10月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:1855ページ絵封筒をおくろう
★★★★★ 封筒に、こんなに自由に絵を描いてもいいんだってことに、まずビックリ。特に切手の柄を生かした作品は、遊び心とセンスにあふれ魅力的。封筒とは言え、もはや立派なアート! 絵封筒に使えそうな切手を買いに行って、自分でも描いてみたくなりました。子供でも楽しめそうだし、これが広まれば、手紙文化が復活しそう!
読了日:10月09日 著者:きたむら さとし,松田 素子オトーさんという男
★★★☆☆ お父さんと娘の微妙な距離感、分かるなぁってところもあるけれど、お父さんの横暴さ(特に若い頃)には結構引く。昔はこんなワンマンお父さんも多かったのだと思うけど、家族でも人格を尊重する現代的な目線から見ちゃうと、ちょっと…。イラストのほんわかした感じと裏腹に、なんとなく毒を感じます。こんな風に描かれて、当のオトーさんはどう思うのだろう?(娘の著書は読んでるそうだし)お母さんバージョンもあるようなので、読み比べてみたい。
読了日:10月09日 著者:益田 ミリ手づくりの革ひもアクセサリー―天然素材だから気持ちいい結ぶ、編むかわいい小物
★★☆☆☆ 図書館でたまたま目に入ったので借りてみた。デザインも作り方も、わりとシンプルなものが多く、ちょっと物足りないかも。初心者向けっぽいです。
読了日:10月10日 著者:尾崎 美穂まこという名の不思議顔の猫 参 (MARBLE BOOKS)
★★★★☆ 相変わらず、まこちゃんの表情にはヤラレます(>_<)まったく、なんでこんなにいい表情ができるんだろう? あと、臆病キャラのしおんちゃん、うちにも同じような性格の猫がいるので、チラッと垣間見える姿にキュンキュンしてます☆
読了日:10月12日 著者:前田 敬子,岡 優太郎おさがしの本は
★★★☆☆ 図書館のレファレンスカウンターの担当が主人公というので、大崎梢「成風堂書店」シリーズの図書館版みたいな、本にまつわる日常の謎系の話かと思えば(前半はそんな感じも)、話も若干固めだし、後半は図書館存続か廃止かを巡る対立にシフトして、政治的な話!?みたいになってしまい、ちょっと残念。本好きには魅力的な舞台に、面白く動いてくれそうなキャラクターも何人かいながら、何か「惜しい」感じでした。
読了日:10月16日 著者:門井 慶喜仏果を得ず
★★★★☆ 表紙イラストが勝田文さんなので、落語界が舞台の「しゃべれどもしゃべれども」とダブって見えました。今では珍しい徒弟制の中で、個性的過ぎる師匠や兄さん方に翻弄されながらも、熱意を持って芸に精進する若き主人公。自分にはそれだけ打ち込めるものがないだけに、羨ましく思えるほど。恋愛のくだりは、ちょっと唐突過ぎる気も。でも若いってこんなもん?(笑)これも勝田文さんに漫画化してほしいです。
読了日:10月18日 著者:三浦 しをん覘き小平次 (角川文庫)
★★★☆☆ 再読。ハードカバーの刊行直後に読んで以来。内容を自分でもビックリするくらいきれいに忘れていた(汗)
読了日:10月18日 著者:京極 夏彦お母さんという女 (知恵の森文庫)
★★★☆☆ 先に「オトーさんという男」を読み、「お母さん」も読んで比較したくなったので。やはりあのお父さんとうまくやってきただけあって、お母さんはおっとりした人でした。あのオトーさんのワガママ放題ぶりは、このお母さんがいてこそのものなのでしょう。作者の愛情もストレートに感じられ、毒っぽさが薄かったので「オトーさん」より心穏やかに読めました。両親との心の距離感の違いが、2作読み比べるとはっきり分かり、ちょっと切なくなりました。
読了日:10月23日 著者:益田 ミリWILL
★★★★☆ 前作(MOMENT)は読んでいたけど、随分前で内容はほとんど覚えてなかったので、男みたいな口調で話す森野のキャラとか、最初は飲み込み難かった。サバサバした感じの態度や口調と、やけに甘酸っぱい恋愛をしている部分がうまく繋がらない。ラストもロマンチック過ぎて何だかむず痒くなった。全体としては充分面白かったけど、肝心の主役の人物像が、最後までしっくり来なかったのが残念。神田もこんな優男キャラだったっけ?前作も再読して、おさらいしてみます。
読了日:10月25日 著者:本多 孝好Dear
★★★★☆ 書店で見て、衝動買い。可愛いばかりでなく、クスッと笑えてしまうユーモラスな写真もありで、ひたすら癒されます。この方の写真ブログも見つけましたが、基本動物全般を対象にされているみたいで、子猫以外の写真も素敵でした。なんというか、目線?センス?がかなり好みです。
読了日:10月26日 著者:山下 良子
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10月は、ちょっと少なめでした。
オススメは、「絵封筒をおくろう」、「まこという名の…」、「Dear」です。どれも眺めるだけで楽しめます
「Dear」の山下良子さんのブログ(http://ryonouske.exblog.jp/)でも、可愛くてユーモアのある、温かい目線の動物写真が見られてオススメです