遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

中国藤製丸盆転じてエッシャーとなる

2021年09月24日 | 漆器・木製品

先日紹介した中国藤製(?)堤重の時、紹介し忘れた丸盆です(^^;

径 24.8cm、高 2.2㎝。戦前?

縁、底ともに、二重になっています。結構、頑丈です。

こんな風に置いてあったのですが、下側の盆の方をすっかり忘れていました(^^;

こういう感じで使うのでしょう。

煎茶道具を提重に入れるのは無理ですから、やはり菓子用堤重箱でしょうか。

 

今回は、何という事もない平凡な品ですが・・・・

小物を置いてみると・・・・

「お母さん、遅れちゃったよう」
「早く上がってらっしゃい」

 

『お爺さん、気をつけて』
『婆さんこそ』

 

「立ち舞うべくもあらぬ身の」
「袖うち振るも。恥ずかしや」
            能『船弁慶』

 

エッシャーの世界が展開します(^.^)


コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 根来塗三(四?)段重 | トップ | 総梨地家紋五段大重箱 »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
遅生さん、こんばんわ (たか)
2021-09-24 19:42:26
藤製なのですか?
素敵な丸盆ですね。欲しくなってしまいました。
    我が家に在るのは藤製では無く箱根の寄木の盆ですが一寸似た感じがします。

小物を置いた演出も中々楽しいお遊びですね。
返信する
遅生さんへ (Dr.K)
2021-09-24 20:02:49
先日紹介された中国藤製の堤重には盆も付属していたんですか。
なるほど、盆は、独立して、このような遊びにも利用できるんですね(^_^)
盆の面は、小物を置いてみると、目の錯覚で、段差があるようにみえますね!
返信する
たかさんへ (遅生)
2021-09-24 21:09:27
業者は竹として売っていました。私もずっと竹だと思っていました。硬いし、真っ直ぐだし。藤は編んだり、曲げたりするものだという先入観が邪魔したんですね。でも、竹には、必ず節がありますから。

寄木細工は近いうちにアップします。
返信する
Dr.Kさんへ (遅生)
2021-09-24 21:16:53
エッシャー盆には、今日、写真を撮っている時に気がつきました(^.^)
こういうおまけを発見すると、得した気がします。
盆の模様次第ですが、斜めに見ると立体的に見えます。小物を置くとさらに立体感が増します。
不思議です(^.^)
返信する

コメントを投稿