通信制とはいえ大学に在籍している限り、機構の学位試験は受験できません。
あまりに意味のないルールです。例えば、「大学院受験」「海外でのビザ取得」「就職」等々で「とにかく至急で学士の学位が必要」という人がいたとします。そして、今まで科目履修生をしていたり、大学を中退していて学習期間の条件をクリアしていた場合・・・確実に卒業資格が欲しいので、大学3年次編入したところ、半年で124単位が揃ってしまったとすると、機構の受験資格があるなら、大学生という地位をキープしたまま、学士の学位を狙えるわけです。でも、現行のルールでは、それができない・・・
「退学すればいいじゃん」という人もいるかもしれませんが、機構の学位取得には試験があります。確実に合格するとは限らない。だから退学するには大きなリスクが伴うわけです。単位数だけで合否を確定できるなら、中退もできるのですが、制度的にはそうなっていません。
ゆえに、せっかく単位があっても、夢を1年半遅らせなければいけなくなるのです。ひどい制度設計ですが、それがルールならルールに従わなければなりません。ルールを逸脱するなら、受益者となる資格がないわけで。
ということで、私も2020年4月からの放送大学入学を諦めました。久しぶりに、無職(会社員としての地位はあるのですが、アカデミックな場所からははなれるという意味で)となります。
で、目指す機構の学位は「学士/社会学(社会福祉分野)」です。「学士/社会学」は「社会学分野」で2008年10月期に申請し、学位を授与されています。その時のレポートは「生涯学習社会の現状と今後の課題」 。「生涯学習の部屋」の管理人として、渾身のレポートを書いています。「資格」や「社会人大学院」に加え「NVQ」や「キャリアコンサルタント」等々生涯学習社会を支えるインフラや環境にまで言及した作品。ちょっと読み返してみましたが、今読んでも色あせないレポート。自分で自分を褒めてやりたいくらい。最近の機構連続不合格の成果物と比べると、やはり、自分の得意分野なら書けているな~と思わせるもの。
さて、社会福祉分野ですが、テーマ選定について、連続不合格の時と同様、やはり、今回も足が地についておらず、フラフラしてしまっています。レポート作成を考えると、もう逃げ出したいくらいのブルーな気持ちになってしまいます。
当初、「貧困の連鎖」について書くつもりでしたが、図書館で社会福祉の本を眺めているうちに「自閉症」といった障害者福祉の分野や、「ケースワーカー」といった社会福祉の資格の分野も気になって仕方ありません。気にはなるけど、レポートが書けるかというと・・・逃げたい、避けたい、見送りたい。。。
とりあえず、仮題「貧困の連鎖ー教育分野における公的扶助の現状と今後の課題」という感じのレポートにしようと思うのですが、教育って公的扶助の対象だったかとか、安倍政権でどこまで無償化になったのか・なってなかったのかとか、高校の無償化って完全実施だっけとか、知識が全く追い付いていません。
グウタラで、追い込まれないとやらない自分的には、やはり、逃げたいし、見送りたいという拒絶反応がでています。でも、書かないと、放送大学の入学を見送った意味がなくなってしまうし・・・