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the world is not enough




紛争中のユーゴにいたとか
中東に留学していたとか

米国に住んでいた過去があり、現在はEUの中心に在住とか


「Moetさん、ひょっとしてヤバいご職業に就かれているのではないでしょうね?(わくわく)」

という非常に愉快なメールを頂戴した。


Yさん、ヤバいご職業って、
ス、スパイ?
世界を股にかけ、邪悪な秘密結社を組織している?
美術品ばかり狙う大泥棒?
あるいはそういう人物の愛人?

そういうことか知らん?
おもしろそう~。わたしの妄想も暴走中。

きっとそういう人は、目立たないようにわたしのような普通の主婦を装っているに違いありません。
こういうセコいブログを書いていることも、おそらくカモフラージュに違いありません。


Yさん、あなたの妄想がヤバすぎます(笑)。


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ベオグラード 




6月末、仕事で欧州に来る友人と小旅行を予定している。
わたしは超魅力的な美女と旅行。夫と娘は留守番。わははは。


と、思っていたのもつかの間、同じ日程で夫はベオグラードへ出張...しかもわたしの憧れのあの人のパーティーつきだと言うではないか。
ちょっと、夫人同伴じゃないとかっこわるいやん。パーティーにはわたしも連れて行けよ。




初めてベオグラードへ行ったのは、まだユーゴスラビアという国があった時である。ちょうどユーゴスラビア紛争中(1991~)。

ベオグラードからヴェネチア行きの列車内で車掌から2重に運賃を請求され、腐敗した社会主義の悪しき習慣(西からの旅行者からカモるのはあたりまえであった)にどうしても従いたくなかったわたしは、断固抗議する姿勢であり(笑)、南スラブ語と英語のバイリンガルの人が乗り合わせていないかと列車の先頭から最後尾まで訪ね歩いた...

熱い、若かったわたし。

今なら「この情けないおっさんが、わたしからぼったくった数百円で、帰宅途中に一杯ひっかけられるならいいではないか。子どもにお菓子を買ってやれるならいいではないか。」と思ってにこやかにカモられるだろう。

わたしも丸くなったのである(笑)。


イタリアに入ったとたん、舞台の書き割りが変わるかのように世界が変わったのを覚えている。
おお、「意味」の通じるすばらしき世界!

イタリア人の車掌からも「詐欺られたね!」と祝福された(笑)。



多くの民族や帝国が衝突し、形成され、消えて行ったバルカン半島。
歴史のロマンと人間の底なしの陰惨さが充満するエリア、というイメージである。西側の非当事者が妄想する、人々の苦しみ抜きの歴史や文化のロマン...
でも何が陰惨って、この地域で民族や言語や宗教や金の名の下に殺し合いをしている一部の人々にとって、民族、言語、宗教、金自体がロマン、なことであるような気がする。



・・・・・


何でこういうことは重なるんでしょうなあ。両方行きたいなあ。



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花絨毯




大した手入れをしなくても毎年絢爛に花を咲かせる蔓薔薇。


ひとつひとつの花はもろくて特別美しくもないが、群咲したその姿は飛行機から見る雲のよう、そして香りはハチミツのよう。
夜は夜で、真っ白な生き物が宙に浮いているように見える。香りもいっそう濃い。


今日は嵐の前の暖かい強風が吹きまくる(この天気、好き)。あじさいの鉢は飛び、ひまわりの若芽はなぎ倒され、蔓薔薇の白い花びらは次々に渦を巻いてダイニングの床に吹き寄せられる。

犬が鼻先に花びら一枚ひっつけてこっちを見ている。

花びらのじゅうたん ずっとこのままにしておきたい。








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ヤカラ言いたい




今日もモノの値段が上がる!話(笑)。


夫から聞いただけで確認はしていないのだが、アメリカンエアラインが、今後段階的にチェックイン荷物を有料化するそうである。
わたしはアメリカンエアラインに乗ることはないだろうが、他の会社が真似しない可能性はゼロではない。


そうそう、飛行機を利用する際のチェックイン荷物でひっかかる度に、ヤカラ(関西弁)を言ってみたくなることがあるのだ。
実際にはまだ言ったことはないので、ここでテストをしてみよう(笑)。


わたしは105ポンドの(欧米では)慎ましい体重の人間である。

それがなんで200ポンドの欧米人のおっさんと同じ待遇やねん!

10、20ポンドの違いではなく(これまで10、20くらいの超過で超過料金をとられてきた)倍。倍である。
Moetさん2人でおっさん1人。
200ポンドの欧米人のおっさんって、特に米国ではどちらかというとマジョリティだと思う。



昔、プロペラ機が空の主役であった頃は、セキュリティで乗客とその人の荷物を(同時にハカリにのせて)量り、全体のバランスをとっていたそうである。父もそう話していたし、「サザエさんうちあけ話」にも同じ描写があった。

そういうことをしないようになったのは、複数の理由があるのだろうが、現在ではその行為はPCにひっかかるんだろうな。


チェックインカウンターの前に荷物とともに立つと、総重量が赤い数字で出る。
「お客様、申し訳ございませんが、超過料金を頂きます。」
「荷物の中に鉄アレーが入っているのよ」と誰も訊いてないのに必死で言い訳してたり...
「この旅行のために必死でダイエットしたのに!」と泣いて訴えている人がいたり...
「フルフィギュアで何がいけないのよ?」とヤカラを言う人がいたり...
一方、平均的日本人は総量が制限より少ないので、その分がマイルになって返還されたり...(ムシよすぎ)。

チェックインカウンターで働く人もさぞ楽しかろう。

以上妄想。



社会は理不尽なことであふれていて、聖なる天蓋としての「父」はそれを「受け入れよ」と命ずる。
わたしたちが「そういうもんなんです」とその命令を受け入れるようになると「大人になったね」と認めてもらえるのである。

わたしは時々(いやかなり)ムキになることがある。まだ大人になりきれていないのだ。


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ドライブ




ガソリン代が上がっている。


つい半年くらい前までは、ディーゼルのリッターが90セント前後で安定していたのに、今では入れるたびに値段が上がる。
昨日は1.6ユーロだった。
おそらくもっと上がるのだろう。

これでウホウホに儲けている人がいると思うと無性に腹が立つので(笑)、ガソリンが漏れているかと思うほど燃費が悪い車だし、週2くらいでしか乗らないようになった。


今日はパーティーに招待されている娘を送り届けるために郊外を5分ほど走り、道を間違えたというのもあるが、緑のトンネルの中を延々走り続け、牧草地の間をぬけ、「ジャガイモあり升」という拙い看板を見たりしながら、久しぶりに意味のないドライブをしてしまった。

それにしてもこれほどモンクの似合わないドライブもないよな。
仕方がないのでモーツアルトをかける。


ああ、夜明け前の都会を走りたい。どうせガソリンを無駄にするなら。



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