何とも大胆なブログタイトルをつけてしまった・・
ジョン・フルシアンテのソロ作品を片っ端から聴いているところなのだ
私のお気に入りの三枚をご紹介したい
レッチリのキャッチーでポップな曲調とは大きく異なる
レッチリが『明』ならば、ソロ作品は『暗』という印象を受ける
良くも悪くもジョン・フルシアンテの心の闇を感じる
最初期のソロ作品
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4チャンネルのレコーダーを主力に制作された
アナログ感溢れるアルバムなのだ
お世辞にも音色が良いとはいえないが・・
その荒削りな感じが良い味を醸し出している
アコギ比率が高いのも特徴
やはり、ここでも類い希なコードワークを感じることができる
曲中でいきなり転調するあたりに非凡な才能を感じる
私はジョン・フルシアンテの作品に触れて考えが変わった
私の中のコードに対する概念が変わったのだ
かなり影響を受けているのだ
鬼気迫る作品は好みが分かれるところ
レッチリのファンにはあまり好まれないと思う
二枚目は初のプログレアルバム
こちらも良い意味で病んでいる
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アルバムの一曲目では単調な循環コードを延々と繰り返しているのだ
特に盛り上がる部分もなく15分近く同じようなフレーズを繰り返している
瞑想しているかの如くギターを弾き続けているのだ
強調によってはピンクフロイドに似たような部分もある
やはり、レッチリとはほど遠い雰囲気なのだ
ソロ期にはジョン・フルシアンテにも色々と事件があったのだ
そんな生活や生き様が音楽に反映されているのだ
その辺りにまで踏み込んで聴いてみると理解度が高まる
ソロ期の作品はスルメイカの如き・・
一聴では良さが分かり難いことが共通点
レッチリの作品のように耳に残るキャッチーなリフもない
私もLoopのドラムを鳴らしながら延々とギターを弾くことがある
どこで終わりにするか迷うことも多い
ましてやそんな簡易録りを曲として読者の皆さんにお聴きいただく
ことに気が引けていた
ジョン・フルシアンテの自由過ぎるアプローチに心打たれた
曲作りに決まりなど無いという事を改めて再認識したのだ
何というか・・
”感情が赴くままに弾きたいように弾けばよい・・・”
何となく吹っ切れたような感じなのだ
三枚目はアコギ系の弾き語りなのだ
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このアルバムは毎晩聴いているのだ
アコギを使ったバッキングの概念が変わった
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歌ありきのバッキングはどことなくジミヘンの雰囲気
何度も聴いているうちにジョン・フルシアンテが好む
コード進行が体に染みてきた
我ながら、本当に影響を受けやすい体質だと思う
ジョン・フルシアンテがアコギの楽しさを教えてくれた
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楽しいと感じることがギター上達の近道
自分の引き出しにはないコード感やタイム感が溢れてくる
「言葉だけじゃ分からないよ」
という方も多いと思う
時間を見つけて、ジョン・フルシアンテ味の曲をお聴きいただきたい
エレキで作るか? アコギで作るか?
迷っているのだ
混合も楽しそう・・😉