とうとつ(唐突)ですが・・
<小林一茶、雪の名句 5選>
愛らしく両手の跡の残る雪
雪仏犬と子どもがお好きかや
雪解けて村いっぱいの子どもかな
心から信濃の雪に降られけり
これがまあ終の住処か雪五尺
(2句目の「雪仏」とは「雪だるま」のことです⛄)
小説では
ないのですが、
この本、おもしろかったので、ご紹介しておきます
『小林一茶 この一句~現代俳人が選んだ上位句集』
(柳川彰治編著)
「めでたさも中位なりおらが春」の句集で
おなじみの、
江戸時代の俳人・小林一茶
「彼の作品の中で好きなのを一句えらんで下さい」
と
俳だん(壇)で 活やく(躍)しているみなさまに
アンケートをとって
まとめた本です
一茶の有名な句に「解説」が
ちょっとついているから、
かんしょう(鑑賞)して 楽しめるだけでなく、
192作品が、「投票順」に
下から並んでいるので
(あの句は何位!?)
と
ドキドキしながら待てる、よろこびも あります
ちなみに
ベスト15の「予想を書く欄」が 設けられていたので、
ク
(読者参加型なのです)
でも、
ベスト15なんて、思い浮かばなくて
困っていると・・
「自分の好きな作品ランキングを記入しても
って
書いてあったで、
読みながら えらびました
<クリンの好きな・7句>
あの月をとってくれろと泣く子かな
思う人の側(そば)へ割り込む炬燵かな
我と来て遊べや親のない雀
大蛍ゆらりゆらりと通りけり
御(おん)ひらひら蝶も金比羅参りかな
雀の子そこ退けそこ退けお馬が通る
★痩せ蛙負けるな一茶これにあり
<親友チット選・8句>
★麦秋や子を負いながら鰯売る
秋風や家さえ持たぬ大男
牛の子が旅に立つなり秋の雨
夕月や鍋の中にて鳴く田螺(たにし)
雉(きじ)鳴くや関八州を一呑みに
塔ばかり見えて東寺は夏木立
蟻の道雲の峰より続きけり
星にさえ愛別離苦はありにけり
「けっこう、、人柄が出るね~ えらぶだけで。」
(※4句目にありますが、うちのチットは、タニシが好きなのです)
みなさまも、
お友だちや ご家ぞくといっしょに
えらんでみると、
おもしろいかもしれませんよ
【おすすめ度:けっこう】