ふと思ったことがある。
資格マニアという称号を得た人は、得てして、資格を取得すればするほど「国家資格比率」あるいは「公的資格比率」を落としているのではないかという点だ。
「78の資格を取った」という本では、そのうち、国家資格は30にも満たず、資格取得番号が増えるごとに民間資格が増加している。また、「資格を30取得しました」という本では、記載されている範囲内で、国家資格は10程度。順序は書いてないのでわからないが、資格マニアが初歩の段階で取得する資格が列挙されている。このレベルなら、まだ、民間資格はあまり含まれていない。
勝手な想像かもしれないが、資格取得が100を超えると、国家資格取得数は、マニアの中でほとんど数は変わらないのではないかと思っている。「行政書士」「宅建」「FP技能士」「衛生管理者」「危険物」「消防設備士」「公害系」「その他労働安全衛生系」「運転免許系」「電気系」「環境系」等があって、人によったら「診断士」「税理士」「社労士」「司法書士」「調査士」「会計士」等が入ってくる。
「医師」「弁護士」「不動産鑑定士」(私が思っている有名資格の内の日本3大難関資格→一般の人に馴染がなくてもよければ、超難関資格は他にも存在する)の取得者もいるが、この手の方で「資格マニア」に走る人は、それほど多いような気がしない。本職が忙しいからかもしれないが。って、無責任なことを書くと、teraさん等医師かつ資格多数保有者から叱られそうなので、私の勝手なイメージとしておく。
資格マニアと思われていた時の私の心情からして、資格マニアは周囲の期待に応えるために、資格を増やす宿命を背負わされる。プレ資格マニア(準資格マニアor資格マニア補)の時は、自分の専門性を高めるため、あるいは、将来の転職や会社での仕事のために、社会的評価の高い「国家資格」や「公的資格」を中心に取得していたにも関わらず、期待に応えたいが故に「数がすべてモード」に突入する。(何せ、久しぶりにあった人からの挨拶が「今いくつ(取得した)?」だもんな・・・」
社会的評価の高い資格が、年間、10も20も取り続けることができる訳がない。だから、比較的取得しやすい民間資格に走るのだ。俗に「3ヶ月で取れる国家資格」を取得完了した後に、陥りやすい「民間資格コレクター症候群」ともいえるだろう。
それが「良い」「悪い」は私には判断できない。趣味の世界は人それぞれ。ゴルフの代わりに資格を取得しているのなら、十分、その意義を果たしているであろう。
しかし、資格を商売にし、すべての資格に精通しなければならない人ではなく、一般社会人が「コスト」や「時間」を投下すれば、誰でも取得できる資格をポリシーなく、手当たり次第に取得し続けるのは、わたし的にはNGである。
資格の研究家である私でも、最近はほとんど無意味な民間資格には手を出さなくなった。理由として、資格を取得することは、その取得過程でスキルや能力を高め、試験で知識の定着や技術の到達度をチェックし、公的かつ客観的な「合格証書」により、その保有能力の証明や棚卸しをするものだと考えているためである。
一番最初、あるいは、自分の最も誇らしい資格を取得したときの気持ちを思い出して欲しい。何のために、その資格を取得したのだろう。やはり、自分の能力を評価してほしい、社会に認めて欲しいといった気持ちからスタートしているのではないだろうか。それは、言葉を変えると、自分の能力を高めて、その裏付けを得たいといったものではなかったか。
なら、履歴書にも書けない、名刺にも刷れないような資格を闇雲に集めることが、本当に、当初の自分の願いだったのだろうか。無論、「資格マニアとしての責務だ」という考えもOKである。その考え方なら、資格を取り続ける意味もわかる。ただ、プレ資格マニア(準資格マニアor資格マニア補)の段階にあるのなら、「専門性を高めるのか」それとも「多数の資格を手に入れ資格マニアとなるのか」を、将来を見極めつつ、判断してほしい。
そして、振り返ると、このことが、私が資格マニアになりきれなかった、大きな理由でもある。
