2009年3月21日に開幕される、第81回選抜高校野球選手権大会の出場チーム32校を決める選考委員会が23日、毎日新聞大阪本社で行われました。今年出場する32校は次の通りになりました。
北海道
鵡川 北海道 5年ぶり3度目
東北
光星学院 青森 3年ぶり4度目 花巻東 岩手 初出場
関東
慶応 神奈川 2年連続8度目 習志野 千葉 33年ぶり3度目
高崎商 群馬 3年ぶり3度目 前橋商 群馬 12年ぶり3度目
下妻二 茨城 初出場
東京
国士舘 東京 6年ぶり8度目 早実 東京 3年ぶり19度目
東海
中京大中京 愛知 2年連続29度目 掛川西 静岡 15年ぶり4度目
北信越
日本文理 新潟 2年ぶり3度目 富山商 富山 14年ぶり5度目
近畿
天理 奈良 2年連続19度目 PL学園 大阪 3年ぶり20度目
金光大阪 大阪 7年ぶり2度目 福知山成美 京都 初出場
箕島 和歌山 18年ぶり9度目 報徳学園 兵庫 2年ぶり17度目
中国
倉敷工 岡山 34年ぶり10度目 南陽工 山口 3年ぶり4度目
開星 島根 初出場
四国
今治西 愛媛 3年連続11度目 西条 愛媛 4年ぶり6度目
九州
清峰 長崎 3年ぶり2度目 神村学園 鹿児島 4年ぶり2度目
明豊 大分 2年連続2度目 興南 沖縄 26年ぶり3度目
21世紀枠
利府 宮城 初出場 彦根東 滋賀 56年ぶり3度目
大分上野丘 大分 60年ぶり3度目
関東からは早稲田実業と慶応高校が出場、早慶の付属校が同時出場するのは高校野球史上初の快挙となります。群馬からは2校出場し、前橋商業と高崎商業がセンバツの出場権を獲得。習志野は33年ぶりのセンバツ出場です。関西では、関西王者・天理が19度目、PL学園は20回目、そして箕島高校が18年ぶりに甲子園の舞台に帰ってきます。東海代表・中京大中京は出場チーム中最多の29回目、四国代表・今治西は3年連続のセンバツ出場を決めました。九州代表・興南高校は、沖縄勢の連覇に挑戦します。
初出場校は、福知山成美、下妻二高、花巻東、開星、21世紀枠の利府の5校。利府高校は春夏通じての甲子園初出場となりました。21世紀枠で選ばれたもう2校は、半世紀ぶりの甲子園で、彦根東は56年ぶり3度目、大分上野丘は60年ぶり3度目です。大分勢は明豊と上野丘の2チームが出場することに。
こういう情報が流れると、日本の野球の季節がやって来たって感じがしますね。私の地元・埼玉からは出場校は現れませんでしたが、早稲田実業と慶応が甲子園に行けることについては本当に驚きました。ぜひとも甲子園球場で早慶戦が実現してもらいたいです。18年ぶり出場の箕島高校は、センバツで3度、夏は1回と計4回の全国制覇を果たしており、79年には春夏連覇も達成しました。今の子供たちや20代のほとんどは箕島高校をたぶん知らないでしょう。最近では智弁和歌山の時代が続きましたが、古豪・箕島の復活で和歌山高校野球の勢力図が変わってきそうです。
Yahooで見ていると、PL学園に「清原2世」と呼ばれている選手がいるみたいです。勧野甲輝(かんの・こうき)選手は、1年生の夏に4番を務めたことがあり、本職の内野手以外に投手もできる選手です。プロ球界も注目されていて、阪神は3人のスカウトが視察していたらしい。もしかしたら来年のドラフト会議の注目選手として名前が挙がることだろう。出場が決まってのインタビューで「小さいころからの夢だったのでうれしい」と語れば、「清原さんの前でホームランを打ちたい」と意気込んでいました。「甲子園で輝く」という意味で名付けられた勧野選手、初めての甲子園で名前通りの活躍を見せられるのか?
第81回センバツの今後の予定は、3月13日に組み合わせ抽選会、21日から12日間の日程で開催されます。順調に行けば4月1日に決勝戦となります。ここ最近は関東勢の優勝が無いので、今度のセンバツこそは関東のチームに頑張ってほしいですね。今年も選手たちの全力プレーと劇的な名シーンがが生まれることを期待したいと思います。