生涯学習の部屋

資格取得数238。6つの修士と18の学士と2つの短期大学士。MBAサラリーマンの生きがい発見生涯学習奮闘記。

『宗教社会史の構想』

2013年03月02日 22時33分24秒 | 読書
一見、浄土真宗と関係なさそうな本だが、サブタイトルが「真宗門徒の信仰と生活」であり、まがうことなき、真宗関連の本である。

問題は、その内容について、書きづらという点だろうか?なんせ、p.74からは「堕胎・間引きの忌避」、p.90からは「殺生忌避の精神的基礎」というテーマである。無論、そんなおどろおどろしい内容が続くわけではないのだが、書きづらいことは書きづらい。

それより、最初の方のp.37から書かれる「門徒の倫理・エートス」についてみていきたい。

門徒の行動様式として以下の点が挙げられている。

・勤勉
・正直
・節倹
・忍耐

といったところが門徒の徳目として挙げられている。自分自身を振り返ると、まだまだ、真宗門徒として不完全と言わざるを得ない。とはいえ、この後に続く「悪を排して善につく」という点については、まずまずのところにいるのではないかと思っているのだが・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『安心してがんばれる世界を』

2013年03月02日 14時28分17秒 | 読書
この本はわずか73ページの文庫本。

特筆すべきは「真宗文庫」からの出版物であり、編集発行は「真宗大谷派宗務所出版部(東本願寺出版部)」となっている。そして、著者略歴の一番下に「宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌テーマ」である「今、いのちがあなたを生きている」が書かれている。

このテーマ、間違っているように見えて、まったく間違っていないのだ。

さて、薄い本だが、内容は薄くない。とはいえ、すべて書き綴るわけにはいかないので、この本独特のページを・・・pp.65-73まで、真宗大谷派学校連合会加盟学園・加盟校について、詳しく書かれています。北海道の稚内大谷学園から大分の岩尾昭和学園まで。

やはり、少なからぬ大学が宗教と繋がっていることを認識することができます。なんせ、真宗大谷派だけで8大学8短期大学そして多くの高校・中学・・・と続いていくのですから。

ちなみに、私が修了した武蔵野大学は浄土真宗本願寺派の大学。同じ親鸞聖人の流れを引く真宗十派のひとつで、大谷派は東本願寺、本願寺派は西本願寺を本山としています。そして、東本願寺は真宗本廟が正式名称、西本願寺は本願寺が正式名称となっております。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『こんな時親鸞さんなら、こう答える』

2013年03月02日 08時24分45秒 | 読書
年初の目標の7番目。

>浄土真宗に特化する。
>「仏説阿弥陀経」と「正信念仏偈」ぐらいは暗誦できるようにする。
>とはいえ、ともに、かなり暗誦できるのですが、まだ完璧ではないので。
>その他、関連図書30冊ぐらい読むこととしましょう。

阿弥陀経をBGMに打鍵している。家内からは「ご近所との関係もあるので音は小さく・・・」と注意を受ける。日本でもっとも信者が多い宗教といわれる真宗大谷派であったとしても、やはり、念仏読経の声は不気味でおどろおどろしいものとなろう。当然、苦情の原因となりかねないので留意するところである。

さて、この調子でいけば、暗誦は問題なく年内に修得することができるであろう。本来通勤途上で英語のヒアリングをするものが、念仏のヒアリングとなっている。そして、ブツブツ不審者のごとく、小声で唱えているのが私である(笑)

で、もうひとつの関連図書30冊も自然に読めるはずなのだが、せっかくだから、「真宗」「親鸞」「浄土(三部経を含む)」というキーワードのついた本はすべて記録にとどめることとしたい。「仏教」をキーワードにすると範囲が広いので、関連図書とはしないが、無論、いいことが書いてあれば紹介していきたい。

最初の1冊が小平図書館で借りた『こんな時親鸞さんなら、こう答える』という本。当然、この本のタイトルには反感を覚えるのだが、著者が思った書名にならないのが出版の世界。致し方ないのであろう。

