日本・ベルギー・英国 喫茶モエ営業中
Brugge Style
日本でワインを飲む
日本にはいろいろな楽しみがあるが、美味しいものを食べることはワタクシにとってかなり重要なイベントである。
一時帰国中に食べておきたいものの数と、食事の回数が合わないのは毎度のことだ。
いつもかしこく行動したいとは思っているのだが...
大阪の北新地には気に入りのワイン・バアが何軒かある。老舗のフランス料理屋経営の、最高にシンプルで最高に粋なひっそりしたところ、特別おいしいフレンチをカジュアルに食べられるところ、スポンサーなしでは行けないバブルなところ....
用途に合わせて使い分ける。
到着初日、夫はまだモスクワで仕事中だったので、ワタクシは愛する人(女性)とワイン・バアへ。
ああ、その料理(フレンチ)の旨さときたら。
あまりにも旨いので、その後、大阪滞在中は文字通り夜な夜な通い続けた。
通いながらもわたしの脳裏には和食メニューが浮かぶのだが、それを振り切ってしまうほどおいしいのだ。
このお店ばかり行っていた為に、和牛焼肉屋さんも天ぷら屋さんも行けなかったけれど、後悔なし。ああ、できれば今夜も飛んで行きたい...
お料理はとにかく美味しい日本。で、ワインは?
日本には本当にいいワインが入って来ているとはいえ、やはりその「価格設定」対「質」=「なんでこんなに高いん?」と感じずにはいられない状況が多く、欧州の価格帯に染まっている頭では納得できなかったりするのだが、まあ、雰囲気/サーヴィス代、ソムリエのハンサム代(個人的にはハンサムな女性の方が好み)、と考えるしかないのだろうか。
何を食べても日本の「食」はおいしい!
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日本へ
今年は4月に一時帰国したばかりだが、明日からまたしばらく帰国する。
娘は学校に通わなければならないためブルージュでお留守番。
メインの口実は夫の仕事関係で通訳をすること(本当はしないけど)。
あとは思いがけず独り身気分で日本を楽しめるというわけである。
季節は変わり目。体調を崩さないように、よい秋をお迎え下さい。
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貴族?
ヨーロッパ諸国に貴族階級が存在するように、ベルギーにもそれは残っている。
わが家の2件隣のお玄関にも、貴族の称号を伴った金色のネーム・プレートがかかっているし、友人の友人は伯爵と結婚した。
昔ならばある人物がその階級に属するとすぐに分かったのであろうが、今では名前を名乗られるか、お家に招待されるかでないと分かりにくいかもしれない。
......
わが夫は公共の場で「貴族?」と思われることがたびたびある。
先日も今ではすっかり打ち解けたレストランのマダムから「初めは貴族かと思ったのよおおお~」と言われた。
しかしワタクシ、この現象を喜んだり自慢に思っているわけでは全くないのである。むしろ恥じているくらいである。
なにしろ一見(だけ)貴族、しかし時間の経過とともに「あ、違うわ(笑)」と思われている...
彼の姿や身のこなしに優雅で鷹揚なところがあるにしろ、見れば見るほど、つき合えばつき合うほど、高貴指数が下がっていく男...ということなのでこれは困る。
まだ反対(初めは粗野だが、次々とやんごとなき風情が醸しだされるタイプ)のほうがマシ。
彼のことは「赤と黒」のジュリアンみたいに鍛えるしかない。
と、思ったけれど。
いや、あんな男、こっちがつき合いにくい。あ、それ以前に破滅か(笑)。
お手本、探し中。
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「眠い」と「疲れた」
バカンス惚け(ぼけ)で疲れている。眠い。
「眠い」と「疲れた」この2つの単語、日本語では意味も違えば用法も違う。
しかし。
なんということか、オランダ語には「眠い」と「疲れた」の区別がないのである。
この事実を知ったとき、それはそれはカルチャー・ショックだった。
概念が言葉をつくり出すのではなく、言葉が概念をつくり出すわけなので、オランダ語ネイティヴにとっては「疲れている=眠い」であり「眠い=疲れている」。
ワタクシ:「肉体的にハードなことをして、身体はボロボロに疲れているけれど、かえって目がさえて全然眠くない、ということはあるんじゃないですか?」「反対にたっぷり良質の睡眠をとって、全く疲れていないけれど、まだまだとろとろと眠い、ということもありませんか?」「(この二つの単語の微妙な温度差が存在しないなんて、どんな言語やねん?!)」と言う。
彼らは:「...その場合はオランダ語では、前者は眠いけれど眠れない、後者は疲れていない気がするけれど疲れている、という感覚です。」と言う。
オランダ語でmoe(む)、「疲れている」と「眠い」が同じ単語だったら、状況によってはうかつに使用できなさそうである。
ちなみにアメリカ英語ネイティヴにも確認を取ってみたが、英語のbeing tiredと being sleepy、はっきり違う言葉で、違った意味を持っている。
他の言葉ではどうなのかしらん。
そう言えば例えばイヌイットには雪を表す言葉が、オセアニアには波を表す言葉がたくさんある、というのは有名である。
と言うことは....?!人間は言葉によって世界を切り取るものなので、日本語や英語を母国語にする人間は、オランダ語を母国語にする人間よりも、身体的/精神的に消耗した状態に置かれることが多い?!(<ウソ)
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paris
娘にヴェルサイユ宮殿を見せる。
科学博物館に行って、帰りはサン・マルタン運河のボートに乗る。
進化博物館を見学して、植物園にも寄る。
プランタン百貨店で数が足りなくなった食器を買い足す。
Bottega VenetaとCelineでお洋服を見る。
これが基本的な「今回パリですることリスト」。
ところがぜんっぜん消化できなかった。
5番目以外(笑)。
1週間あるからとタカをくくって、食べては散歩、飲んでは散歩、また食べて散歩、飲んで...という毎日をだらだら過ごしてしまったわけだ。
ブルージュにいる時と一緒。
わたしは予定やメイン・イベントからフケるのが本当に好きなのだなあ。
もちろん、試験前には読書をしたり掃除を始めるほう(笑)。
メイン・イベントと言えば、マドンナのコンサートでも、ショーの3割が過ぎたくらいからVIPラウンジでシャンパーニュを飲んでダラダラし、フィナーレ辺りではバック・ステージでダンサーとおしゃべり。こういう感じ。
B型(笑)。
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