鈴鹿の沢は、ヒル天国である。少ないのは春先と、秋の終わりしかない。
といことで、少々肌寒いのを覚悟して、また、少々気が早いヒルの襲来を
覚悟して、御幣川・池ヶ谷に向かった。
07年の“沢はじめ”。今日は8名の物好きが集まった。
連休の練習も兼ねているというのもある。
途中のサービスエリアで気がついた。なんと、沢で穿くズボンを
忘れた!しょうがない。なんという間抜け。まさかパンツ一丁で
歩くわけにはいかない。いや、レディーがいるからではなく、
ヒルがいる沢に肌を露出するなんて!カッパを着ていくしかないな。
小岐須渓谷の林道に車2台を入れる。池ヶ谷にかかる橋の手前に、3台
程度の駐車スペースがある。橋を渡ったところ右手に、簡易トイレがある
ので、沢の同定がしやすく、入渓点が分かりやすい。
身なりを整え、いざ出陣。一同、意気軒昂。

堰堤を越え、最初に6m滝が現れる。登れそうだが、涼しいため
積極的には濡れたくない。左の岩を巻いていく。

植林帯の中、ショボい流れをしばらく遡る。ほどなく自然林に
変わると、流れもナメが出てきて、沢登りっぽくなる。
皆んな、相変わらず、水に靴をあまり漬けない。
いきなりゴルジュ帯に入る。両側から壁が迫り、なかなかの迫力。
しかし、水量は少ない。遡行図には、初心者がいる場合は左岸の
登山道まで高巻けとあるが、突進。

12mの一条の流れが見えた。これは、さすがにダメ。
右岸を巻く。急斜面に落ち葉が積もっていて難儀するが、
フィックスロープロープを張るまでもなく全員突破。
その12m滝の落ち口で登山道と出合う。何人か、上から覗き込んで
いた。再び4m程度の滝が続く。楽しくこなせるレベル。
沢登り初参加のオカリナI島君、楽しそう。先頭を歩きたいと云うので
任せてみる。彼の運動神経は折り紙つき。少々の悪場でも余裕でこなす。
ツバキの花が淀みに浮かんで美しい。

突然、前方に大きな岩のトンネルが出現する。まったく不思議な
光景だ。岩をくぐるとまた小滝だ。すぐ左を登る。

次に避難小屋の直下に、8m、6mが続く。ここも遡行図では滝の右を
巻けとのことだが、左の黒い垂壁に取り付き、滝芯へトラバースしてから
流れの中を中央突破することにした。

オカリナI島君に続き、Mr.Dashもフリー登りきる。少し危ない
かな。宇宙人I村さん、元気者ふみちゃんもクリア。さらに後続からは
ザイルの要求が。ガッチリ確保して、エレガントF原さん、ポチK本さん、
キューティM居氏、ともちゃんを引き上げる。
キューティM居氏が持った岩が突然剥がれ、50cmほど落ちてしまったが、
こちらも少しも動じず確保。こういうのに、慌てなくなった。
キューティM居氏も怪我もなく、平然と登ってくる。こういうときは、
恐怖心がわくものだが、この人はさすが、精神力が並みではないなぁ。
直登すると、パーティの士気も上がる。
避難小屋前で昼食。小雨がパラつき始めた。出発間近、エレガントF原さんが
ヒルを発見。ひえーっ、とうとう出たか!4月でも、恐るべし鈴鹿!
全員、身辺、荷物を確認し、そそくさと先を急ぐ。
ここからは小滝の連続で、特段の難所もなく、めちゃくちゃ楽しい。

オカリナI島君は、楽しそうに、どんどん先に行ってしまう。
「ゴールデンウイークも、沢に行くことにしました!」
そうか、そうやろ、そうやろ。

沢が平穏になり、登山道に出合う。雨が強くなってきたので、入道ヶ岳には
上がらずに、ここで登山道を戻ることにした。ここでもヒルがぴょこぴょこ。

ワイルドな登山道を下り、駐車地に戻る。沢装備の武装解除。
すると、出るわ出るわ、ヒル、ヒル、ヒル。靴から、ズボンから。
案外、ここでヒルが待ち構えていたのかも。Mr.Dashの右足にも、
いつの間にか1匹いらっしゃった。スパッツを外して着替えようとする
瞬間に着いたに違いない。敵ながらあっぱれ。
ともちゃんが叫び声をあげる。左脚からおびただしい流血だ。
こちらもスパッツの間を巧妙に入り込んでいたようだ。しかも、主の
姿が見当たらない。狭い隙間で圧迫されて破裂してしまったのか、
それとも逃げおおせたのか。
沢そのものは魅力的だったが、とんだオマケつきの初沢となった。
JA鈴鹿・さつき温泉に寄る。シャワークライムはほんの僅かだったのに、
身体は川のニオイ。汗もけっこうかいていたようだ。ここで真人間に戻る。
ところで、あとでエレガントF原さんが、1匹自宅に”お持ち帰り”
していたことが判明。家に帰っても、サプライズが続いたのであった。
といことで、少々肌寒いのを覚悟して、また、少々気が早いヒルの襲来を
覚悟して、御幣川・池ヶ谷に向かった。
07年の“沢はじめ”。今日は8名の物好きが集まった。
連休の練習も兼ねているというのもある。
途中のサービスエリアで気がついた。なんと、沢で穿くズボンを
忘れた!しょうがない。なんという間抜け。まさかパンツ一丁で
歩くわけにはいかない。いや、レディーがいるからではなく、
ヒルがいる沢に肌を露出するなんて!カッパを着ていくしかないな。
小岐須渓谷の林道に車2台を入れる。池ヶ谷にかかる橋の手前に、3台
程度の駐車スペースがある。橋を渡ったところ右手に、簡易トイレがある
ので、沢の同定がしやすく、入渓点が分かりやすい。
身なりを整え、いざ出陣。一同、意気軒昂。

