マンション管理士日記

地域を守る:マンションと地域の融合

野付半島

2013年09月06日 | 喜働

大学3年生。 北海道ヒッチハイクの旅。

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ずっと以前にブログで紹介した “ ジュン君 ”。 チロリン村の生活で すっかり仲良しになった二人で、野付半島へ遊びに行きました。

素晴らしい景観です。 根室海峡の先には国後島。 本当に目の前です。 望遠鏡で見れば、島の人の様子まで見えました。

さて。 行きは どうにかヒッチハイクで到着したのですが、帰りは なかなか乗せてもらえません。 なにしろ、男の二人連れやからね。

それでも、どうにか 「中標津まで戻る」 という30代男性二人の車に乗せていただきました。 

車中、例によって 色々なことを話す内に すっかり意気投合してしまい、「家に来んね」  そう誘われました。

「はい! 喜んで

到着したのは 少し郊外に ポツンと建つ一軒家。 ひょっとして新築の家? 

それから 酒盛り  わいわい騒いで、お互いの大学校歌などを大声で歌って盛り上がり、夜も酔いも深まっていきます。

と。 気付きました。 どうも、奥さんの様子が おかしいと言うか、端的に言えば怒っていると言うか。

質問。 「あのぅ、結婚して どのくらい経つのですか?」

「三日前に結婚式してね。 新婚旅行は 2ヶ月後に行くんよ」

「えぇっ 」 

「こいつもね」  と、もう一人の男性を指さして、「東京から来て結婚式に参列して、そのまま残ってるんよ」

「そうっすかぁ

完全に酔いの吹っ飛んだ 私と “ じゅん君 ” は、「それでは帰ります」

「えっ? もう 0時回ってるよ。 どこへ帰るの?」

「いや、ともかく、帰ります。 本当にお世話になりました」

二人で深夜の 中標津へ。 結局は、駅の片隅で 寝袋に もぐり込んだのでした。

あれだけ お世話になって、名前も住所も控えていません。 北海道に居る間は、生き抜く事と帰り着く事だけしか考えられなかったのです。

京都に戻って 愕然となりました。 中標津だけでは無く、北海道では実に様々な人たちから助けられ、好意を頂いたのです。 ところが、誰にも御礼さえ言えません。 誰にも何も返せないのです。

戻ってみて感謝の気持ちが湧いても、何も出来ない。

それで、次の決心をしました。 これは、一度 書いたことがありますが。

『俺は、これから 京都に来ている観光客の方々に 出来るだけ親切にするぞ !!』

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