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食文化




日本で例えば夕飯の話題になるとき、わたしたちの多くは「今夜はカレー」「今日は麻婆豆腐」「今晩はすき焼き!」などという風に料理名を答えることが多いのではないか。
普段は全然気にしていないことだが。


ワタクシがすご~く気になっていることのひとつに、ブルージュ人は何を食べるか聞かれたら、料理名ではなく素材を答えるという現象がある。

どうでもええことやねえ...(笑)。


わが義理母はお姑の感覚はなしに、気軽に、しかもしょっちゅう「今夜、何食べるの~?」と聞いてくる。ほんと、嫌味抜きに単にカンバセーション・ピースとして。

で、わたしははじめ「たれに付け込んだ鶏肉を片栗粉をまぶして揚げたもの=から揚げ」と「豆腐とワカメの入ったマメから作ったペースト入りのスープ=おみおつけ」と...などと説明していたが、こちらの人は「今夜は豚肉」「鮭」などと素材名を言うのみである。


それは料理方法の簡潔さ、バリエーションの少なさに関連していると思う。
こちらの家庭の普段の食事は、例えば肉を焼いて、付け合わせにサラダかゆでた野菜とパンかじゃがいも、というシンプルさなので...


日本の家庭料理ってフクザツで調理方法が豊富ですごい。
和食も中華も、洋食もあって!

近ごろでは聞かれたら「和食」とだけ答えることにしている(笑)。

今日のお夕飯、何にしようか...



(写真はHABA社のおままごと。全部木製。
ここに写っているのはマッシュルーム、ソーセージ、パイナップル、
ポテトチップス、グミ...最高にかわいい!!)


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初夏




お暑うございます。


昨日は38度まで気温が上昇!

しかしからっと乾燥しているので、日陰や地上階はひんやりしていて、例えばわが家のキッチンやお玄関は20度ちょっとくらい。さらに地上階で北向きの書斎などは20度以下。これがこのあたりの家々にエアコンがない理由。

一方、灼熱地獄は3階と屋根裏。
屋根が焼けて、まるで炎天下に駐車しっぱなしの車に乗り込むよう...今お客さまがあっても絶対に3階の客間ではお休みいただけない...


.....



もちろん街のテラスは大盛況である。
わたしたちももちろん外で食事。

この季節になると22時過ぎまで明るいので、人生は今、楽しむしかない!

おかげでつる薔薇がいっせいに咲きました。






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夢とウツツ




昨日は40度近い発熱でダウンした。鬼の霍乱である。

丈夫なワタクシにはとても珍しいことである(一日で回復するところがすごいと思う)。


24時間眠った間にたくさん夢を見た。
ああ、わたしの潜在意識にはさまざまな感情が表に出て来れずに、冬の枯れ葉のように積もっているのだなあと感慨深かった。

また、夢の中で夢を見ているという感覚が恐ろしく鮮明で、起き上がってからも「あの人にもらった手紙って実際にもらったんやったっけ?それとも夢の中だけの出来事?」と、夢とうつつつの区別がつかなくなり「あの人」との関係をもう一度考え直してみようかと思ったりする。思うだけで実行はしないのがわたしっぽい。

「あの、掘り出した埋蔵金はどこへやったっけ?支払いに使うつもりやねんけど」などと思った瞬間、夢の中の現金は現実では使えません!と思い出した時のあの残念無念な気持ち(笑)!





夢から覚めて残ったのは夫から来たお見舞いの花だけだった。




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お着物




日本の友人と話しているうちに着物の話題になった。

着物、大好きである。これはもう着倒れの祖母、大叔母、母の遺伝に違いない。DNA。ハビトゥス。


ベルギーへ移住する前、機会を見つけてはやたらと着物を着ていた時期があった。

美術展、パーティー、ちょっとしたお茶の会、割烹やお鮨やさん、音楽会、日本画のお教室(これは合理的ではなかったが、先生は喜んでくれた・笑)。
あ、ハロウィン・パーティーに来て行くものがなく、黒の大島に白い帯を粋に着て、髪をセットに行って出かけたことも(姐さんということで・笑)。


もちろんベルギーでも着る気十分で、厳選した訪問着と付け下げ、小紋と大島の計4枚を引っ越し荷物に入れた。一時期国のたびに、必要に感じたものを実家のタンスから持ち出したり、帯締めを買い足したりするのも楽しいだろうな、と想像しながら。

また、着物を着たら必ず美容院でセット、がモットーわたしは、ブラッセルの日本人経営美容院に問い合わせまでしたのに、この7年間、一度もまとうどころか、箱を開けてもいず、今となったら開けるのも恐ろしい...

着ないなら着ないで、華麗な袋帯を額装してリビングに飾ってはどうか、などとも考えたが、ずっとそのまま。



インターネットで志ま亀さんやくのやさんの着物を見ていると購買意欲はむくむくと湧き、次回の一時期国の折には、わが家が丸ごとでお世話になっている呉服屋さんいに来てもらおうと思ったりするが、7年間も着なかったということは欧州では今後もまず着る機会はなかろう...

欧州でもパーティーはカジュアル化を突き進み、たとえブラック・タイ指定であっても、今どきの女性のドレスに比較すると
着物は最もカジュアルな小紋でも「ちょっとがんばりすぎ?」という印象を与えてしまいそうである。
いくら着慣れていても着物の「着込んでます」という外から見たイメージは拭えない...


着たいなあ、お着物。
娘の日本人小学校補習校入学式には着てみようか。

写真は母方に伝わったかんざしとくし。
わたしには価値は分からないがべっ甲と螺鈿で綺麗。

この箱には落書きがあり「姉様のもの。さわるな!さわったら僕が怒る!」という意味合いの落書きがしてある。母の弟が覚えたての字で書いたらしい。彼がこれを書いた前後に何があったか誰も覚えていないが、いじらしい。
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Moet as Nolee, My Scene




アメリカの古い友人が「今日、Moetを見つけた!」と、言ってきた。

うわ。
けば。

ワタクシってこんなんか....


http://www.amazon.com/exec/obidos/tg/detail/-/B000324YTS/002-2437393-6748067?v=glance&s=toys&me=A3UN6WX5RRO2AG&vi=pictures&img=2#more-pictures

「あまりに似ているので実物を送りました。」
似てないってば。
いらん、ってば。


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