がまごおり(蒲郡)クラシックホテル
に
宿泊した
数々の 作家の中で、
クリン、
みしまゆきお(三島由紀夫)について、
とりあげたいことが
あります
(※クリンの広場のテーマにしては、ヘビーですが・・ 大丈夫かな・・)
と いうのも、
しん(親)友のチット が、
先日・・
「三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実」
っていう
映画を 見に行き、
「おもしろかった~今年一番の映画だったわ」
と、
げきしょう(激賞)していたからです
今年・2020年は、作家・三島由紀夫の
「没後50年目」、、
それを 記念して、
この春・封切りになった
三島映画が
ロングランで
三島ゆきおの命日(11月25日)
に、
しん(親)友・チットは
見に行ったのです
・・・・
と
いっても
チットは「三島ファン」とかでは まったくありません
作品は・・
一応
全部・読んだらしいのですが、
「こんな面倒くさい文章
と
文句を 言っているくちです。
しかしながら・・
そのパフォーマンスの いみ(意味)するところや、
‟壮絶な死”に 向かった心
には、
ひとかたならぬ
関心を 抱いており、
三島由紀夫が、死の前年に のぞんだという、
東大ぜんきょうとう(全共闘)との「討論会」
の
ドキュメンタリー映画
ってやつを、
ドキドキしながら 見に行ったのでした。
チットいわく、
「1960~70年代は、世界中で若者が戦ってた時代ね。
まあ、
現在70代の人たちがやってた
学生運動は、
私らには わからなさすぎ。
知りたいのは、まず・・、三島由紀夫が東大生と
バトルした
70年ころの学生運動は、
『60
と いうことと、
三島由紀夫の右翼ぶりと、全共闘の左翼ぶりは どれくらいのものだったのか
そして、当時の東大生が、何を語ったのか?
この3点ね。
東大生ともなれば、感覚で反乱を起こしていた
のじゃなく、
そこに
論理による体制拒否が あったはず、、
それが、どの程度のレベルだったのか?
戦後史を深く知りたい者として、・・ぜひ見極めておきたい」
とか
なんとか 言って、
見に行った映画が・・
とても、おもしろかったらしいのです
チットに よれば・・
とうろん(討論)そのものも
とうろん(討論)会の流れも
おもしろく
そこに、
当時の関係者にとった インタビューえいぞう(映像)が
うまく・ハマり込んで、
あっという間の
1時間半
たとえば・・『全共闘・一の論客』と言われた、芥正彦さん
や、
司会をやってた学生や、
取材してた記者
三島側の「盾の会」の元メンバー。
彼らが、いまだに ただ者じゃなく、
切れ味を 失っていないのが、
現在の
インタビューから
ビシバシ・伝わってきて、
良かったそうです
また、
当時の「時代背景」を
かいせつ(解説)をしてくれる、
学者や
作家の お話が
足りない知しき(識)を おぎなってくれて・・
「これで全部が分かったなんて、もちろん思わないけど、雰囲気だけは、ずいぶんつかめたよ。」
と
かんしゃ(感謝)していました
と、いうのも・・
「解説者」の中に、
・作家の平野啓一郎さん
・内
・小熊英二先生
など
チットの お気に入りが、何人か いて・・
「 人選が素晴らしい あの人たちの言葉には
淀みがないからね
知性の塊みたいな人たちが、
自在に言葉を操って
滔々と語るのを
1時間以上、
10人以上も 見れるなんて・・
贅沢な映画だったよ、ほんと・・」
と
ポイントを 外して、よろこんでいました
また、「命日特別企画」
ならではの、
スペシャリティも あったそうです
それは・・
上映前の
トークイベントにおける、
カントク(豊島圭介監督)と TBSのプロデューサーのお話
さいしょこそ、
「気楽な居酒屋トークくらいの軽さで 始まった」
らしい、
笑い話の中に・・
この人たちも、
いわゆる・今一番、脂が のっているじき(時期)の「知識人」
であることが
はっきりと 見て取れて・・
「みんな、ワクワクして聴いてた」
って 言っていました
そして・・ このたびの「最大の収穫」は
と
いうと・・
「三島由紀夫についての認識」
を
彼のえんぜつ(演説)をきいて、改めざるをえなかった 点。
だそうです。
「討論会」で、東大生たちの 述べたことは、
若いなりに
青かったけど、
三島ゆきおは
その、かんねん(観念)的な「たとえ話」にも
しんけん(真剣)に
耳を かたむけて、
どんなに
ちょうはつ(挑発)されても
怒らず、
ていねい(懇切丁寧)に 自分の考えを 説明していたそうです。
「東大生たちは、三島が論破されて
立ち往生するさまを期待して 集ま
との
ことでしたが・・
さいごは、「アハハ・・」と 和んでいたそうです。。
(そこが、東大生の良いところ)
チットは・・
今まで
どうしても 好きになれなかった
三島作品や、
彼の行動に あらわれていた、
わらわれかねない・まっすぐさ
が、
ずば抜けた・ピュアさから
来ていたのかも・・
と
思い・・
「今後は三島由紀夫について、軽くものを言えなくなったわ。うわべだけを見て、ものを言うのは罪だね
いつまでたっても浅はかだわ、私も・・」
と
はんせい(反省)していました
(映画は、渋谷の「ホワイトシネクイント」でみたのですが、「来年1月からまた上映しますんで~」と
カントクがおっしゃっていたそうですので、ごきょうみある方は行ってみてくださいオススメです)