■メイン写真
雨のため、急遽、神子畑選鉱所跡を見学してみた
■今回のコース
29日 山城の郷⇒(バス)⇒竹田城跡バス停→料金所→竹田城跡(古城山)→竹田城跡バス停→
山城の郷⇒竹田まちなか観光駐車場(観光案内所)⇒神子畑選鉱所跡⇒よふど温泉
30日 立雲峡駐車場→第一展望台→第二展望台→第三展望台→大成池→林道分岐→
朝来山登山口→(むささびコース)→朝来山→(往路を戻る)→立雲峡駐車場
「天空の城」や「関西のマチュピチュ」として知られ、特にこの季節は城跡が雲海に
浮かぶように見えるため、観光客でにぎわう。
10日前に続き、再び訪れてみたが、今回は初日があいにくの雨。
予定を変更して神子畑選鉱所跡に行ってみたが、2年前にできた案内所のおかげで
初めて知ることが多く、これはこれでかなり面白かった。
駅裏登山道から竹田城跡に登る予定だったが、雨雲レーダーではあと少しで雨脚が
強まるとのことで、クルマをぐるっと山城の郷へ回し、できるだけ歩かずに
竹田城跡にアプローチすることにした。
「山城の郷」からはバスを利用。ほんの数分で終点へ。
雨が降り始めてきた。
遊歩道を歩いていくと、路肩に「落ちない岩」をみる。
落ちそうで落ちないことから、受験生の縁起モノになっているそうだ。
ちなみに全力で押してもビクともしない。
"入城料"を支払って、竹田城に登城すると、北西側に虹が出ていた。
しかし、強い風がビュービュー。油断すると傘がオチョコにされてしまい、
まいった、まいった。
自然石を巧みに積み上げた「野面(のづら)積み」の石垣を見ながら、
ずぶぬれになる前に退散。
「山城の郷」に戻ると、案内所に愉しい写真が撮れるコーナーが設けてあった。
雲に浮かんでいるように撮れて面白い。
ハイキングの時間が浮いて余裕があるので、神子畑選鉱所跡へ観光に出かけた。
まずは少し手前にある神子畑鋳鉄橋へ。
明治16~18年ころ、フランス人技師の指導で、神子畑鉱山と、精錬所があった生野鉱山を
結ぶ運搬道路に造られた。鉄製の橋としては日本で3番目、全て鋳鉄でできている橋と
しては日本最古のものだ。誰でも渡れるが、国の重要文化財である。
雨足が強くなる中、神子畑選鉱所跡へ。かつて東洋一の選鉱所と言われたという。
標高差75mの段々。この間で鉱石を砕き、水と混ぜて質量別に選別する。
一番下には選鉱の最終工程である脱水・濃縮を行うシックナー装置がある(メイン写真)。
独特の丸い形状が印象的だ。
国鉄新井駅へ、純度を高めた金属鉱を運んだトロッコの線路跡が残る。
明延鉱山から、採掘された鉱石を運んだトロッコ「一円電車」が保存されている。
従業員と家族は、客車に1円で乗れた。
この写真は、当時の貴重な道具類や写真、ジオラマ等を展示する「交流館・神選」に
展示されていた。当時の一円電車。
夕方に「よふど温泉」に寄ってから、前回に続いて和田山の和風レストラン「はっかく亭」で
夕食。そのまま和田山のビジネスホテルに宿泊した。
翌朝、なんとか雨がやみ、朝5時30分にホテルを出て立雲峡へ向かった。
平日で、しかも怪しい天気とあって、雲海が出るはずもないため駐車場はすいていた。
まだ暗い中、協力金を支払って、園内へ入場する。ヘッ電をつけて出発だ。
公園内では最も標高が高い「立雲峡テラス」に着くとほどなく夜が明け、
竹田城跡の全貌が浮かび上がってきた。
観光客はここで返ってしまうのだが、我々は朝来山をめざす。
大成池の橋を渡り、林道をしばらく下って朝来山の「むささびコース」登山口へ。
ジグザグの急坂のとちゅうてだ、一度、竹田城跡が見える。さらに坂を登り、
「曲がり松」「大岩」「うでずもうの桜」などユニークな名前がついたポイントを
経て標高を稼ぐ。
「むささび展望所」で再度、竹田城跡が見える。だんだん角度が変わっていくのが楽しい。
頂上稜線に出ると、方位盤が置かれた広場に出る。竹田城跡が見える最高標高ポイントだ。
城跡がより鳥瞰的に眺められる。北千畳、南千畳の広がりが鳥の両翼のようだ。
二等三角点の朝来山山頂に着く。展望はないが、朝来市ご自慢のピークでもある。
あとは往路をそのまま戻り、これまた前回同様、最後に蕎麦屋の「右衛門五郎」で
昼食を摂ってフィナーレ。次は雲海は出なくてもいいから、桜の頃に来てもいいかも。
