ってからつぶれました。
ビールを2本空けたところでパッタイ(タイ風やきそば)を注文。タイの食材もちゃんと使っていて、味は本格的です。
店には「タイフェスティバル」のポスターが貼ってありました。
「確か、東京のタイフェスは震災の影響で中止になったはずだけど、大阪はやるんですね」
去年、ドリアンを食べた話はブログに書きました(→リンク)。
「露店を出すのでぜひ来てください」
「いや、私は出張で来るだけだから…」
ご主人のことは聞けなかったけれど、家族みんなでがんばって店を維持してほしいものです。
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