★☆ 愛しき時間(とき) ☆★

2007年に乳がんと肺がんを克復しました。
現在 ACTH単独欠損症(特定疾患)、糖尿病の闘病中です☆

★ 熟年離婚 ★

2006年03月13日 | 想い

今、ブームのようにも語られる「熟年離婚」
そして現実に、まわりでも耳にする「熟年離婚」。
芸能界でも日常茶飯事のように、
熟年離婚が報道されている。

2007年度に始まる「年金分割」で、
今我慢している妻が、
一気に「離婚」を夫にもちかけることになるかもしれないという、
夫にとってはとんでもない話が密かに広まっている。

しかも、離婚に備えてへそくりをためているというのだから、
殿方には細心のご注意を!
(別に脅しているわけではありませんが・・・笑)

昨年テレビドラマで「熟年離婚」があり、
私も毎週見ていた
仕事一筋、妻との間の溝にも気づかず、
定年と同時に離婚を言い渡される夫・・・。
そのドラマでは、
妻は希望どおりの離婚ができて、輝いていた。

夫は突然の別れにとまどってなかなか立ち直れない。
最初のうちは夫がかわいそうだなーと思ってみていた。

(特に定年した日の帰りに一人で街にでて、
妻に指輪のプレゼントを購入し、
メッセージカードまで準備していたのに、
それさえ渡せなかった・・・。
感謝のメッセージを書いた
夫の気持ちを考えると涙がでてしまって・・・


しかし、回を重ねていくうちに、
妻のほうも惨めにみえてきて、
やはりこの夫婦の離婚は失敗だったと思った。 

案の定、残した子供達のことなど考え、
途中で妻から夫に復縁を迫ったが、
もう、その時は、夫は受け入れなかった。

やっとで立ち直りかけている時の復縁の話に夫は怒った。
そして、復縁を断わる。

私は当然だと思った。
妻は勝手すぎる。
そして離婚というものを甘くみている。
夫をそんなに振り回しては・・・と憤りを感じた。
(ドラマなんだけど・・・笑)


私は基本的に、「熟年離婚」は反対である。
若い時なら別である。

私も友人から相談を受けたりすることがあるけど、
必ず「離婚は止めたほうがいいよ」って説得する。
もっと別の角度から見ると、
何かいい解決があるはずだから・・・。
熟年離婚で本当に大変なのは女性のほうだと思うから・・・。
経済的な深刻さを考えると、男性の比ではない。
独りになって自由を得ても、
もっともっと大きな貴重なものを失うことになる。


先日、熟年離婚をテーマに放送した番組によると、
熟年離婚の根底には、
夫の定年退職があるとのこと。

「夫が定年をむかえて、ずっと家にいると思うと夜も眠れない」とか、
「夫は週末の私を真の姿だと思っている」とか。

結構女性は好きなことを言っているな、
と苦笑しながらみた。

後者の方は、週末だけは従順な妻を演じ、
平日に趣味や生涯学習、友達つきあいで羽を伸ばして
バランスをとっているのに、
「365日演じ続けるのは無理」という叫びだった。

女性の立場として、
「夫が働いて家族を支え、
定年まで勤め上げるのは並大抵ではないと思うし、
未知の良い面が夫にもきっとあるはず。
妻側も早合点は禁物。」
と伝えたい気持ち。

お互いに歩み寄れば、きっと分かり合えるはずだもの。
若い時代から一緒に苦楽をともにしてきて・・・、
その歴史の重みは何ものにも変えられない宝物だから・・・





Comments (2)
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