日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

GIへの道はもう始まっている?~京成杯&日経新春杯~

2009年01月18日 | 競馬

今回は競馬ネタです。18日に東西で2つの重賞レースがあり、中山競馬場では3歳重賞の京成杯、京都競馬場では今年最初のGⅡレース・日経新春杯が行われました。

中山競馬のメイン・第49回京成杯(GⅢ)は、デビュー2連勝の②ナカヤマフェスタ、現在2連勝でデビュー以来連帯率100%の⑥アーリーロブスト、初遠征の⑦トゥリオンファーレ、⑤サンライズキール、中山2000mで勝った事がある⑧フサイチナガラガワなど13頭が出走。中山芝2000m、皐月賞と同じ距離で争われ、ここで勝てば今後につながるだろうこのレース、道中で波乱含みのレースとなりました。
レースはスタートから⑪モエレビクトリーが先頭に立つと、2番手との差を4馬身に広げます。2番手にアーリーロブスト、サンライズキールが3番手、ナカヤマフェスタは、⑬セイクリッドバレーと並走する形。向正面で前が詰まってしまうと順位を下げ、フサイチナガラガワと並走する状態に。残り600mを切り、各馬が追い上げに入ろうとした瞬間にアクシデント発生。サンライズキールが馬体故障を発生すると、吉田隼人騎手が落馬。最後の直線に入り、モエレビクトリーがまだ逃げ粘るが、外側から⑫サトノエクスプレス、間からナカヤマフェスタが追い詰めるが、残り100mを切ったところでアーリーロブストがかわして1着でゴール。ナカヤマフェスタはわずかに届かず2着、先行していたモエレビクトリーが3着に入りました。
レースは審議となりましたが、到達順位で確定。アーリーロブストが3連勝で重賞制覇、連帯率も100%をキープしています。鞍上の福永祐一騎手は2週連続重賞制覇です。ナカヤマフェスタは不利などもあって2着惜敗、デビューからの連勝記録もストップしました。3番人気のトリフォンファーレは見せ場無く7着、3,4コーナーで落馬したサンライズキールは、右第1指関節開放性脱臼で予後不良となってしまいました。吉田隼人騎手は頭部外傷、左肘部挫創のケガを負いました。落馬したときは頭部強打、ヘルメットが外れてしまう程の危険な落ち方だったので、ちょっと容態が心配ですね。


京都の日経新春杯は、有馬記念2着馬のアドマイヤモナークが登場。昨年もこのレースを制覇しているので、連覇に期待がかかりました。他にも未勝利から4連勝で重賞初挑戦のヒカルカザブエ、鳴尾記念2着・ナムラマース、エリザベス女王杯4着・マイネレーツェルなどが参戦してきました。
スタート後の先行争いで、⑩テイエムプリキュアが鼻に立って逃げて行き、①ヒカルカザブエは10番手、隣には⑦タガノエルシコがマークし、⑪マイネレーツェルは12番手、13番手に⑧ナムラマース、その後ろに⑮アドマイヤモナークが追走。上位人気勢は中段から後方の位置につけるなか、先頭を行くプリキュアは、外回り3コーナーの坂の頂上で2番手集団に3,4馬身以上と大きく差を離し、最後の直線でも独走態勢で一人旅、2番手以降の猛追を尻目に先頭でゴールイン!テイエムプリキュアが復活Vで有終の美を飾りました!
レース前は無印的存在のテイエムプリキュアが、アドマイヤモナークやヒカルカザブエの人気馬を抑えて逃げ切り勝ち。2着のナムラマースに3馬身以上の差をつける内容で、ラストランで劇的勝利を飾りました。4番人気のタガノエルシコが3着入線、2番人気のアドマイヤモナークは5着、1番人気のヒカルカザブエは7着、マイネレーツェルは15着惨敗に終わりました。
テイエムプリキュアに騎乗した荻野琢真騎手はデビュー3年目で嬉しい重賞初制覇、おまけに今年初勝利というなんともラッキーな1日となりました。荻野騎手の積極的な大逃げ策、上位人気の馬があまり前に行かなかった、49㎏の最軽量が功を奏したんでしょう。普通の馬だったら3コーナー辺りで馬群に沈み、最後の直線で失速してビリになるのに、この日のプリキュアは勝負根性が良かったです。もし低迷期に入っていなかったら、同期のカワカミプリンセス、1歳年下のウオッカやダイワスカーレットのライバルになっていたと思います。これで最高の形で引退、陣営も嬉しくてホッとしているかもしれません。

来週は中山でアメリカジョッキークラブカップ、京都ではダート重賞の平安ステークスが行われます。AJC杯ではアルナスライン、ドリームジャーニー、エアシェイディが出走予定となっています。フェブラリーステークスの前哨戦・平安Sは、サンライズバッカス、サカラート、マコトスパルビエロといった馬が登録しています。
さて、昨年の有馬記念を制したダイワスカーレットの2009年の初戦が決まり、フェブラリーSに参戦することになりました。グランプリホースがダートを走ることなんてあり得ないと思っている方も多いでしょうが、ドバイに挑戦するために選んだんだそうです。ドバイでも芝のGIレースはあるんですが、あくまでもワールドカップにこだわるつもりのスカーレット陣営、初めてのダートでどんな走りを見せてくれるのか?ダイワスカーレットにとっては今後を占うレース、勝てばワールドカップ、ダメなら芝に変更or白紙撤回となるでしょう。今年のフェブラリーステークスは、カネヒキリ、ヴァーミリアンとの3強対決で盛り上がりそうです。


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