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Brugge Style
おんなのこはなにでできてる?
最近、娘のクラスではモノの原材料について各生徒が研究発表をした。
それでその内容から、期末テストに何問か出題されるらしい。
香水はその香りを飛ばさないためにアルコールを必要とするとか
チューインガムは木から作るとか
パン作りに必要なもの5つ、とか。
「ママはドレスとお化粧とハイヒールとハンドバッグでできてる!」
と暴言を吐くから、
「愛は?!」
と言ったけど、娘から見た母親像がそんなものでできていたとはつゆ知らず、情けなさに肩を落としたのであった。
今後は「教養」「夢」「慈愛」「薔薇」までの贅沢は言わないが、せめて「本」や「バレエ」や「音楽」などと言われるように精進したい(笑)。
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雲丹
少し前のヤフーニュース。
「根室市の歯舞漁協が納沙布岬沿岸に移植放流していたエゾバフンウニ約3トンがラッコに食べられ、壊滅的な被害を受けている」
ああ、ラッコちゃん...
雲丹は好きな食物、上位5位以内に入る。
それにまた何と素敵な漢字をあてたんだろう!
(摩天楼とか、地中海とかもわたしをうっとりさせる)
このようにわたしをうっとりさせる食物でありながら、この辺りでは非常にマイナーである。
シシリーに旅行した時は憑かれたように食べ続けることができたが、他にはブラッセルのレカイエ(<とても好きなレストランだ)でフラン仕立てと、パリのクリスチャン・コンスタンとレスパドンでサバラン仕立てにしてあるのを食べたことがあるくらいだ。
うん、フランにしろ、サバラン風にしろ、卵黄と混ぜてあるのは「もったいない...」と変なタメイキが出るばかりである。
生で食べるチャンスがあるのはノブでくらい...
パリやロンドンなどの大都市では、わたしはフレンチにはほとんど行かない。フレンチはベルギーで安くておいしいものが食べられるから。
わたしが吸い寄せられるのは和食を初めとした洗練されたアジア料理だ。
だから大都市のフレンチに対しては寡聞であり、ここ数年くらいでラディカルに変身しつつあるフレンチが、殻付き雲丹を生で供しても驚かない(かなり美的なオブジェだし)。
根室のバフンウニ、造形も美しく、色も鮮やかでさぞおいしかろう...
とにかく雲丹が好きなの...
先日美容室でエルデコかなにかの雑誌を読んでいたら紹介されていたのがolivier&co.の雲丹とサフランのペースト。
レシピカードには海老と一緒にパスタソースにすべし、と書いてあったので、熱々ご飯にのせて食べる分を除いてはレシピに従った。
パスタソースとしては結構おいしいのだが、サフランの風味が異常に勝っていて、とても熱々ご飯のお供にはならない。
瓶詰めで売られている雲丹の佃煮的なものを想像していたのに。
いろいろ試して日本人の味覚に最も訴えそうだと思ったのが、パスタにオリーブオイルと和えた後、鎌田のだし醤油を注ぐ方法だ。
根室のラッコがうらやましいけれど(お腹の上にのせて愛くるしくおいしそうに食べるんでしょうな!)鎌田のお醤油がある限り、わたしは一生機嫌のいい人でいられそうだ。
わたしの好きな食材ベスト5
雲丹
あわび
いくら
メロン
白米
大豆
ひじき
しいたけ
栗
かぼちゃ
ほうじ茶
....このリストは長くなりそう。
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antwerp 再び
陽気に誘われて再びアントワープへ。
いつもならば、渋滞のため2時間半ほどかかる道のり、今日は一カ所も引っかからず、1時間15分でアートな街へ到着。
日本から戻ったばかりの友人が「超訳 ニーチェの言葉」という本が流行っていると教えてくれた。
砂糖菓子のような外見の維持に命をかけている女の子から、疲れた主婦やサラリーマンまで手に取っているとのことである。
うむ、去年は確か「カラマーゾフの兄弟」が流行ったとか聞いた覚えがある。
そのずっと前は「逃走論」とか、フランスでは下宿屋の女将まで「言葉と物」を読んでいるとか...
流行るということは、普段ニーチェはおろか、本をあまり読まない人が買うから「流行る」ほど売れるのである。
しかしニーチェはこういう本を読む人間こそ嫌がったんじゃないのか??
