これまで何回も、青枯病について書いてきました。
家庭菜園をやっている者にとって、青枯病ほどショックの大きなものはありません。それまで順調に育っていた野菜が、ある日突然シナシナとなり枯れてしまうのです。しかも、ほとんどの場合、他の株も次々と倒れ、全滅に至ります。
故玩館向いの畑の場合、トウガラシ・ピーマン類がこの悪魔の病にとりつかれてきました。中山道沿いなので、歩く人たちに哀れな枯姿を晒してしまうことにも(^^;
そこで、これまで、いろいろな試みを行ってきました。そして、今年、満を持して挑んだ方法が、カニ殻鋤きこみと垂直栽培です。詳細なレポートはシーズンが終わってから。
まずは、現況を。
トウガラシ、ピーマン類の様子です。12株植えたうち、9株がグングン育ちました(欠損部には、せこく、ローゼルを入れました)。打率7割5分、全滅を繰り返していた頃が嘘のようです。
垂直栽培で、グングンと伸び、シシトウ(伏見甘長)はもう170㎝を越えました。当初の2m支柱ではおぼつかなくなってきたので、急遽、3mの竹を添えました。
で、収穫です(シシトウは数が多く、採るのに時間がかかるので今回はパス)。
ナスは青枯病フリーです。ついでに採りました。
秋ナス、生り盛っています。
さて、問題のトウガラシ、ピーマン類です。
ハンパでない量のピーマン。
ハンパでない量の万願寺トウガラシ。
ピカピカのトウガラシ、ピーマン類が波のように押し寄せてきます。5-7日のインターバルで収穫です。
5月初旬に苗を植えてから、5カ月以上生き抜いてきたのが、この結果です。
ついに、青枯病に打ち克ちました \(^_^)/
克服・・おめでとうございます👑✨✨✨じんるい(遅生さま)のえいちが細菌に打ち勝ちましたね⤴✨
※ローゼルを植えていたのも、もしかしたらよかったのかもしれませんよ💎ほら、ハーブってなんか浄化作用があるというか、強そうですから🍀🍀✨✨
我が家の家庭菜園も、健在です。
ホント、シシトウ(伏見甘長)はよく実りますよね。
採集の手間が大変ですよね。
我が家では、トウガラシ、ピーマン類は、だいたい、毎年、健在です。
ナスの出来が、ここ3~4年悪かったのですが、どういうわけか、今年は健在で、まだまだ実り続けるようです(^-^*)
これまでだめだったものが復活してくれると嬉しいですよね(^_^)
病気を防いだりしてくれる相性の良い植物をコンパニオンプランツと言うのですが、確かにローゼルはトウガラシ類を守ってくれるかもしれませんね。
なにしろ、見えない敵が相手なので、ピント外れのことも多いです。あたればハッピー(^.^)
大きな声では言えませんが、やはり温暖化のせいだと思います。
もう、日本中が亜熱帯。夏野菜のほとんどは熱帯~亜熱帯が原産地ですから、野菜たちも伸び伸びと育つのでしょう。
ただ、数万年前の東アフリカ原産とはいえ、人間の場合は伸び伸びとはいきませんね。ぐたーと伸びて、シナシナへとへとです(^^;
その陰には、膨大なボツ記事が。
骨董で名品、掘り出し品をゲットした時と同じですね。その一方で、偽物や法外な値段で買ってしまった物については、口外するのをためらいます(^^;
ピーマンを沢山貰ったので「ピーマン味噌」を作った、とお裾分けをいただきました。日本人好みの甘じょっぱい味はご飯によく合いました。岩手のご当地グルメだそうです。
さばくのに苦労します。
しかし、波が来ないと不作でガックリ。
まあ、罪のない喜怒哀楽ですね(^^;
ピーマン味噌、初めて聞きました。おいしそうです。
各地には、まだまだ知られていない美味の品がありそうですね。
クリンさんの言われるように、コンパニオンプランツが良かったのかも?
ところで、大量収穫は嬉しいのですが、この処理は奥様任せ? だとしたら、大変お気の毒です。遅生さんもお手伝いされればお喜びでしょうが・・・。
我が家は、金糸瓜(ソーメンカボチャ)が3本しか植えないのに大量に採れて、あちこちに配りまくってやっと処分できました。ところが冬瓜が植えないのに、毎年ゴミに捨てた種から大量発生、3,4本残していたら30個以上も生育し、約半分しか処分できていません。
大きくなるまでおくと直径20cm前後、長さ30~40cmにもなってしまうので、直径10数cmの頃早めに収穫してキュウリ代わりに酢の物にしたり、シーチン1缶と1個で味噌味煮などで自家消費したり老人夫婦では大変です。
highdyさんのようにこまめに家事をこなせれば良いのですが、何分、経験不足。なかなか重い腰が上がりません。
でも、そんなことは言っていたら、あちこちから非難の嵐がやってきそうなので、腰を上げてみます。
実は、シシトウの煮ものがあまりにも旨かったので、奥さんのご指導の下、調理してみました。
やってみたら、案外うまく行きました。味もgood。
青枯病は、青枯病菌が野菜の根から侵入し、急増殖して、根の水分吸収を妨げ、枯らしてしまう病気です。不治の病で、これまで、事前の土壌消毒以外に、有効な方法は見つかっていません。そんな中で、手探りでやってきて、今日に至りました。カニ殻は、青枯病菌を捕食する放線菌を増やします。垂直栽培は、野菜の根張りを促進します。
来年は、放線菌を培養して、野菜の生育中に、適宜、散布する方法を加えようと思っています。