資格マニアという称号を得た人は、得てして、資格を取得すればするほど「国家資格比率」あるいは「公的資格比率」を落としているのではないかという点だ。
「78の資格を取った」という本では、そのうち、国家資格は30にも満たず、資格取得番号が増えるごとに民間資格が増加している。また、「資格を30取得しました」という本では、記載されている範囲内で、国家資格は10程度。順序は書いてないのでわからないが、資格マニアが初歩の段階で取得する資格が列挙されている。このレベルなら、まだ、民間資格はあまり含まれていない。
勝手な想像かもしれないが、資格取得が100を超えると、国家資格取得数は、マニアの中でほとんど数は変わらないのではないかと思っている。「行政書士」「宅建」「FP技能士」「衛生管理者」「危険物」「消防設備士」「公害系」「その他労働安全衛生系」「運転免許系」「電気系」「環境系」等があって、人によったら「診断士」「税理士」「社労士」「司法書士」「調査士」「会計士」等が入ってくる。
「医師」「弁護士」「不動産鑑定士」(私が思っている有名資格の内の日本3大難関資格→一般の人に馴染がなくてもよければ、超難関資格は他にも存在する)の取得者もいるが、この手の方で「資格マニア」に走る人は、それほど多いような気がしない。本職が忙しいからかもしれないが。って、無責任なことを書くと、teraさん等医師かつ資格多数保有者から叱られそうなので、私の勝手なイメージとしておく。
資格マニアと思われていた時の私の心情からして、資格マニアは周囲の期待に応えるために、資格を増やす宿命を背負わされる。プレ資格マニア(準資格マニアor資格マニア補)の時は、自分の専門性を高めるため、あるいは、将来の転職や会社での仕事のために、社会的評価の高い「国家資格」や「公的資格」を中心に取得していたにも関わらず、期待に応えたいが故に「数がすべてモード」に突入する。(何せ、久しぶりにあった人からの挨拶が「今いくつ(取得した)?」だもんな・・・」
社会的評価の高い資格が、年間、10も20も取り続けることができる訳がない。だから、比較的取得しやすい民間資格に走るのだ。俗に「3ヶ月で取れる国家資格」を取得完了した後に、陥りやすい「民間資格コレクター症候群」ともいえるだろう。
それが「良い」「悪い」は私には判断できない。趣味の世界は人それぞれ。ゴルフの代わりに資格を取得しているのなら、十分、その意義を果たしているであろう。
しかし、資格を商売にし、すべての資格に精通しなければならない人ではなく、一般社会人が「コスト」や「時間」を投下すれば、誰でも取得できる資格をポリシーなく、手当たり次第に取得し続けるのは、わたし的にはNGである。
資格の研究家である私でも、最近はほとんど無意味な民間資格には手を出さなくなった。理由として、資格を取得することは、その取得過程でスキルや能力を高め、試験で知識の定着や技術の到達度をチェックし、公的かつ客観的な「合格証書」により、その保有能力の証明や棚卸しをするものだと考えているためである。
一番最初、あるいは、自分の最も誇らしい資格を取得したときの気持ちを思い出して欲しい。何のために、その資格を取得したのだろう。やはり、自分の能力を評価してほしい、社会に認めて欲しいといった気持ちからスタートしているのではないだろうか。それは、言葉を変えると、自分の能力を高めて、その裏付けを得たいといったものではなかったか。
なら、履歴書にも書けない、名刺にも刷れないような資格を闇雲に集めることが、本当に、当初の自分の願いだったのだろうか。無論、「資格マニアとしての責務だ」という考えもOKである。その考え方なら、資格を取り続ける意味もわかる。ただ、プレ資格マニア(準資格マニアor資格マニア補)の段階にあるのなら、「専門性を高めるのか」それとも「多数の資格を手に入れ資格マニアとなるのか」を、将来を見極めつつ、判断してほしい。
そして、振り返ると、このことが、私が資格マニアになりきれなかった、大きな理由でもある。