堰堤を越え、最初に6m滝が現れる。登れそうだが、涼しいため
積極的には濡れたくない。左の岩を巻いていく。

植林帯の中、ショボい流れをしばらく遡る。ほどなく自然林に
変わると、流れもナメが出てきて、沢登りっぽくなる。
皆んな、相変わらず、水に靴をあまり漬けない。
いきなりゴルジュ帯に入る。両側から壁が迫り、なかなかの迫力。
しかし、水量は少ない。遡行図には、初心者がいる場合は左岸の
登山道まで高巻けとあるが、突進。

12mの一条の流れが見えた。これは、さすがにダメ。
右岸を巻く。急斜面に落ち葉が積もっていて難儀するが、
フィックスロープロープを張るまでもなく全員突破。
その12m滝の落ち口で登山道と出合う。何人か、上から覗き込んで
いた。再び4m程度の滝が続く。楽しくこなせるレベル。
沢登り初参加のオカリナI島君、楽しそう。先頭を歩きたいと云うので
任せてみる。彼の運動神経は折り紙つき。少々の悪場でも余裕でこなす。
ツバキの花が淀みに浮かんで美しい。

突然、前方に大きな岩のトンネルが出現する。まったく不思議な
光景だ。岩をくぐるとまた小滝だ。すぐ左を登る。

次に避難小屋の直下に、8m、6mが続く。ここも遡行図では滝の右を
巻けとのことだが、左の黒い垂壁に取り付き、滝芯へトラバースしてから
流れの中を中央突破することにした。

オカリナI島君に続き、Mr.Dashもフリー登りきる。少し危ない
かな。宇宙人I村さん、元気者ふみちゃんもクリア。さらに後続からは
ザイルの要求が。ガッチリ確保して、エレガントF原さん、ポチK本さん、
キューティM居氏、ともちゃんを引き上げる。
キューティM居氏が持った岩が突然剥がれ、50cmほど落ちてしまったが、
こちらも少しも動じず確保。こういうのに、慌てなくなった。
キューティM居氏も怪我もなく、平然と登ってくる。こういうときは、
恐怖心がわくものだが、この人はさすが、精神力が並みではないなぁ。
直登すると、パーティの士気も上がる。
避難小屋前で昼食。小雨がパラつき始めた。出発間近、エレガントF原さんが
ヒルを発見。ひえーっ、とうとう出たか!4月でも、恐るべし鈴鹿!
全員、身辺、荷物を確認し、そそくさと先を急ぐ。
ここからは小滝の連続で、特段の難所もなく、めちゃくちゃ楽しい。

オカリナI島君は、楽しそうに、どんどん先に行ってしまう。
「ゴールデンウイークも、沢に行くことにしました!」
そうか、そうやろ、そうやろ。

沢が平穏になり、登山道に出合う。雨が強くなってきたので、入道ヶ岳には
上がらずに、ここで登山道を戻ることにした。ここでもヒルがぴょこぴょこ。

ワイルドな登山道を下り、駐車地に戻る。沢装備の武装解除。
すると、出るわ出るわ、ヒル、ヒル、ヒル。靴から、ズボンから。
案外、ここでヒルが待ち構えていたのかも。Mr.Dashの右足にも、
いつの間にか1匹いらっしゃった。スパッツを外して着替えようとする
瞬間に着いたに違いない。敵ながらあっぱれ。
ともちゃんが叫び声をあげる。左脚からおびただしい流血だ。
こちらもスパッツの間を巧妙に入り込んでいたようだ。しかも、主の
姿が見当たらない。狭い隙間で圧迫されて破裂してしまったのか、
それとも逃げおおせたのか。
沢そのものは魅力的だったが、とんだオマケつきの初沢となった。
JA鈴鹿・さつき温泉に寄る。シャワークライムはほんの僅かだったのに、
身体は川のニオイ。汗もけっこうかいていたようだ。ここで真人間に戻る。
ところで、あとでエレガントF原さんが、1匹自宅に”お持ち帰り”
していたことが判明。家に帰っても、サプライズが続いたのであった。