現状、この世にいない親鸞聖人が、どのように答えるかなんて、凡夫の我々が軽々しく言えるものではない。テーマごとに親鸞聖人の言葉を取り入れているが、もし、そのテーマを、直接、親鸞聖人が聞いたなら、その方々の背景や立場、その他もろもろの条件を鑑み、臨機応変に答えていくと思うから。そして、その臨機応変の対応すべてが、いずれにせよ阿弥陀仏の慈悲におすがりするものであり、最後には極楽浄土につながるものであると思ってしまう。



というような屁理屈はおいておいて、やはり著者の本は読みやすく、非常に示唆に富むものです。なるほどと思うような事例を交え、かつ、本人の体験も語り、腑に落ちるような語り口で書かれています。

p.112にある「暁烏敏(あけがらすはや)さんという真宗大谷派の僧侶」の話も圧巻でしょう。

「ある日のこと、暁烏先生は、親鸞聖人の「善人なおもて往生を遂ぐ いわんや悪人をや」の一説を引用されました。「善人が往生するのであれば、ましてや悪人はいうまでもない」という意味です。すると聴講していた人が「先生!悪人が救われるなら、正直者がバカを見ます」と言ったというのです。すると暁烏先生は「正直者?いるなら前に出てきなさい」とおっしゃったそうです。この聴講者は、正直者とはまさしく自分のことと言いたかったのでしょう。バカをみるというのは、「私は損ばかりしている」「私は正直者」と言いたかったのでしょう。でも「我こそは正直」と言っている人ほど、人の非を認めることができず、自分の善ばかりを主張しているようです。親鸞聖人はこういう人こそ、いちばん怪しいとおっしゃったのです」(pp.112-113)

ちょっと、引用が長かったですね。暁烏敏先生は真宗大谷派なら知らぬ人がいないくらい著名な方ですが、このような話は知りませんでした。

やはり著者の人気の一片が、この文章からも推察されます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

月と富士山と黒雲と・・・

2013年03月02日 08時13分17秒 | 富士の高嶺
いつもブログに掲載している富士山はかなりズームが効いているものです。

ズームを緩めてやると、富士山上空の月も含めた画像が撮れました。月と富士山の間に横たわる黒雲。これを見たので、天気が悪くなるような気がしたわけですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日の富士山!

2013年03月02日 08時09分49秒 | その他
今朝の富士山は見えるには見えるのですが、山の上に雲が掛かっていました。

天気が悪くなるような予感がします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東横線・副都心線 16日から相互直通運転・・・

2013年03月02日 07時04分27秒 | その他
本日の日経新聞朝刊の35面に「埼玉-横浜直結 誘客策に知恵」という記事があった。

さて・・・このような記事を見て、いつも思うことなのだが、直通運転をしたら、本当に乗客は増えるのだろうか?この記事の中で、「土・休日のお出かけに便利なダイヤ」として「例えば 横浜7時42分⇒川越9時07分」と例示されていた。

今、横浜7時42分で路線検索をしてみたところ、東横線⇒副都心線⇒東上線を乗り継いだ場合、1時間39分かかっているが、それが1時間25分になるということらしい。乗り換え時間分短縮されたということなのだろう。しかし、一方で、JR湘南新宿ラインを使い池袋まで行けば1時間13分で横浜から川越まで行くことができる。

時間を重視するなら、JR湘南新宿ライン⇒東上線で行けば直通運転後の三線経由ルートより今でも十分早いのだ。ちなみに、東横線⇒副都心線⇒東上線は片道900円、JR湘南新宿ライン⇒東上線は片道1,070円となっている。

副都心線のメトロ区間が各駅停車なのだから、どう考えても横浜・池袋間停車6駅のJRにかなうわけないだろう。

始発で座ることができる点を除けば、横浜⇒川越までぶっ通しで乗る乗客以外はあまり影響がないことを考えると、本当に直通運転をしたことが誘客に貢献するのか・・・ということを思ってしまう。なんせ、行きたい人は直通であろうが、なかろうが、既存の交通機関を利用していくはずだから。

とはいえ、最近、横浜も川越も行く機会が減少している。一度、海を眺めに横浜でも行ってみようか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする