Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2018年1月6日(土) 当尾石仏群(岩船寺、浄瑠璃寺)を歩く、「らくらく山歩の会」の初歩き!

2018年01月07日 | 山登りの記録
■メイン写真
当尾石仏群で最大。大門仏谷の、如来形大磨崖仏にて

■今回のコース
岩船寺駐車場→岩船寺→三体地蔵磨崖仏→弥勒仏線彫磨崖仏→一願不動→
わらい仏、眠り仏→唐臼の壺→一鍬地蔵→阿弥陀・地蔵磨崖仏→あたご灯籠→
薮の中三尊磨崖仏→浄瑠璃寺→長尾阿弥陀磨崖仏→西小墓地石仏群・五輪塔→
たかの坊地蔵→辻堂の焼け仏→大門仏谷の如来形大磨崖仏→大門石仏群→首切地蔵→
岩船寺駐車場

※下見時の記録、詳細な説明は、「ここをクリック」!!

「らくらく山歩の会」の初歩きは、京都府の最南端部、加茂町の当尾石仏群。



スタート地点の岩船寺。
1442年に建立された三重塔は重要文化財に指定されている。



三体地蔵磨崖仏。
「過去」「現在」「未来」を意味している。
思わず渡辺真知子のヒット曲を口ずさみ、トシを感じた。



弥勒仏線彫磨崖仏。
笠置寺の磨崖仏の縮小コピーという。それだけで興味深い。



一願不動。
「願いがたくさん叶いますように」と願うとどうなるんだろう。
解答「バチがあたる」。
「今年も綺麗な写真が撮れますように」
「それは『一眼』やろ!」



わらい仏。
当尾石仏群で最も有名な仏さま。意外にも、あまり大きくないのだ。
斜めになっているのは、地滑りか何かで岩が傾いたのだろうか。



眠り仏。
わらい仏の左側に、お顔だけ出ている状態。
誰も掘り出さなかったのが却って不思議である。



一鍬地蔵。
メインの散策路をちょっと外れたところにある。像はかなり摩耗している。



阿弥陀・地蔵磨崖仏。
1つの岩に、阿弥陀仏とお地蔵さんが刻まれているが、
アサッテの方向を向いているのが不思議。
特に、阿弥陀仏の方向は違和感がある。ひょっとして、わらい仏の岩と
同じように、地滑りなどで岩の方向が変わってしまったのだろうか。



あたご灯籠。
この前衛的なデザインには毎度、感心させられる。



薮の中三尊磨崖仏。
本当に竹薮の中にあるから面白い。随願寺の塔頭があった場所だと伝わる。
当尾の地には、全盛期にはかなり多数の寺院があったらしい。

浄瑠璃寺に到着。
普通のツアーだと、ここにバスが待っていてめでたく終了、となるのだろうが、
我々の行程は、まだ半分くらいなのだ。



三重塔側(此岸)からの眺め。梵字の「阿」の字形をしている池を隔てた西側を
見たところ。



本堂側(彼岸)から、三重塔側を眺める。
本堂には、九体の阿弥陀如来が安置されている。それで、この寺の別名を
九体寺という。



長尾阿弥陀磨崖仏。
斜めに割れ目が入っているが、補強済だそうだ。



辻堂の焼け仏。
何度も火事で焼けたという。

大門仏谷の如来形大磨崖仏を見に行ったあとは、長いバス道を歩き、岩船寺に戻る。
途中で、ともちゃんがムクロジの実を見つけた。振り仰ぐと、すべっとした幹の
ムクロジの木があった。



ムクロジ実の外皮は、サポニンという、石鹸に似た成分を含んでおり、
昔は実際に、ものを洗う時に用いたという。
ちょっと匂いはあるが、中性なので、灰汁(アルカリ性)、サイカチ(弱酸性)より
手に優しいかも。



外皮を取ると、中から黒くてかたい種子が出てくる。
これ、正月の羽根つきに使う「羽」の重りになっているものだ。
試しに、アスファルトに力いっぱい投げつけてみたが、全く割れない。



大門石仏群。
竹薮の中や、山道に散在していた石仏や石塔を集めて安置しなおしたものという。



首切地蔵。
首の部分がくびれているからとも、ここに処刑場があったからとも言われる。



岩船寺駐車場に戻ってきた。
駐車場の脇に、なんとも素朴な漬物の無人販売。ほとんど100円。
ちょうどいいお土産になった。

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