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Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2018年1月21日(日) 干支の山、犬鳴山へ!

2018年01月22日 | 山登りの記録

■メイン写真
犬鳴山・七宝滝寺の行者ノ滝


■今回のコース
犬鳴山バス停→七宝滝寺→行者ノ滝→身代わり不動明王→尾根出合→大天井ヶ岳→
尾根出合→天狗岳→経塚権現岳→燈明ヶ岳→身代わり不動明王→犬鳴山バス停


登山教室で毎年企画している「干支の山」。
戌年の今年は、泉佐野市の犬鳴山に行く。

南海泉佐野駅始発のバスは満員。JR日根野駅でも大勢の行列が!
ギュウギュウに詰め込んでも、まだ数人、乗れなかった。
こんな日もあるのか。

終点・犬鳴山バス停で、バス停からハイカーが吐き出されるように降りる。
最大人数のパーティはどこへ姿をくらましたか、その後、会うことはなかった。



しばらく暖かい日が続いたので、雪もなく、凍結箇所もない。



七宝滝寺までの参道には最近、こんな感じの解説板があちこちに立った。
知らなかった話もあって、ありがたい。



両界ノ滝あたりは魅力的な連瀑だ。もし、この沢が寺の持ち物でなく、沢登りが
できたらさぞかし楽しいだろうなと、いつも思ってしまう。



瑞龍門をくぐる。



義犬の墓。犬鳴山の名の由来にもなった伝説がある。
宇多天皇の世、紀伊の猟師が犬を連れて、対岸にある蛇腹という場所で鹿を追っていたところ、
大樹の陰から大蛇が猟師を狙っていた。犬はそれに気づき吠え立てたが、その声で鹿は
逃げてしまう。猟師は怒り、犬を刀で切りつけた。犬はケガをしつつも大蛇に立ち向かい、
相討ちとなる。大蛇の存在に気付いた猟師は、七宝瀧寺の僧となり犬を厚く弔った。
その話に感激した宇多天皇が、寺の山号として「犬鳴山」を与えたという。



行者ノ滝。白装束の行者さんが滝行を行う場所だ。
水量も豊富で、迫力があった。



身代わり不動尊の右奥から登山道に入る。



稜線までずっと、こんな急坂が続く。やっと登山のスタートだ。



犬の伝説に出てきた「蛇腹」。ゴロゴロの岩場が大蛇のウロコを想起させる。
昔から、ここはよく崩れたんだろうな。「蛇」という地名がつく場所は、たいてい
崩壊しやすい場所や土石流が起こる場所だ。



主稜線に出て、昼食を済ませてから、まず大天井ヶ岳をめざす。
最後の急登は短いものの、足場が粘土質で滑りやすい。



ピークに到着! 本日の最高点。裏行場のてっぺんでもある。



稜線を戻り、続いては天狗岳へ。
こっちも最後はロープが張られた急坂だ。さすがは行場の山。楽をさせてくれない。



天狗岳では、手塚治虫の漫画に出てきそうなデザインの天狗像が立つ。
ゆったりと、おやつタイムを楽しんだ。



下山ルートは、まず経塚権現山に寄る。葛城二十八宿の第8番経塚だ。



その直下にあるのが、燈明ヶ岳。鳥居をくぐると、海を向いた祠がある。
昔、ここに火をともし、沖を行く漁船の目印にしたという。
この日も関空方面が望めた。

登路に合流し、急坂を用心しながら下って、身代わり不動尊に戻る。
1時間に1本のバスの時間にはじゅうぶん間に合った。

かつて犬鳴山は、表行場ルート、裏行場ルートともハイカーの立ち入りが可能
だったが、禁止になって久しい。お寺の気持ちもすごく分かるが、
例えば「登山ガイドが必ず同行し、寺に幾分か喜捨すれば通行OK」など
入山ルールを緩和してもらってもいいかなとも思ったりしている。


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