雨のため、急遽、神子畑選鉱所跡を見学してみた
■今回のコース
29日 山城の郷⇒(バス)⇒竹田城跡バス停→料金所→竹田城跡(古城山)→竹田城跡バス停→
山城の郷⇒竹田まちなか観光駐車場(観光案内所)⇒神子畑選鉱所跡⇒よふど温泉
30日 立雲峡駐車場→第一展望台→第二展望台→第三展望台→大成池→林道分岐→
朝来山登山口→(むささびコース)→朝来山→(往路を戻る)→立雲峡駐車場
「天空の城」や「関西のマチュピチュ」として知られ、特にこの季節は城跡が雲海に
浮かぶように見えるため、観光客でにぎわう。
10日前に続き、再び訪れてみたが、今回は初日があいにくの雨。
予定を変更して神子畑選鉱所跡に行ってみたが、2年前にできた案内所のおかげで
初めて知ることが多く、これはこれでかなり面白かった。
駅裏登山道から竹田城跡に登る予定だったが、雨雲レーダーではあと少しで雨脚が
強まるとのことで、クルマをぐるっと山城の郷へ回し、できるだけ歩かずに
竹田城跡にアプローチすることにした。
「山城の郷」からはバスを利用。ほんの数分で終点へ。
雨が降り始めてきた。
遊歩道を歩いていくと、路肩に「落ちない岩」をみる。
落ちそうで落ちないことから、受験生の縁起モノになっているそうだ。
ちなみに全力で押してもビクともしない。
"入城料"を支払って、竹田城に登城すると、北西側に虹が出ていた。
しかし、強い風がビュービュー。油断すると傘がオチョコにされてしまい、
まいった、まいった。
自然石を巧みに積み上げた「野面(のづら)積み」の石垣を見ながら、
ずぶぬれになる前に退散。
「山城の郷」に戻ると、案内所に愉しい写真が撮れるコーナーが設けてあった。
雲に浮かんでいるように撮れて面白い。
ハイキングの時間が浮いて余裕があるので、神子畑選鉱所跡へ観光に出かけた。
まずは少し手前にある神子畑鋳鉄橋へ。
明治16~18年ころ、フランス人技師の指導で、神子畑鉱山と、精錬所があった生野鉱山を
結ぶ運搬道路に造られた。鉄製の橋としては日本で3番目、全て鋳鉄でできている橋と
しては日本最古のものだ。誰でも渡れるが、国の重要文化財である。
雨足が強くなる中、神子畑選鉱所跡へ。かつて東洋一の選鉱所と言われたという。
標高差75mの段々。この間で鉱石を砕き、水と混ぜて質量別に選別する。
一番下には選鉱の最終工程である脱水・濃縮を行うシックナー装置がある(メイン写真)。
独特の丸い形状が印象的だ。
国鉄新井駅へ、純度を高めた金属鉱を運んだトロッコの線路跡が残る。
明延鉱山から、採掘された鉱石を運んだトロッコ「一円電車」が保存されている。
従業員と家族は、客車に1円で乗れた。
この写真は、当時の貴重な道具類や写真、ジオラマ等を展示する「交流館・神選」に
展示されていた。当時の一円電車。
夕方に「よふど温泉」に寄ってから、前回に続いて和田山の和風レストラン「はっかく亭」で
夕食。そのまま和田山のビジネスホテルに宿泊した。
翌朝、なんとか雨がやみ、朝5時30分にホテルを出て立雲峡へ向かった。
平日で、しかも怪しい天気とあって、雲海が出るはずもないため駐車場はすいていた。
まだ暗い中、協力金を支払って、園内へ入場する。ヘッ電をつけて出発だ。
公園内では最も標高が高い「立雲峡テラス」に着くとほどなく夜が明け、
竹田城跡の全貌が浮かび上がってきた。
観光客はここで返ってしまうのだが、我々は朝来山をめざす。
大成池の橋を渡り、林道をしばらく下って朝来山の「むささびコース」登山口へ。
ジグザグの急坂のとちゅうてだ、一度、竹田城跡が見える。さらに坂を登り、
「曲がり松」「大岩」「うでずもうの桜」などユニークな名前がついたポイントを
経て標高を稼ぐ。
「むささび展望所」で再度、竹田城跡が見える。だんだん角度が変わっていくのが楽しい。
頂上稜線に出ると、方位盤が置かれた広場に出る。竹田城跡が見える最高標高ポイントだ。
城跡がより鳥瞰的に眺められる。北千畳、南千畳の広がりが鳥の両翼のようだ。
二等三角点の朝来山山頂に着く。展望はないが、朝来市ご自慢のピークでもある。
あとは往路をそのまま戻り、これまた前回同様、最後に蕎麦屋の「右衛門五郎」で
昼食を摂ってフィナーレ。次は雲海は出なくてもいいから、桜の頃に来てもいいかも。