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Brugge Style
年末の風景 2012
金曜日からロンドンで年末のイベントが始まり、美食のために腹周りをひとサイズ大きくしながら昨夜遅くに帰宅した。
だからツリーは今朝になってからやっと飾り付け終了。遅い!
今年はこの例の3メートル白ツリーを出してみたかったがために夫が休暇に入るのを待たなければならず、常よりも遅くなってしまったのだ(右の写真がブルージュの家で2010年に撮影した「例の」クリスマスツリー)。
実は今年のツリーの全体像をお見せできない理由がございましてな...
このツリーは組み立て式になっており、台座の部分を合わせると5つのパーツに分かれている。
今の家ではこの5パーツを全部組み立てることやはり叶わず、一番上の部分のパーツは取り付けができなかった。
つまり美しい円錐型ではなく、細長いプリンの形なのだ(笑)。
まるで天井を突き抜けて成長してしまった木に見える。
みっともないからやっぱりやめようと意見したのに、外から見たらすごく綺麗だから今年はこれでいいのだと夫が言い張りそのまま...今年はクリスマス前から年始まで留守をするのでいいかー。
もっと広くて天井の高い家に引っ越したいです。
クリスマスの準備をしたり、カードが郵便受けに入っていたり、日本からプレゼントが届いたり、きっと今が一番たのしい時期。
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a touch of frost
思い起こせば去年は暖かい冬で、一度も手袋をはめなかったほどだった。ここロンドンより南部では雪が積もったのも1日だけ。
今年は今のところはそれほどでもないが、去年よりは確実に寒さ厳しくなる予感...
早朝、犬が庭に出ると自動的に防犯灯がつき、その光の中できらきら輝く霜が美しい。さくさく音を立てる芝生も霜が降りて真っ白だ。
娘はクリスマスを迎えるブルージュで積雪を熱望している。
夫は大晦日を迎えるベルリンへは雪が降ったら車で行きたいほどだと言う。道中が大変ロマンティックらしい...いやいや予定通り飛行機で行きましょうや。
雪なんか降ったら外出が大変なだけ(靴痛むし)と言うわたしは、いったいどこにいつ「雪を待望する心」を忘れて来たんでしょう。
今年、サンタクロースには「雪を待望する心」をお願いしようかと思う。ブリキの木こりみたいに。
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英国と言えば...サイダー?
ベルギーと言えばビール。フランスはワイン。
英国と言えば...ウイスキー? 正確にはアイルランドやスコットランドか知らん。
わたしはウイスキーは飲めない...
じゃ、やっぱりサイダーだ。
日本でサイダーと言えば「三ツ矢サイダー」のようなものをイメージする。「ひとりでふたりで三ツ矢サイダー...」という初心な歌にもよく現れているように、清く正しく健全な発泡性の甘い透明な飲み物。
英国のサイダーは大人の飲み物だ。アルコール度4度5度、りんごを発酵させて作る発泡性の「お酒」なのだ(フランスはノルマンディーのシードルと同種なのが歴史的地理的局面からも興味深い)。
英国でパブに行くとこういうサイダーが、りんご味だけでなく「ベリーとライム味」とか、桃で作ったものとか、有名ブランドからオーガニックのものまでカラフルなボトルが並んでいる。好奇心をそそられはするのだが、甘い飲み物が大の苦手なのでいつも適当な赤ワインを頼んでいた。
先日、パブ帰りに人に会わなければならなかったのでワインは自粛して、バアテンダーのお姉さんのおすすめの「赤ワインが好きならレッド・ベリーをクラッシュアイスで飲んでみたら?」を初体験。
おいしい。これに苦みが入っていたらもっと好みの味(イタリアのサンビターsanbitter大好き)だ。それほど甘さも気にならないので飲み過ぎて結局カロリー過多になりそう...味としてはクリック(ベルギーのチェリービール)を開封して一晩経ったら気が抜けた、という感じか。ひどいたとえか(笑)。
色がきれいな赤色なので、ベルギーのクリスマスパーティーに持って行こうと思う。
ちなみに豚肉のかたまりを糸でまとめ、サイダーと塩のみでマリネし、オーブンで焼くと非常に美味いのですよ。土屋敦さんという料理家の方のこのレシピ(彼のレシピはどれも好み)。わたしは肉の脂が好きなのでバラ肉で作る。今日の記事はこのレシピを紹介したくて書いたと言っても過言ではない。
これを食べるときは次回はやはり飲み物はサイダーかな。
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