先週、南支部学校保健会研修会の講師をさせていただきました。
養護教員や校長先生が対象ですから、専門的に児童心理などを学ばれて来られた方…「釈迦に説法」なんですが。
まぁ、私も学び・実践してきた部分もありますし、実際に子育てや、お母さん方の相談に乗っていることもありますので「カウンセリングに学ぶ、子どもとの向き合い方」というテーマで。
といっても、「子どもに向き合う」ということで何かを教えるよりも、「子どもと向き合う私」に向き合ってもらうことを中心にすえることで、私の中では方向性が定まりました。
1時間半、講師としてしゃべるなんておこがましいですから、実践的ワークをしながら「気付いたことを分かち合う」
これならいつものスタイルです。
流れは以下のとおり
2分間の静かな時間
(外の音を聞く・身体の様子を尋ねる)
「聞く」ということについて
(常に耳から音は入ってきている・意識化しているのはホンのわずか・聞いていないのではなくて、意識に停めない)
「流れ星」のエクササイズ実践
(話を聞き絵を書く・周りの人と比べながら分かち合う)
親子コミュニケーションの心がけ
(出来ていないと嘆かない・同じ目線・見本を示す「ありがとう」「きれい」「おしゃべり」・「しつけ」と「暴力」・わたしメッセージ)
5分間のミニカウンセリング実践
(うなづき、つぶやき、レス・テクニックじゃなくマインド・3つの設定)
ミニカンに学ぶコミュニケーション
(相手の話を最後まで聞く<受容>・自分の考えに置き換えない<共感的理解>・出来事より気持ち・話し手がありのままでいられる<自己一致>
2分間の静かな時間
(今の気持ちを、色や天気で意識してみる)
レジュメを配布しなかったんで、参加された方は思い返す参考にと。
私の心がけとしては、ゆっくりと話すこと。
やっぱり、人の前にでると緊張して早口になっていきますから。
間にワークを挟むことでそこそこ落ち着きながら出来た気もします。
それぞれの話やワークの目指すところはこのブログで今まで書いてきたことばかりです。
いろんなワークや講習会で聞いてきたことも、私の中に取り込まれた形で「高橋の考え方」として昇華されてる気がしますね。
誰かの考え方を持ってくるんじゃなくて、(偏った理解もあるかもしれませんが)私が今言葉に出来る形でのトピックとして。
あと、一方的な講習は面白くありませんし(ってか出来ませんし)なるべく参加者の声を聞く時間を多くすることも心がけました。
そういうときでも、発言された方の言葉をできるだけレスして、聞き方のコツを示します。
そのことは言葉にしませんでしたが、様子で感じてもらえたんじゃないかなと。
ミニカンの実践では、時間が短いのと、近くにいた方とのペアなんで、本当の「今、話したいこと」になったかどうかちょっと心配はありますが、「邪魔されずに話す」「傾聴する」のさわりは体験してもらえたと思います。
そいういうことを"普段していない”と気付いてもらうだけでも、大きな意味がありますもんね。
あらためて、「聞き方」の学びは、"気付き”に基づくことだと再確認しました。
ある参加者は「2分間、ゆっくりすること」でいつもと違う感じを体感してくださいましたし、ある方は「いい事を言ってあげようと思ってたけど、まずしっかり聞いてあげることなんですね」と言ってくださいました。
そういう声を聞かせてもらうこともうれしいですよね。
私自身、いろんなことを再確認できましたし、また同じ機会があればもうちょっと時間配分を考慮してできるかな、と。
できれば、この”さわり”だけではなくて、継続的にカウンセリングを学んでもらえるとうれしいんですが。
そのためには、私が発信し続けることですかね。
私のHPやブログを紹介させていただいたところ、多くの方が覗いてくださったようです(アクセスが一気に増えてました)
これからも覗いてやってください。
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