日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

高校サッカー準決勝 鹿児島城西と広島皆実が決勝進出!

2009年01月11日 | soccer

第87回全国高校サッカー選手権大会は10日、埼玉スタジアム2002で準決勝が行われました。例年だと準決勝の舞台は国立競技場なんですが、今年は全国大学ラグビー選手権大会の決勝とバッティングしてしまったため、開催地が変更となりました。(ラグビーの決勝なら秩父宮でもできるはずなんだけど…)第1試合は鹿児島城西VS前橋育英、第2試合に鹿島学園VS広島皆実という組み合わせでした。この試合に勝てば12日の決勝に進出、夢の国立でプレーできる権利が与えられます。


第1試合 鹿児島城西VS前橋育英
22得点と圧倒的な攻撃力を誇る鹿児島城西、この日も大迫勇也のゴールは生まれたのか?4試合無失点の前橋育英はこれが4度目の準決勝、城西を破って悲願の決勝進出を果たしたいところ。
試合は開始から点の獲り合いとなります。まず前半1分、城西はCKから野村章悟のダイビングヘッドが決まり先制します。しかしその2分後、前橋育英はペナルティエリア手前で細かいパスを繋いで、皆川佑介の右足ミドルが決まり同点に追いつくと、10分には右サイドのクロスに米田賢生が決めて逆転に成功。さらに前橋育英は14分、代田敦資の縦パスから皆川が抜け出し、ループシュートがゴールラインを越えて3点目。3-1とリードを2点に広げます。
2点を追いかける鹿児島城西は22分、左サイドからのパスを前橋育英のGKとDFがお見合い、その間に野村が押し込んでゴール。野村はこの試合2得点、その差を1点に詰めると、43分に左サイドにいた松井駿佑のグラウンダーのクロスに大迫勇也が合わせて同点に追いつきます。ここまで前橋育英DF陣の前に封じられていた勇也にようやくゴールが生まれました。前半ロスタイム、左CKの場面で勇也が飛び込んでいくが、前橋育英の選手に当たってオウンゴール。なんとも意外な形で逆転に成功します。
後半は両チームとも決定的な場面で決められないところが続きました。後半11分、勇也が左サイドでドリブルを仕掛けた後にラストパス、これを受けた松井が狙うもポスト右に直撃。15分にも松井がシュート放つもGKに弾かれ、こぼれ球にもう一度狙うも育英GK・石川湧也が片手一本でセーブ。対する前橋育英は22分、左サイドのクロスを途中出場・小牟田洋佑に合わせようとするも、GKが先にパンチング、こぼれ球を六平光成がシュートするがポストに直撃、跳ね返ると小牟田が押し込もうとするが、城西GK・神園優が抑えました。なかなか1点が決まらないまま迎えた後半28分、城西DF・成元将平が右足ボレーを豪快に決めて5点目。試合は5-3で鹿児島城西が撃ち合いを制して決勝に進出しました。


第2試合・鹿島学園VS広島皆実
開幕戦で国立のピッチに立った鹿島学園は、この試合に勝利してもう一度国立で戦えることができるのか?3度目の正直で準決勝に進出した広島皆実、この試合も堅守で勝利を目指しました。ともに初めての準決勝、決勝に進んだのは?
序盤から広島皆実ペースで試合が進み、6分に金島悠太が右足でシュートを放ちますが、鹿島学園GK・長峰大樹が足でセーブします。35分、右サイドのクロスに佐々木進がフリーの位置からヘッドを狙いますが、鹿島DF・安芸正俊が体を張ってブロック。さらにCKから金島がゴール前でヘディングシュートを見せましたが、ボールはバーの上を越えて行きました。金島はこの後、41分にも頭で合わせるも枠を捉えられず。前半は両チーム無得点で折り返します。
後半も広島皆実ペースで進み、2度の決定的なシーンがありましたが、ゴールが遠い…。そして後半12分、右サイドのクロスに金島が押し込んでようやく先制点ゲット!金島は今大会初ゴール。何とか追いつきたい鹿島学園も反撃、小谷駿介が右サイドでクロス→エリア内で競り合い→最後は忍穂井大樹が押し込んで同点!かと思いきや判定はオフサイド…。この後も鹿島学園の反撃は続き、ロスタイムに三橋隼斗がシュートを放つもゴール右へ。結局、試合は金島の1点を守りきった広島皆実が1-0で勝利。最後まで試合を優位に進めて決勝進出を果たしました。


鹿児島城西はこの試合もゴールラッシュでした。大迫勇也選手はこの試合もゴールを決め、今大会9得点目を挙げて大会最多得点記録に並びました。2試合連続2ゴールの記録は途切れましたが、決勝では前人未到の10得点に挑戦。自らの偉業達成弾で城西の初優勝に貢献できるのか?
今回の準決勝では、勇也選手よりも目立っていた選手がいました。この試合2得点の活躍を見せた野村選手は、前半開始早々にダイビングヘッド、22分には泥臭みのあるゴールで試合の流れを変えました。後半にはハットトリックのチャンスが続きましたが、惜しくもゴールなりませんでした。それでも勝利に大きく貢献し、得点王争いでも6得点で2位に浮上。でも、勇也選手に並ぶのはちょっと厳しいか?チームはこの試合も攻撃力の違いを見せ付けて逆転勝ち。これで5試合合計27得点を記録、30得点も不可能ではありません。
広島皆実は試合開始から90分間優位に進め、金島選手のゴールで決勝に進出。鹿島学園を相手にシュート3本に抑えると、攻撃面ではシュート20本と圧倒しました。広島県勢としては山陽高校以来40年ぶり、優勝すれば41年ぶりの快挙となります。堅守でここまで1失点、決勝では鹿児島城西を相手に無失点で抑えられるのか?
12日の決勝は鹿児島城西と広島皆実高校という組み合わせに決定。どちらが勝っても初優勝となります。超攻撃の城西に対して堅守の皆実とチームのプレースタイルが全く違います。決勝でも城西の圧勝劇&大迫勇也の10ゴール目が見られるのか、それとも皆実が完封勝ちで優勝するのか?国立競技場での頂上決戦は午後2時にキックオフです。


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