師走。今年もあと20日あまりとなりました。
11月にご紹介したかったシュガークラフト作品「菊花・宝尽くし」
大好きなお母さまの喜寿をお祝いするためのケーキと一緒にオーダーいただきました。
なにがよいかなぁ・・と考えていたところに目にとまった着物の文様。
宝尽くし・・と呼ばれるおめでたい文様です。
そこへ時知らずのおめでたい菊花を添えてみました。
「宝尽くし」はいろいろな宝物を並べた縁起のよい吉祥文様で、古くは中国の吉祥思想「八宝」が室町時代に日本に伝わり、日本風にアレンジされたものと言われています。
御守やお金、お香をいれる「金嚢」
振れば願いが叶うといわれる「打ち出の小槌」
金銀の重さを量るための「分銅」
大切なものを守る土蔵の「鍵」
金銀財宝を思いのまま出すことができる火焔の「宝珠」
天狗が持つという着ると体が見えなくなる「隠れ蓑」
円(まる)がつながっていることから円満が続くという縁起の良い「七宝」
采配をするための「軍配」
貴重な薬、香りのよい「丁子」
智慧と知識の象徴「巻物」(宝巻)
日本刺繍のイメージでそれぞれの宝物を紫色のプレートに描きました。
直径18センチに小さな宝尽くしとおめでたい菊花と松も飾って。
12人で召しあがる大きなケーキに添えてお祝いの記念に(*^^*)
大きなケーキは次回ご紹介いたします。