1年ほど前から通い始めた地元の床屋さん。
この日は、奥さんはすでに帰宅し、ご主人が一人でやっていました。
「飯能で、どこかいい飲み屋、ないですかねえ」
実は、西武線沿線在住の仲間と、「西武線沿線の会」という飲み会をやっていて、持ち回りの幹事が間もなく回ってくるのです。
床屋の主人「コロナ禍になってから、外で飲まなくなったんでねえ」
犬鍋「私もです。いや、そもそも飯能では飲まないですね。職場の近くか、池袋で飲むことが多くて」
主「食べ物は、難しいですよね。好みが違うから」
それはそうかも。
主「長〇庵ってご存じですか」
犬「お蕎麦屋さんですよね」
主「前にあるお客さんが、『死ぬ前にぜひ食べたいものの第三番目が、〇寿庵の天丼だ』っていうんですよ。それで、都内に住む兄夫婦を誘って、食べに行ったんです。天丼は二つあって、普通の天丼と、特上天丼。特上のほうを奮発したんですよ。そしたら、ぜんぜんおいしくなくて」
犬「おや、そうだったんですか」
主「そのころ、私も飯能に来て間もなかったんで、ほかにお店せ知らないから」
犬「それは災難でしたね。すぐ近くに、インドカレーの店がありますよね。やってる人はネパールの人らしいけど」
主「ああ、私は行ったことないです。あそこのご主人、うちに来るんですよ。でも、体臭がきつくてね。エプロンは一回で洗濯しないとなんないです。なんか、体からスパイス臭がにじみだしていて」
犬「ハハハ。でも、カレーはおいしいですよ。本格的で」
主「私は苦手です。やっぱり、カレーは蕎麦屋のカレーがいいです。まろやかで、コクがあって」
犬「…」
主「私もいろいろ食べてみましたが、わかったのは、名の知られているチェーン店は、やっぱりおいしいですよね。日高屋とか、松屋とか…」
犬「…」
このご主人が言うんだから、長寿〇の天丼は、きっとおいしいんだと思います。
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