日本・ベルギー・英国 喫茶モエ営業中
Brugge Style
歯の妖精
5歳の娘の乳歯が抜け始めた。
1本目は2週間前、そして今日は2本目がバレエのレッスン中に。
ブルージュにはTand Fee = 歯の妖精が住んでおり、子どもが抜けた乳歯をまくらの下に入れて眠ると、歯のかわりにコインを置いて行ってくれる。
どうして子どもの歯なぞ欲しがるのかは分からないが、子どもの悲鳴を欲しがるモンスター(Monster Inc.)もいるから、妖精、妖怪にもわれわれには伺い知れない都合があるのだろう。
...

ふたにMelk Tandjes = 小さな乳歯と書いてある
もちろん歯を納めておくケース。かわいい~。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
小鳥の巣
ブルージュには鳥がたくさん住んでいる。
わが家にも裏の運河からは白鳥、鴨、鷺、かもめ。
庭には野鳩、すずめ、胸が真っ青な小鳥、頭でっかちで長い尾が印象的な黒い中形の鳥、ほほが朱色の小鳥、名を知らぬ鳥ばかり...鳥図鑑を買わなくては。
朝方、早起きを競うように彼らが歌い始める時間帯。鳴き声はあたかも地獄の黙示録のようにだんだんこちらの方にせまってくるような感じがする。
夕方と夜の谷間の時間、すべてが青に染まる一瞬、透明な鳴き声の大合唱は空に吸い込まれていくように聞こえる。
そんな時ちょうど遅いお昼寝から目覚めたりすると、大昔にタイムスリップしたようで...自分の感覚がむき出しになったような無防備さを感じて、思わず襟をかき合わせたりする。
わが家の庭の一番なじみは、オランダ語でブラック・バード(黒い鳥)と呼ばれるすずめの倍サイズの鳥。
オスはその名の通り真っ黒で濃い山吹色のくちばしをしている。
メスはうずらのような色合いで周囲に溶け込む地味な感じ。
このオス鳥、カップルになると自分の女(!)をたらふく食わせるため、彼女がパン屑をつついていると、他の鳥をそれはそれはアグレッシブに追い回すのである。
春も終わり頃になると、戦いをくぐり抜けたオスはちょっと羽が折れ曲がっていたり...
やるね。男はそうでなけりゃ(笑)。
毎年初夏に子ども達が誕生すると、かわりばんこにえさを探しに行き、子どもが巣立っても何かと一緒に世話を焼くのである。
去年は巣立ちが早すぎた子どもがいたのか、ちっちゃな一羽がしばらく地面で生活していた。

さて今年も彼らは(同じカップルなのか、去年のカップルの子どもなのか?)同じ場所に巣作りを終えた。真っ白な花をつけるスノウ・ホワイトという名の小薔薇の茂みの中。
もうすぐ赤ちゃん達がえさをねだるけたたましい声が聞こえてくるはずである。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
九州の味
ベルギー在住の友人が一時帰国から持ち帰ってくれたものは、わたしを乱舞させた。

明太子
さつまあげ
かるかん
一生食べていたい...
明太子は正味期限が長めな上いざとなったら冷凍もできるので、「日高のさつまあげ、とうふ入り、グレープ・シード・オイル使用」を早速ベルギーの白ビールHoegaarden(ふーはーでん)と共に食してみる。
さつまあげにはビール!
...
おいしすぎてどうしよう。と、おろおろしてしまう。
この味をめざして手作りさつまあげを作成に励むか。
それとも鹿児島の日高食品さん、海外発送してくれますか(無理)。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
ところかわれば...ネイル・サロン

今日はネイルの日であった。
日本ではスカルプチャが安定した人気だが(今もそう?)こちらでは何年か前からもっぱらジェルである。
以前、あるエステ・サロン(フランス本社)の日本人エステシャンにお会いした時、ジェルネイルをご存知なく、わたしの爪を興味深く観察しておられたが、もう2年程まえのことなのでもしかしたら日本でも認知度は上がっているかもしれない。
わたしは日本ではスカルプチャをつけていた。が、98年にこちらへ越して来た時点で、「ベルギーではもうほとんどスカルプチャはやっていないわ」と言われた。
どうして?と詰め寄ると、「スカルプチャは割れやすいから...ごにょごにょ」という歯切れの悪い返事。
仕上がりはスカルプチャの方がジェルよりもずっと繊細で美しいと思うので、不服であった。アジア人に比較すると手先の不器用な欧米人には(失礼)スカルプチャは難度が高いゆえあまりやりたくないのかも...などと勝手に想像したりして。
不器用と言えば、エステでもネイルでも日本人エステシャンの技術の細かさには、知られたパリのサロンの有名エステシャンもかなわないのではないか、と思う。
日本人の手にかかればジェルネイルもおそらくスカルプチャの繊細さに昇華されるに違いない。
万歳!日本のエステシャン!
...
さてわたしがブルージュに来た頃にちょうど開店し、それ以来お世話になっているこのエステ、オーナーの彼女がひとりで切り盛りしている。
電話をとるのも受け付けをするのも、全身ゴマージュをするのも彼女自身である。
また、当然だがヴァカンス期間は彼女が留守だとサロン全体が休業。
日本の優雅なサロンのような、いたれりつくせり、痒いところに手が届くサービスは一切な~し。
彼女、そんなヒマ、ない。
ひとりでできることは限られているのである。
5年程前彼女が婚約者と別れた時期の前後は、彼女の気分がムラムラで行きたくなかった、ということもあった...(笑)。
近ごろでは彼女もずいぶん(技術共に)成熟したようである。
日本のサロンでは考えられないことである。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
...雨のブルージュへ
セイシェルのフリゲート島で休暇をすごした。
もう2度と社会復帰できないかもしれない。
セイシェルへはヨーロッパからは時差がないので比較的移動が楽である。
帰国してみれば雨のブルージュ。
落差にはため息が出てしまう。
家族がいるからなんとか完全に堕落しきってしまわずにすむのである。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ |