Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2018年1月10日(水) 霧氷の高見山へ、北尾根ルートから天狗山を経て登頂!

2018年01月11日 | 山登りの記録
■メイン写真
天気が悪いと思われたが、山頂では青空が見られた。ラッキー!

■今回のコース
桃俣登山口(高角神社)→天狗山→高見山地主稜線出合(サイメ谷山/カヤノ山)→
高見山(高角神社)→笛吹岩→国見岩→平野分岐→高見杉(避難小屋)→たかすみ温泉

霧氷で有名な高見山。
最も一般的な歩行コースは「高見登山口→小峠→平野分岐→高見山→平野分岐→
たかすみ温泉」。
続いて、「岳人2月号」に掲載のコース「高見登山口→小峠→大峠→高見山→平野分岐→
たかすみ温泉」。
それ以外のルートは、極端に登山者が減る。

今回は、残るルートの中でも比較的歩きやすい、桃俣の高角神社から天狗山経由、
高見山北尾根からアプローチした。
早朝、奈良は冷たい雨が降っていた。これは、いったん榛原駅に集合したとしても、
今日は中止になってしまうのかな、温泉だけでも入って帰ろうかななどと悪い予感がよぎる。
榛原では曇り。天気予報では18:00以降に雪。微妙なところだ。とりあえず登山口に行こう。



天気はもちそう。やっぱり現地まで来てみるものだ。元気いっぱい、出発だ。



桃俣登山口には高角神社がある。高見山山頂にある社と同名だ。
「御杖村史」には「高見神社」とされているという指摘も確認している。

いきなり急登だが、この日は雪はそれほど多くない。



途中にある、見たことがない漢字が出てくる標識。



左に金網が出てくると、やがて右側が自然林になり、アカマツやアセビ、リョウブなどの
中に、徐々にブナやヒメシャラなどが出現する。



木の枝の向こうに天狗岩が見える。
天狗山からほぼ真北へ、差杉峠に続く尾根上にある。この尾根も歩き甲斐がある
美しい尾根である。



時折、ブナの巨木が見られる。



これもすごい古木。
周辺の山の木々が白くなっており、もっと高い標高の場所では、きっと霧氷が
あるだろうと期待感が高まる。



短いが、けっこうな急坂を登りきると、天狗山の狭いピークに着く。
まだアイゼンを履かなくても平気。



標高約1030mあたりで、左側の展望が大きく開ける。
おおーっ、西の空は晴れているぞ!!
三峰山、学能堂山、大洞山、尼ヶ岳、古光山、倶留尊山などが一望できる。
ここでランチタイムにした。



しだいに天気もよくなってきた。太陽の光が降り注いできた。
ブナ林が神々しく見えた。



高見山-三峰山縦走路とのジャンクションピーク。
カヤノ山と書かれた小さな私設プレートがある。



ここは三重県側のサイメ谷を詰めたピークであることから、サイメ谷山とも呼ばれるが、
サイメ谷は少し東の1059mだという説もある。ただ、1059m峰の下の谷は、シクノ谷と
いうらしいから、どうもしっくりこない。誰か、正しいところを知っている人いません?



主稜線に乗ると、待望の霧氷が次々に現れた。感動の連続である。
風はほとんど吹いておらず、快適に登れる。なんという幸運。



標高を上げるにつれ、枝に付着した霧氷のサイズも大きくなっていく。
積もった雪の下が氷結してきたので、アイゼンを装着する。



迷岳から台高山脈にかけての峰々を見ながら、真っ白い霧氷を楽しむ。

大崩壊地は、北側をトラバースして通過。



高見山の山頂へあとわずかというところで、ヤセ尾根の岩場の小ピークを2つほど
越える。最後の下りはかなり急。細心の注意を払って突破する。
アイゼンはフラットフッティングを心がければ、こういうところでもガッチリ効く。



高見山の山頂が見えた!



山頂で、喜びの瞬間。

しばらく山頂の避難小屋で休憩してから、下山にとりかかる。
実は、もうあまりゆっくりしている時間はない。



笛吹岩はガスに包まれており、今日は絶景はお預け。



神武伝説が残る国見岩を通過。



平野分岐。この先で、迎えに登ってきたともちゃんと合流。



長い階段道をひたすら下り、高見杉へ。
予報より少し早いが、雪が降りはじめた。



さらに単調な階段道を下り続け、無事、平野に到着!
たかすみ温泉の湯船に飛び込むと、冷えた身体が一気に温まった。



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