日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

都議選振り返り&ついに衆議院解散へ

2009年07月14日 | Weblog
麻生首相が遂に決断しました!13日の午後に開かれた政府・与党連絡会議、来週の7月21日に衆議院を解散、8月末に総選挙を行う方針を示しました。前日の東京都議会議員選挙で自民党が歴史的惨敗、「麻生降ろし」の声が高まる中での解散総選挙は厳しい戦いを強いられそうです。


12日に投開票が行われた都議会選挙では、定員数が127に対し221人が立候補。投票率は54.49%と前回より10%以上アップ。午後8時での出口調査で、「民主党の第一党確実」、「自公過半数は微妙」と報じられました。選挙の結果は民主党が前回の34議席から20議席増加の54議席を獲得。自民党は38議席で前回より10議席減。公明党は23名の候補者が全員当選。日本共産党は8議席で民主党の躍進の前に完敗。地域政党の「生活者ネットワーク」も議席を減らしました。宗教団体「幸福の科学」が母体の新党・幸福実現党は10人が出馬しましたが、全ての選挙区で最下位と言う結果に。
最終的には、与党61議席VS野党66議席で与党が過半数割れ。国政より先に与野党が逆転が起きました。自民党の38議席は過去最低で、44年前の1965年と同じ数字です。民主党は都内の42選挙区中38選挙区でトップ当選を果たし、足立・中野・板橋・墨田など7選挙区で1,2フィニッシュ。世田谷選挙区では民主候補者が上位3位独占しました。「自民VS民主」の1人選挙区対決は、民主が6勝1敗で圧勝。千代田区では26歳の栗下さんが自民党の東京都連幹事長・内田さん(70歳)を破って世代交代を実現。自民は島部選挙区の川島さんただ1人。川島さんはかつて東京都議会の議長を務めた人です。
一夜明けた13日、石原慎太郎東京都知事は今回の選挙を振り返り、与党が過半数を割れたことについては「総選挙の前相撲にされて大変迷惑だ」、民主党の躍進には「異常で浅薄な選挙」だと不満をぶちまけていました。石原知事は選挙期間中に自民候補者の応援遊説に駆けつけていたみたいです。でも今回は東京以外の地方選挙で自民が推薦した候補者が続々と負けている、麻生内閣の支持率も低下している、政治の流れが民主に傾いていたんだから文句言ってもしょうがないと思います。与野党が逆転した事で、今後の都政や2年後の都知事選にも影響を与えるかもしれません。

国政選挙があった年の都議選はその後に関係しています。1993年は日本新党が躍進→総選挙でも勝利して約40年続いた「55年体制」が崩壊して政権交代実現。2001年は小泉フィーバーで自民が勝利し、参議院選で歴史的大勝を果たしました。今回は民主が躍進したから、総選挙でも民主が第1党&自民党惨敗で与党過半数割れみたいになりそうな予感がします。
解散を決意した事で「やっと決意したか」という気持ちです。都議選の結果次第では解散を切りだすだろうと考えていたので、予想通りだなと思います。自民党の議員からは「国政とは関係ない」と言ってるけど、やはりショックは隠しきれないでしょうね。その数時間後に民主党ら野党は麻生内閣の不信任案を提出したみたいですが、否決される事は確実。でも自民党内から造反する議員が出てきそうだ。
今度の総選挙には、東国原宮崎県知事が出馬の意向を示していたみたいですが、世論の厳しい声や師匠のビートたけしも怒っていたから、国政進出は断念しそう。県知事の仕事を全うしてから国政に進んだ方がいい。投票日の8月30日は夏休み最後の日曜日。民主党が悲願であった政権奪取が実現するのか?民主が一度政権を握るというのもある意味面白いけど、長続きするかどうかはわかりません。有権者の皆さん、30日は選挙に行きましょう!



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