Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2018年1月13日(土) 淡路島最高峰・諭鶴羽山と、灘黒岩水仙郷を歩く!

2018年01月15日 | 山登りの記録
■メイン写真
一等三角点がある、淡路島最高峰・諭鶴羽山の山頂

■今回のコース
諭鶴羽ダム→神倉神社→諭鶴羽山→休憩所→諭鶴羽神社→アカガシの森→薬師堂跡→
柴折り地蔵→黒岩バス停→灘黒岩水仙郷


1月早々、海を渡って、淡路島最高峰の諭鶴羽山へ。
下山後に、灘黒岩水仙郷のスイセン群落を見るのが楽しみで、この時期にした。

諭鶴羽山は、「近畿百名山」、「ふるさと兵庫50山」、「ひょうごの森百選」に
選ばれている名山で、山頂にある諭鶴羽神社には、イザナギ、イザナミによる
国生み伝説が残る。
短いながら見どころが多いため、この時期、いろんな登山ツアーも出ている。



北側の諭鶴羽ダムが登山口だ。



このルートは諭鶴羽神社への裏参道。丁石地蔵が導いてくれる。これは二十七丁地蔵。
神社へ、お地蔵さん?
そう。諭鶴羽山は、古くは神仏混交の修験道の山で、大小28の寺院が並んでいた。
中世の戦乱で焼けたり、廃仏毀釈で神仙寺観音堂が移転させられたりで、
神社だけが残ることとなった。



支尾根に出て少しで、神倉神社に着く。
小さな神社だが、鶴に化身したイザナギ、イザナミが羽を休めた由緒がある。



神倉神社の祠の横に、役行者像がある。このへんが、修験道の名残。



この日も冷え込んだ。温暖な印象がある淡路島だが、登山道はうっすらと雪。
地元のおじさんがズルズル滑りながら下りてきていた。



山頂に近づくにつれ、路面が凍結してきたので、アイゼンを装着する。



余裕たっぷりで、山頂に到着!
あれ? うら若きお嬢ちゃんがいるゾ!!
ウチの登山教室には珍しい、小学校6年生のかわいいゲストをお迎えしている。
暖かければ、絶景を楽しみながらランチとしたいところだが、風が冷たすぎる。



クルマを回送してきたともちゃんが表参道から登ってきてくれ、山頂直下で合流。
幅広の道を、神社に向かう。



奥の院「篠山神社」。
ふつう、寺の奥にあるのが奥の院、神社の奥にあるのは奥宮だと思うが、
このあたりにも修験道の痕跡が色濃い。



神社横にある避難所に到着。
ストーブもついていて助かる。ここでランチタイムとした。



天の浮橋遥拝所。
ここからは、国生み神話の沼島が見下ろせるのだ。
イザナギ、イザナミが、天の浮橋に立って、天沼矛(あめのぬぼこ)で海をかきまわして
矛を引き上げると、そこにオノコロ島ができた。
イザナギ、イザナミはオノコロ島に降り立ち、夫婦となって次々に島を造る「国産み」を
行ったという。淡路島が、その最初だという。



諭鶴羽神社に到着。
ここは熊野速玉大社の元宮とも伝わる、非常に非常に古い神社だ。



「ゆづるは」の名の縁で、スケートの羽生結弦選手のファンがよく訪れる「聖地」に
なっているようで、ケガした羽生選手を励ます絵馬がいっぱいあった。



境内にある「親子杉」は兵庫の巨樹巨木に選定。



手水は凍っていた。寒~い!!



社叢林のアカガシ群落は、兵庫県指定天然記念物だ。

ところで神社の公衆トイレのところで、偶然、お友達のガイドさんに出会った。
某旅行社のツアーで来ておられ、お互いにビックリ。



南側にのびる表参道を下る。しばらくは足元に転がる岩に気をつけながら歩く。
北側の表参道より、古い樹木が目立つ。



柴折り地蔵。
表参道にも丁石地蔵が並ぶ。こちらは海岸線の黒岩まで十八丁続く。



途中に見られるのは炭焼き窯の跡。
備長炭の材料、ウバメガシや、クヌギなどが多いので、かつては炭焼きが
当たり前に行われていたのだろう。



黒岩登山口に下りてきた。ここからは里道を海岸線へ向かう



黒岩登山口には、小さいが、行場の滝が残る。



黒岩バス停は、もう海のすぐ横。標高差607mを下りてきたことになる。



灘黒岩水仙郷へ移動。
ちょうどスイセンの花期なので、観光客がいっぱい来ていた。



海を見ながら、かわいいスイセンに囲まれる。



ナルキッソス(英語発音:ナーシサス)で、自分のことが大好きな「ナルシスト」の
語源とも言われているが、これだけかわいい花だと、それも大いに結構。



灘黒岩水仙郷からも、沼島が見えた。



おまけ。ともちゃんがお迎えに来る途中でみたジョウビタキ(雌)。

山に登り、神話に触れて、海を見下ろし、花をめでる。
こんな贅沢なハイキングができるなんて感激だ。


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