★☆ 愛しき時間(とき) ☆★

2007年に乳がんと肺がんを克復しました。
現在 ACTH単独欠損症(特定疾患)、糖尿病の闘病中です☆

PET検診、癌の見落とし?

2006年03月04日 | PET検査

「PET検診、癌の85%見落とし・・・がんセンター調査」
ネット(読売新聞)で、この文字を読んだとき、
私の頭の中が真っ白になった。
癌患者にとって、少しずつでも希望をもち始めた昨今、
今話題のPET検診が、あてにならないって、どういうことなの~?
とってもショックだった

その記事によると、
国立がんセンター(東京)の内部検査で、
画像検査PET(ペット、陽電子放射線断層撮影)による癌検診では
85%の癌が見落とされて
いたことがわかった、とのこと。

私も昨年11月にPET検診を受け、
その後、3ヶ月にわたって再検査をしてきた。
このブログにも詳しく書いてきたけれど、
所見で3箇所の異常が見つかり、
12月はほとんど病院で再検査に追われた。

先週、婦人科を受診して、
最後の結果がもうすぐでるところまできていたので、
今回のニュースはとても残念である。

PETは放射線物質が含まれた薬剤を注射し、
癌に集まる放射線を検出して癌を発見する装置。 


体験した私も、
「う~ん、やっぱり!」っていう気がしないわけではない。

私のブログを読んできてくださった方にはわかっていただけると思うけれど、
一抹の不安もあった。
高額な費用を支払ってPET検査をしても、
結局はPET検査のみでは癌がはっきりせず、
CT、エコー、内視鏡検査、膀胱鏡、婦人科検診を再検査する。

う~ん、それなら最初からそっちの方を検査したほうがいいのではないの?って、
疑問が起きるのも当然なのでは?

国立がんセンター内に設置された「がん予防・検診研究センター」では、
2004年2月から1年間に、
約3000人が超音波、CT、血液などの検査に加えPET検査を受け、
150人に「癌」が見つかった


ところが、この150人のうち、
PETで癌があると判定された人は、
23人(15%)しかいなかった。
残りの
85%は、超音波、CT、内視鏡など他の方法で「癌」が発見されており
PETでは検出できなかった。


癌の種類別では、
大腸癌が見つかった32人のうち、
PETでも癌と判定された人は4人(13%)、
胃癌では22人中1人(4%)だった。
PETによる発見率が比較的高いとされる肺癌でも28人中6人(21%)、
甲状腺癌で11人中4人(36%)にとどまった。

PET検診は1994年ごろから使われ始め、
現在は100近くの医療機関が導入して、多くで癌検診にも使われている。
その癌検診は保険がきかないため、10万~20万程度の費用がかかる。
1ヶ月間で約4600人が受診している。
(私の場合は癌の病歴があるため、保険適用だった)

国立癌センターの検診部長は、
「PETでは『小さな癌を見つけやすい』といわれてきたが、
早期発見では他の検査に比べ検出率が低かった。
PET検診の意義は小さいのではないか

と話している、と書いてあった。

これからPET検査を受けようとして、
予約をしている方も大勢おられると思う。

私も今年の秋にはまた受けた方がいいのかなーとは思っていた。
でも、PETを経験した私の感想は、
横になったいるだけで楽は楽なのだけれど、
これで全身の癌が見つかるって本当かなーと一抹の不安もあった。
(CTより楽だっただから・・・)

放射線をあびて、高額な費用を払って、
癌が発見できないのでは納得いかない。

みなさまは、どうお考えですか?




Comments (8)
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