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続・役所のお仕事

今日は24時間サーヴィスで作った娘のパスポートができ上がる日。


あ、でき上がる『はず』の日。

もちろんお約束通り、でき上がらなかった。あはははは。


そしてでき上がらなかった理由を、お約束通りさんざん聞かされた。
ワタクシ1人に、4人の市役所職員が合唱するように言い訳攻撃してくるのである。

そんなんこの前言うてたことと全然違うやんか!
おお、差延とはこのことか、と思ったよ。まったく。



申請、受取りの2分間のために30分待たされることなんてざら。市役所はただでさえ午前中しか開いていないし、大人は市役所に行く以外にいろいろ用事があるのだ。それを犬じゃあるまいし「呼んだら来い」みたいな態度はなかろう...

ああ。ワタクシ、理想とする「穏やかな人」になれる日が来るのだろうか。
アメリカ出張中の夫(しかも就寝中)からもクレームを入れさせるようじゃダメである。叩き起こされても彼は「ボクはあなたの役に立てて嬉しい」などと(寝ぼけたことを)言うくらい(マゾっぽい)性格がいいので、こういう良いお手本を見習わなくては。

われわれ、日本へ行けるのだろうか...


(写真はブルージュ市役所です)


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ホップの芽のころ




春...ベルギーの旬のもので有名なのは白アスパラガス。
日本では食わず嫌いだった記憶があるのだが、今ではこれを食べなければ春は始まらない!といった感じさえする。


それから...ホップの若芽。白アスパラのように有名でないのは、きっと出回る期間がさらに短いのと、収穫量が少ない(らしい)せいだろうか。


拙HPでも紹介している某レストランに、毎年、この季節はホップの若芽を目当てで出かける。
オランダ語ではホップ・スヒューテン(Hopscheuten)、形状も食感もなんとな~くぷりぷりの「太めもやし」。
本日の料理法は、王道で、半熟卵にかなり空気の入ったホランデーズタイプのソースがとろりとかかり、その上にゆでたホップ、さらには王冠を頂くようにキャビアがこんもりと盛られていて...まあホップ自体は縁起物のような感じだろうか。


ビールで有名なベルギーのホップの若芽。ホップの畑が延々と広がるのはここから車で40分ほど南下した土地、Poperinge

彼の地で若芽を一度食してみたいもの...ウワサによると高級食材としてではなく、ビールのおつまみとしてドンとお皿に盛られて共されるのだそうだ。


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食文化




娘のお客さま。同い年、6歳の女の子。


お昼にスパゲッティを出したら、
彼女「ねえ、これ切ってくれない?」
わたし「え?何を切るの?」
彼女「スパゲッティ。食べにくいからハサミで切って。」
わたし「....スパゲッティは長いものなの。そのままがんばって食べて。」

子どもの食べやすさや、汚されたくないとか、早く食べて欲しいとかいった親の都合で、彼女のお家ではスパゲッティをハサミで切っているんだな、という想像はできるし、家庭でそれぞれやり方があるので躾に干渉はしないが、こういうことをするのはわたしの家では許さない(笑)。

例えば娘がベルギーでおうどんを食べるときでも、お箸以外で食べることはありえない。
お箸は正しく持ち、またナイフやフォークが共されたら子どもとてそれらは正しく使う。


食も文化であり、マナー(=やり方)もそれに含まれているものである。
算数のドリルをやらせるより、フォークを上手に使ってスパゲッティが食べられるように教えた方がずっと有効だと思うんだが...


たまにベルギーでは「この方がずっと食べやすい!」とうそぶきながら、スパゲッティをナイフで切って食べている大人も見かける。お腹がいっぱいになればそれでいい、というのは...絶対にしたくないことの一つである。


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不調




不調...

数え上げると余計に状況が悪くなりそうなので控えるが(笑)、3月はワタクシにとって非常にダウナーな一ヶ月だった。
小さなことながら、次から次へと気が滅入るようなことが起り続ける時期って、ある...


今日は今日とて右目に腫瘍発生。眼科では3時間も待たされるし。
車、家の前で当て逃げされてるし。たぶんドアを取り替えなければならない。怒り爆発...いやもうひたすら悲しい気分...

でも!
1日からの日本では楽しい予定が満載、厄落としだ!



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役所のお仕事




復活祭のお休みに合わせ、日本一時帰国が決まっているので、滞在中の予定を立てたり、お土産を揃えたりするのに余念のないのだが、娘のパスポートが切れそう、という大切なことをすっかり忘れていた。


走るように市役所へ出かけて行くも、「今日の申請だと出来上がりは4月5日ですね。」とにべもなく言われた。ま、ま、間に合わない。
「ま~24時間サーヴィスもあるけど~、それだと高いのよねえ~。」「おいくらですか?」「210ユーロ」
た、高い...(ちなみに普通は41ユーロ)。
でも背に腹は代えられない。

ワタクシのミスなので210ユーロ支払うのに腹が立つというわけではなく....

古今東西、市役所の人間。

健康に悪いのでできるだけ市役所には近寄らないようにしているが、何を権威に着たらそんなに横柄な態度がとれるのだ?人がたくさん待っているのに、どうして長々おしゃべりして笑っていられるのだ?お客を意味ありげに無視するとはいったいどういう了見なのだ?一人一人が「朕は国家なり」と思っているかのように言うことが違うのはなんで?

思いっきり嫌味を込めて「このカウンターは今日は閉まっているのですか?」と聞いてやりましたとも(笑)。

良く仕事ができて、市民の力になっている方もいらっしゃるのかもしれないが、国や文化が違ってもお役所仕事の方々の評判はたいてい悪い。役所仕事+人間の性質=ゴウマンな態度、というべきなのか。


お茶を飲んで頭を冷やしてこよう...


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