今朝の日経新聞の一面で、久しぶりに「NVQ」なる言葉を見つけた!
「NVQ」とは「NATIONAL VOCATIONAL QUALIFICATION」の略称である。「働けない若者の危機」という記事の中に「遅れる公的訓練」という項目があり、そこで、「英国は1986年に始めた職業能力評価制度(NVQ)を年間延べ数十万人が取得する」と書かれていた。
日本で、この制度に一番近いのが「ビジネス・キャリア制度」なのであるが、似て非なるものである。記事に書かれている通り、NVQは英国では数十万人も取得する資格であり、信頼度が高い。公的な資格で、最高レベルは大学院修了と対等に通用する。
一方、ビジネス・キャリア検定は最高位の1級が無期開催延期となってしまった。いわば「幻の資格」。この幻の資格について、私は「営業1級」と「マーケティング1級」を保有する全国でも珍しい立場なのだが、仕事においては「営業」にも「マーケティング」にも従事していない(笑)
所詮、資格とはその程度のもなのである。
大体、日本のビジネス・キャリア検定には、「実技」がない。そう、すべてペーパー内での話なのである。培ってきたキャリアも全く考慮されず、紙ベースの試験に合格すれば1級。一方、NVQは国家主導の下で資格制度が構築され、業務におけるスキルの認証として信頼されるよう、実務経験等が合否に大きく影響する。
ゆえに、このような制度があれば、資格取得数で全国トップを標榜しても問題ないと思うのだが、今の日本の資格の置かれた環境では、どのレベルの資格まで各人が「資格」と考えるかによって、日本一が代わってしまう「危うい状況」なのである。
履歴書の中では全く使い物にならないネット資格まで含めていいのか?大学の学位や単位取得まで資格としていいのか?前提条件が確定しないことには、日本一は無数に存在することとなる。
イギリスが7,000から8,000あった資格制度をNVQの作成によって再編したように、日本も職能制度の尺度となるような資格の構築を実現して欲しいと願っている。
「NVQ」とは「NATIONAL VOCATIONAL QUALIFICATION」の略称である。「働けない若者の危機」という記事の中に「遅れる公的訓練」という項目があり、そこで、「英国は1986年に始めた職業能力評価制度(NVQ)を年間延べ数十万人が取得する」と書かれていた。
日本で、この制度に一番近いのが「ビジネス・キャリア制度」なのであるが、似て非なるものである。記事に書かれている通り、NVQは英国では数十万人も取得する資格であり、信頼度が高い。公的な資格で、最高レベルは大学院修了と対等に通用する。
一方、ビジネス・キャリア検定は最高位の1級が無期開催延期となってしまった。いわば「幻の資格」。この幻の資格について、私は「営業1級」と「マーケティング1級」を保有する全国でも珍しい立場なのだが、仕事においては「営業」にも「マーケティング」にも従事していない(笑)
所詮、資格とはその程度のもなのである。
大体、日本のビジネス・キャリア検定には、「実技」がない。そう、すべてペーパー内での話なのである。培ってきたキャリアも全く考慮されず、紙ベースの試験に合格すれば1級。一方、NVQは国家主導の下で資格制度が構築され、業務におけるスキルの認証として信頼されるよう、実務経験等が合否に大きく影響する。
ゆえに、このような制度があれば、資格取得数で全国トップを標榜しても問題ないと思うのだが、今の日本の資格の置かれた環境では、どのレベルの資格まで各人が「資格」と考えるかによって、日本一が代わってしまう「危うい状況」なのである。
履歴書の中では全く使い物にならないネット資格まで含めていいのか?大学の学位や単位取得まで資格としていいのか?前提条件が確定しないことには、日本一は無数に存在することとなる。
イギリスが7,000から8,000あった資格制度をNVQの作成によって再編したように、日本も職能制度の尺度となるような資格の構築を実現して欲しいと願っている。