という突っ込みはなし。
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額縁フェティシズム
額縁が大好きなのである。
もちろん本当はアートが好きなのだ。そしてアートが主役なわけだが、わたくしども庶民の家庭においてはアート自体は贅沢品であるからして、脇役の額縁の方を積極的に楽しむのである。
夫もかなりの額縁好きで、何でもかんでも額装したがり、阻止するのが大変だ。
例えばわたしは油絵だけはキャンバスむき出しで飾りたいのに、時々彼は思い出したように額装屋に持って行こう持って行こうと唱える。
かく言うわたしも、パキスタンで買い求めて以来集めている布地に柄を染色するための木製スタンプや、古い袋帯を持ち込んだり、イレギュラーな形の額を頼んでは、額装屋のおやじさんに「これは初めてです。でもチェレンジ精神が湧いてきます。あなたはわたしのミューズです(笑)。」と言われるのだ。
えらいセコいミューズで申し訳なく思っている。
この額装屋とは10年以上のつきあいで、鏡を額に収めてもらった時、ブラッセルのあのブティックにあるあの額みたいなのが好みと言ったら、わざわざどんなものか見学に行ってくれた。熱心な職人である。うむ、憧れるわあ熟練職人。
わたしは常々調香とか絽刺とかあれもこれも学びたいと夢見ており、その夢リストの中には額装の技術習得という夢もある。
奥さんのカルチャースクールで作るようなファンシーな額ではなく、マイスター弟子関係で習得するような、ほらよくルーベンスが収められているような「これは寺か教会の門?」みたいな額...ああいうのを作って額装できるようになりたいなあ。
そこまでいくとすでに額装技術ではなくて額縁制作という他分野か。
何をするにでもこうやって身の程知らずにスケールの大きいことを妄想するものだから、夢はいつまでたっても夢のままなのか。
でもそれこそルーベンスが収められているような額は作っても中にいれるアートがない...
トロンプルイユな壁飾りにでもしよう。
夢を見るのは実現の始まり(笑)。
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ドイツコスメ
本日も長文なり。
化粧品の話。
ロンドン住まいの友人からリクエストで。
わたしの交友関係内ではドクター・ハウシュカ(Dr. Hauschka)を使う人が増え、「もうケミカルは使えない」と告解する者が続々出現中である。
欧州ではよく見かけるので、みなさん元々、気にはなっていたらしい。
年始に日本から来てくれた友人も買っていたし、今月初めに遊びに来た友人はコンディショナーのアンプルを密売人のように買い占め、ウチの近所のナチュラルショップの在庫を空にした。
わたしもこの何年かずっとバイオ系ばかり使っている。
シ○レー様やラ・プ○リー様に貢いでも貢いでも「?」だったあの頃に比較すると、今の方がずっと調子がいい、という実感がある。
具体的には、ハウシュカの加齢ライン(Regeneration)
ラベリー(Lavere)のソリューションパワーシリーズ(Solution Power)
アンネマリー・ボーリンド(Annemarie Borlind)のナチュロイヤルライン(NatuRoyale)
なんですかなこれは、ドイツ軍ですな。
ただ時々就寝前に油性のクリームを塗るのが不快になることがあるので、夜はハウシュカ一本にした矢先に出会ったのがアルガンオイル入りのフランス化粧品Naturelle d'Orientで、これはかなりおすすめかも...
それからブラッセルのエステサロンで勧められた、アールデコ社(Artdeco)のミネラルファデーション(そういえば行きつけの美容室でも取り扱っている)をルースタイプとリキッドタイプ両方を一年前から使っている。
このファンデ、つけたままで寝ても大丈夫な位、肌にいいらしい。確かに飛行機の中でも状態良好だった。ナチュラルだが意外なくらいカバー力もあるし、下地を選ぶが、このファンデの特徴に慣れればつけやすいく崩れにくい。
どうせここまで長くなったから、読みにくさなどは無視して書いておくが、基礎化粧品とファンデはバイオを活用するとして、色物系は、やっぱり色気のあるシャネルやボビブラウンで...と思っていたら。
ハウシュカのブロンジングパウダーとチークの現物を無料支給されたので使ってみたところ、これが粒子が細かく、中間色だが濁りのない色で、よいのである。香りがシナモンそのもので、おそらく原料にシナモンが入っている?そういうところも結構好きだ。
バイオはどちらかというと実用一点張り、というイメージだったが、市場が広がり、どんどん洗練されてきた印象がある。
ただ、いろいろなバイオメーカーの日焼け止めを使ってみたが、肌のび、白色残り、感触(べたべたするのも苦手だが、ぱさっとした皮膜感が苦手である。特に手に塗った後、タオルでぬぐったとしても、ハンドバックの取っ手などを触るのが気持ち悪い)、度数問題(高くてもSPF30くらいまでしかない)など、今後に期待しなければならない。
今のところ完全バイオではないけれど米国キールズ(kiehl's)がナンバーワンか。
総合的には、わたしももうケミカルには戻れないかも...
断っておくが、わたしはバイオ原理主義ではないので、もし、ケミカルにもっといいものがあればそちらを使うだろう。
と、言いつつ、今一番気になるのはオバジのブルーピーリング(超ケミカルやん!)。夏が終わったら実行すべく、コンサル行って参りますです。
そんな感じです。Rちゃん、どう、役に立つか知らん?
...
日本のミネラルファンデ、MIMCのコンセプトが気に入って(モイスチャライザー、日焼け止め、すべてミネラル系のパウダーであるところ)買ったのだが、非常に乾燥する。使い方が悪いのかな...手ほどき求む。
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